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資料2

教育の目標を達成するために総合的かつ計画的に実施すべき施策
(たたき台素案)



確かな学力の向上と
一人ひとりの能力・才能の伸長と創造性の育成


1.政策目標として考えられる事項の例
    「確かな学力」とは・・ (1)基礎的・基本的な内容の確実な習得
(2)自ら学び、自ら考える力を身に付けさせる

【政策目標の例】
 ○  中学校卒業時に、学習指導要領の目標の標準的な学習到達レベル以上を達成できるようにする。(このため具体的な数値目標を設定する)
   
 ○  高等学校卒業時に、学習指導要領の目標の標準的な学習到達レベル以上を達成できるようにする。(このため具体的な数値目標を設定する)
   
 ○  生涯にわたって学習していく基礎となる学ぶ意欲を持った子どもを育てる。
   
 ○  小・中・高それぞれの段階で国語力を高める。
   
 ○  高等学校を卒業すれば、英語で日常会話ができることを目指す(英語以外の外国語も可。大学卒業時には、仕事で英語が使えるようになることを目指す。)
   
 ○  科学技術創造立国の基礎となる数学、理科・科学技術に興味・関心を持つ子どもの数を増やす。
   
 ○  高等学校を卒業すれば、コンピュータやインターネットの活用などの情報を適切に活用できることを目指す。
   
 ○  高等学校卒業までにスポーツ活動、文化活動、社会奉仕体験活動、ものづくりなどの一つの分野で自信を持つことができるようになることを目指す。
   
 ○  児童生徒に望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせる。
   
 ○  トップレベルの学力(例えば、PISA(OECD調査)のレベル5)を持つ子どもの割合や、将来国際社会において活躍、貢献するリーダーとなりうる子どもを増やす。
   
 ○  ゆっくり学ぶ子どもに対する指導を手厚くする。
   
 ○  障害がある子どもに対する指導を手厚くし、能力を最大限伸ばす。
 
2.政策目標の実現のために取り組む施策の例
 ○  少人数授業や習熟度別指導など、個に応じたきめ細かな指導が可能となるため の教育環境の充実
 具体的には、
          ・ 教員配置の改善  
発展的・補充的な学習の充実のための指導方法・教材の開発  
教育施設・設備の整備    など
   
 ○  各学校段階において、子どもたちの学習達成度を多面的、継続的に把握するための確かな学力の評価システムの確立
   
 ○  読書教育の推進
・学校図書館資料の計画的な整備
   
 ○  英語など外国語教育の改善
・ネイティブ・スピーカーの活用
・小学校の総合的な学習の時間における国際理解教育の推進
   
 ○  理科教育の推進 
・理数系教育に重点を置いた高等学校及び中高一貫教育校でのカリキュラム開発
・大学や研究機関等との効果的な連携等の推進
   
 ○ IT教育の推進
・コンピュータやLAN等の整備
・教員の情報リテラシー研修の充実
   
 ○  生徒の多様な実態に対応した後期中等教育の多様化の推進
・中高一貫教育校や総合学科の設置の促進など
   
 ○  魅力ある専門高校の整備及び、各学校段階を通じたキャリア教育の推進
・高等学校でのインターン・シップの推進など
   
 ○  学校段階や学校内外を越えた学習を可能にする環境の整備
・高等学校・大学の連携や学校外での学修の認定など
   
 ○  障害のある児童生徒の可能性を最大限に伸ばし、自立し社会参加するための力を培う観点からの、一人ひとりのニーズに応じた教育の推進

など
 
 

3.指標について

   計画では、目標の指標化が可能なものについては、具体的な指標を設定するよう努める。  

豊かな人間性と健やかな体の育成  

1.政策目標として考えられる事項の例

「豊かな人間性」とは、
      ○  自律心、自己抑制力、責任感
 社会の基本的なルールの遵守などの規範意識、正義感などの基本的な倫理観
 他人を思いやる心や社会貢献の精神
 美しいものや自然に感動する心、自国の伝統・文化を尊重する心    など
【政策目標の例】
 ○  幼児期から各段階に応じ成人するまでに、自律心、責任感、正義感などの基本的な倫理観や、社会の基本的なルールの遵守等の規範意識等を身に付ける。
   
 ○  高等学校卒業時までにボランティアなど社会奉仕体験活動を一定期間経験し、社会貢献の精神を身につける。
   
 ○  自国の伝統や文化を尊重する心、他者との共生や異質なものへの寛容の心を身に付ける。
   
 ○  いじめ、校内暴力のない明るく充実した学校生活の実現を目指す。
   
 ○  正しい生活習慣やスポーツ活動により、体力・運動能力を向上させ、健康な心身を保つ。


2.政策目標の実現のために取り組む施策の例


 ○  幼稚園から高等学校までの道徳教育の充実
・学校における地域の人材の活用
・子ども自ら道徳について考える教材の作成
   
 ○ 学校内外を通じた社会奉仕体験活動の充実
・学校での体験活動(学校教育全体を通じた体験活動の促進、単位認定の促進等)
・学校外での体験活動(学校週5日制を活用した体験活動の促進など)
   
 ○ 我が国の伝統や文化に関する教育の推進
・小・中・高等学校を通じて、武道・華道・茶道などの我が国の伝統や文化に触れる活動を複数体験
   
 ○ 問題行動等への取組の充実
・学校における教育相談体制の充実
(スクールカウンセラー等の中学校への配置など)
・出席停止制度の適切な運用と出席停止中の児童生徒など問題行動を起こす子どもへの支援(地域におけるサポートチーム等の体制の整備など)
   
 ○ 家庭教育に対する支援
・家庭教育に関する学習機会の充実
・親に対する相談体制の整備
・子育て支援ネットワークの充実
   
 ○ 地域の環境づくり
・地域での実践活動への支援
・有害情報、薬物乱用などから子どもを守る取組
   
 ○ スポーツ活動、健康教育の充実
・地域の人材の活用など地域社会との連携を通じたスポーツ活動の充実

など
 
 
3.指標について

   計画では、目標の指標化が可能なものについては、具体的な指標を設定するよう努める。



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