別添

子どもの心身の健康、安全の確保に関する課題について

1.文部科学大臣諮問

 近年、子どもたちを取り巻く生活環境が変化する中、子どもが健やかに成長する上での様々な課題とその検討の方向性について、平成19年3月に文部科学大臣から中央教育審議会に諮問。

子どもたちを取り巻く現状と課題

○学校安全

 通学路を含めた学校の内外において子どもが犠牲となる事件・事故が生じており、地域ぐるみで子どもの安全を守り、安心して育つことのできる生活環境を作っていくことが求められる。

○健康教育(学校保健)

  メンタルヘルスに係る課題やアレルギー疾患など子どもの心と体にわたる様々な健康問題が生じており、学校における取組の充実が求められている。

○食育・学校給食

 朝食欠食・偏食・孤食など子どもの食生活の乱れがみられ、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を育むことを目的とする食育に、学校が積極的に取り組むことが求められている。

検討の方向性

  1. 養護教諭や栄養教諭を中核としつつ、全教職員のそれぞれの役割及び相互の連携の在り方を明確にし、学校全体での取組体制を整備する必要があるのではないか。
  2. 地域の専門家や関係機関の知見や能力を最大限活用し、保護者との連携を強化する取組や体制を一層強化・整備する必要があるのではないか。

(平成19年3月文部科学大臣諮問「子どもの心身の健康を守り、安全・安心を確保するために学校全体としての取組を進めるための方策について」から抜粋)

2.中央教育審議会における審議・検討

 現在、スポーツ・青少年分科会学校健康・安全部会において審議が行われているところであり、中間報告を経て、平成19年中を目処に答申を頂く予定である。

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