資料2 第3期大学分科会の審議経過

1.大学分科会(会議開催:11回 委員懇談会:1回)

第48回

日時

 平成17年4月18日(月曜日)

議題

  • (1)分科会長の選任等について
  • (2)これまでの大学分科会の審議状況等について
  • (3)認証評価制度について
  • (4)当面の審議の進め方及び部会等の設置について
  • (5)自由討議

第49回

日時

 平成17年5月18日(水曜日)

議題

  • (1)新時代の大学院教育の展開(中間報告)(案)について
  • (2)自由討議

第50回

日時

 平成17年6月22日(水曜日)

議題

  • (1)第3期大学分科会の当面の検討課題等について
  • (2)認証評価機関の認証について
  • (3)新時代の大学院教育(中間報告)について

第51回

日時

 平成17年7月14日(木曜日)

議題

  • (1)新時代の大学院教育(中間報告)について
  • (2)第3期大学分科会の当面の検討課題例について
  • (3)部会の設置について

第52回

日時

 平成17年8月25日(木曜日)

議題

  • (1)「新時代の大学院教育」(答申)(案)について
  • (2)「我が国の高等教育の将来像」(答申)を受けた制度改正について

第53回

日時

 平成18年3月2日(木曜日)

議題

  • (1)第3期大学分科会の各部会等の審議状況及び平成18年度予算案について【報告】
  • (2)大学設置基準等の改正について(答申)(案)【審議】
  • (3)大学の設置等の認可申請・届出に係る手続き等に関する制度改正に向けた検討状況について【報告】
  • (4)大学院教育振興施策要綱の策定等に向けた検討状況について【報告】

第54回

日時

 平成18年4月21日(金曜日)

議題

  • (1)我が国の大学の競争力強化と国際展開について
    【意見発表】 「ICUの国際戦略」(国際基督教大学副学長 森本光生氏)
    「早稲田大学の国際化」(早稲田大学常任理事 小口彦太氏)
  • (2)大学院教育振興施策要綱について【報告】
  • (3)「21世紀COEプログラム」の検証結果について【報告】
  • (4)大学設置基準等の改正について【報告】
  • (5)大学の設置等の認可申請・届出に係る手続等の改正について【報告】
  • (6)年次計画履行状況調査の結果等について【報告】

第55回

日時

 平成18年5月22日(月曜日)

議題

  • (1)我が国の大学の競争力強化と国際展開について
    【意見発表】 「未来創造に貢献する大学像」(立命館アジア太平洋大学長 Monte CASSIM氏)
  • (2)ポスト「21世紀COEプログラム」について

第56回

日時

 平成18年7月24日(月曜日)

議題

  • (1)我が国の大学の競争力強化と国際展開について
  • (2)中央教育審議会答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」

第57回

日時

 平成18年10月2日(月曜日)

議題

  • (1)教職大学院の創設について
  • (2)医学部の入学定員について
  • (3)「大学院教育振興施策要綱」のフォローアップについて
  • (4)認証評価機関の認証について

第58回

日時

 平成18年12月25日(月曜日)

議題

  • (1)認証評価機関の認証について
  • (2)教職大学院(専門職大学院設置基準の改正)について
  • (3)医学部の今後の入学定員の在り方について
  • (4)学士課程教育の在り方について

【委員懇談会】

日時

 平成19年1月29日(月曜日)

議題

  • 大学分科会におけるこれまでの審議経過に関する総括的な意見交換

2.制度部会(会議開催:8回)

第1回

日時

 平成18年2月15日(水曜日)

議題

  • (1)部会長の選任等
  • (2)大学設置基準等の改正についての意見交換
  • (3)自由討議(制度部会の検討課題 等)

第2回

日時

 平成18年4月13日(木曜日)

議題

  • (1)大学設置基準等の改正について【報告】
  • (2)大学の設置等の認可申請・届出に係る手続等の改正について【報告】
  • (3)年次計画履行状況調査の結果等について【報告】
  • (4)設置基準や設置審査における視点の明確化について【意見発表】佐藤弘毅臨時委員
  • (5)国境を越えて提供される高等教育の質保証について【報告】
  • (6)大学院教育振興施策要綱について【報告】

第3回

日時

 平成18年5月23日(火曜日)

議題

  • 「大学の質」保証の在り方について 米国・欧州の質保証システムの現状について
  • 【意見発表】
    • 「アメリカにおける大学の質保証と近年の動向」(舘昭専門委員)
    • 「欧州の質保証システムの動向」(米澤彰純専門委員)

第4回

日時

 平成18年6月30日(金曜日)

議題

  • 認証評価の現状と課題について
  • 【意見発表】
    • 「大学基準協会の評価の現状と課題」(財団法人大学基準協会 相互評価委員会委員長 生和秀敏氏)
    • 「認証評価制度の2年余を振り返る」(財団法人大学基準協会 専務理事 やな井道夫氏)
    • 「評価文化形成に向けて」(財団法人短期大学基準協会 第三者評価委員会委員長 関根秀和氏)

第5回

日時

 平成18年7月12日(水曜日)

議題

  • 経営面の審査・評価等の現状と課題について
  • 【意見発表】
    • 「大学全体の質保証について」(学校法人活性化・再生研究会座長、法政大学学事顧問 清成忠男氏)
    • 「経営面の審査・評価の現状と課題について」(黒田壽二臨時委員)

第6回

日時

 平成18年10月6日(金曜日)

議題

  • 教員の役割とファカルティ・ディベロップメント等について
  • 【意見発表】
    • 「教員の役割とFD等について」(国際基督教大学名誉教授 絹川正吉氏)
    • 「実務家教員のあり方と大学ADの育成」(東京大学先端科学技術研究センター特任教授 妹尾堅一郎氏)

第7回

日時

 平成18年11月17日(金曜日)

議題

  • 教員の養成とファカルティ・ディベロップメント等について
    【意見発表】
    • 「大学教員の教育力の向上」(桜美林大学大学院国際学研究科教授 潮木守一氏)
    • 「英国における大学教員の教育力向上策」(新潟大学大学教育開発研究センター助教授 加藤かおり氏)

第8回

日時

 平成18年12月14日(木曜日)

議題

  • 教育の質保証をめぐる諸課題について

3.大学教育部会(会議開催:9回)

第1回

日時

 平成18年2月13日(月曜日)

議題

  • (1)部会長の選任等
  • (2)自由討議(大学教育部会の検討課題 等)

第2回

日時

 平成18年3月16日(木曜日)

議題

  • 意欲ある学生を社会に送り出すための各種の支援方策について
  • 【意見発表】
    • 「東北大学の学生支援の現状と今後」(東北大学理事 菅井邦明氏)
    • 「早稲田大学における学生支援」(早稲田大学学生部長 岩井方男氏)
    • 「千葉工業大学キャリア形成支援プログラム」(千葉工業大学学生部長 宮川博光氏)

第3回

日時

 平成18年4月14日(金曜日)

議題

  • 意欲ある学生を社会に送り出すための各種の支援方策について
  • 【意見発表】
    • 「企業が求める学生像考察例」(黒田薫専門委員)
    • 「若年労働市場の変化と大学教育の課題」(小杉礼子専門委員)
    • 「大学教育の「職業的意義」について」(本田由紀専門委員)

第4回

日時

 平成18年5月15日(月曜日)

議題

  • 留学生交流の現状と課題について
  • 【意見発表】
    • 「我が国の留学生政策の方向性」(東京医科歯科大学歯学総合研究科教授 江藤一洋氏)
    • 「私立大学の留学生戦略」(立命館大学理工学研究科教授 谷口吉弘氏)

第5回

日時

 平成18年6月6日(火曜日)

議題

  • 留学生交流の現状と課題について
  • 【意見発表】
    • 「優秀で意欲のある留学生の確保方策等について」(広島大学副学長 二宮皓氏)
    • 「アジア諸国の留学生政策と日本の大学」(一橋大学留学生センター教授 横田雅弘氏)

第6回

日時

 平成18年7月18日(火曜日)

議題

  • 学生に対する経済的支援の現状と課題について
  • 【意見発表】
    • 諸外国における授業料と奨学金制度改革」(東京大学大学総合教育研究センター助教授 小林雅之氏)
    • 「日本学生支援機構の奨学金事業が有する経済社会的効果 -大学進学に注目して-」(国立大学財務・経営センター助教授 島一則氏)

第7回

日時

 平成18年10月6日(金曜日)

議題

  • 学士課程の教育内容・方法の改善について
  • 【意見発表】
    • 「学士課程教育のカリキュラムのあり方」:(神戸大学学長補佐・大学教育推進機構教授 川嶋太津夫氏)
    • 「学士課程の教育方法(授業改善・評価等)の在り方」(東海大学理学部教授・教育研究所所長 安岡高志氏)
    • 「法科大学院制度の創設を踏まえた法学部教育の改革」(土井真一専門委員)

第8回

日時

 平成18年11月8日(水曜日)

議題

  • 高等学校との接続の改善について
  • 【意見発表】
    • 「大学入学者選抜の改善」(東北大学大学院教育学研究科長 荒井克弘氏)
    • 「初年次教育の現状と課題 -“移行”問題を中心に-」(関西国際大学学長 濱名篤氏)

第9回

日時

 平成18年12月1日(金曜日)

議題

  • 学士課程教育の在り方について

4.大学院部会(会議開催:8回)

第30回

日時

 平成17年3月28日(木曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

第31回

日時

 平成17年4月14日(木曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

※上記下線 この間、人社系WG,理工農系WG,医療系WGを各1回開催

第32回

日時

 平成17年5月12日(木曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

第33回

日時

 平成17年7月7日(木曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

第34回

日時

 平成17年8月2日(火曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

第35回

日時

 平成18年2月22日(水曜日)

議題

  • 大学院の機能強化について

第36回

日時

 平成18年9月28日(木曜日)

議題

  • (1)大学院教育振興施策要綱のフォローアップについて
  • (2)教職大学院制度の創設について

第37回

日時

 平成19年1月18日(木曜日)

議題

  • (1)大学院教育振興施策要綱のフォローアップについて
  • (2)専門職大学院における諸課題について

大学分科会 第1期から第3期までの成果

(1)答申等の状況について

  答申 改正事項 現状・備考
平成14年 2月 大学等における社会人受け入れの推進方策等について(答申)
近年,ニーズが増大している大学等における社会人の学習需要に対応するため,長期履修学生制度,専門大学院1年制コース,通信制博士課程の制度化等について提言。
  • 長期履修学生制度の導入(平成14年3月)
  • 平成16年度 学部:650校,15,439人
  • 大学院:444校,3,482人
  • 専門大学院1年制コースの制度化(平成14年5月)
  • → 専門大学院は専門職大学院に発展的移行(平成15年4月から)
  • 通信制博士課程の制度化(平成14年3月)
  • → 私立:8大学(9研究科10専攻)で設置(平成19年度開設予定を含む)
平成14年 8月 大学の質の保証に係る新たなシステムの構築について(答申)
国による事前規制を最小限のものとし,事後チェック体制を整備するとの観点から,大学の設置認可の緩和や第三者評価制度の導入等による,教育研究の質を保証するシステムの構築について提言。
  • 学部・学科等の設置認可の対象を限定し,届出制を導入(平成15年4月)
  • → 平成18年度開設482件中356件が届出による設置
  • 大学設置の抑制方針を撤廃(平成15年4月)
  • → 医師,歯科医師,獣医師,船舶職員の養成に係る学部については,抑制を継続
  • 新たな第三者評価制度を導入(平成16年4月)
  • → すべての国公私立大学(約1,200大学)が,定期的に認証評価機関による評価を受け,改善に反映(平成17年度末までに,117大学について実施)
  • 法令違反状態の大学に対する是正措置制度を導入(平成15年4月)
  • → 1件に対して改善勧告(平成19年1月)
平成14年 8月 大学院における高度専門職業人養成について(答申)
大学院における高度専門職業人養成を一層促進するため,実践的な教育を行う専門職大学院制度の創設について提言。
  • 専門職大学院設置基準の制定,専門職大学院の開設(平成15年4月)
  • → 149校(平成19年度解説予定を含む[うち法科大学院74校])
平成14年 8月 法科大学院の設置基準等について(答申)
司法制度改革・大学改革を受け,新たな法曹養成制度の中核としての法科大学院の実現のため,制度設計に直接かかわる設置基準,学位,入学者選抜等について提言。
  • 専門職大学院設置基準の制定(平成15年4月),法科大学院の開設(平成16年4月)
  • → 74校(平成19年度開設予定を含む)
平成15年 12月 新たな留学生政策の展開について(答申)
昭和58年に策定された「留学生受入れ10万人計画」の目標が達成される見込みとなったことや,留学生の急増に伴う留学生の質への懸念などを背景に,留学生交流の拡大と質の向上を目指した新たな留学生政策の基本的方向や具体的な施策等について提言。
  • 日本学生支援機構設立(平成16年4月)等,留学生や大学等に対する支援体制の強化
  • 日本学生支援機構の国際交流会館など公的留学生宿舎において外国人留学生と日本人学生との交流を推進
  • 適切な入学者選抜,在籍管理の徹底など留学生の質の確保に留意した指導を実施
  • → 約11万8千人の外国人留学生を受入れ(うち国費外国人留学生9,869人)(平成18年5月現在)
平成16年 2月 薬学教育の改善・充実について(答申)
医薬分業の進展,医療技術の高度化などを背景に,今後,薬剤師にはより高い資質が求めれられていることから,大学における薬剤師養成のための薬学教育の修業年限の延長等について提言。
  • 薬剤師養成のための学部について,修業年限を4年から6年に延長(平成18年4月)
  • → 6年制薬学部の設置状況:72校(平成19年度予定を含む)
平成17年 1月 我が国の高等教育の将来像(答申)
中長期的(平成17年(2005年)以降,平成27年(2015年)~平成32年(2020年)頃まで)に想定される我が国の高等教育の将来像と,その内容の実現に向けて取り組むべき施策について提言。
  • 教員分野に係る大学設置等の抑制方針を撤廃(平成17年4月)
  • → 教員分野に係る大学・学部等の設置又は収容定員増 平成18年度:7大学平成19年度:3大学
  • 高等専門学校の単位の計算方法の見直し(平成17年9月)
  • → 新たな単位計算方法を導入した高専(一部学科を含む)35校(全高専64校)(平成18年度)
  • 4年制専門学校の修了者に対する大学院入学資格の付与(平成17年9月)
  • 短期大学卒業者への学位授与(平成17年10月)
  • → 指定された専修学校の専門課程(4年制)は227件(平成19年1月現在)
  • 大学の教員組織の整備(准教授,助教の新設等),講座制度の撤廃 等(平成19年4月)
  • → 各大学において学内規程の整備等の準備中
  • いわゆる医師不足県等における医学部の期間を付した定員増の容認(平成20年度からの最大10年間)
  • → 青森,岩手,秋田,山形,福島,新潟,山梨,長野,岐阜,三重の10県に所在する大学と自治医科大学
平成17年 9月 新時代の大学院教育-国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて-(答申)
国際的な水準での大学院の教育研究機能のさらなる強化の必要性について,教育の課程の組織的展開の強化による「大学院教育の実質化」と大学院評価の確立や世界的な教育研究拠点の形成支援等を通じた「国際的な通用性,信頼性の向上」について提言。
  • 「大学院教育振興施策要綱」の策定(平成18年3月)
  • 1.世界最高水準の卓越した教育研究拠点形成と大学院教育の抜本的強化(平成19年度予定額:425億円)グローバルCOEプログラム大学院教育改革支援プログラム21世紀COEプログラム「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
  • 2.大学院の課程における人材養成目的の明示,FDの義務化,成績評価基準の明示等(平成19年4月)

(2)検討課題について

検討課題 検討状況 備考
大学分科会
  • 総括的事項の審議や各部会等の審議の集約
  • 大学の競争力の強化と国際展開をめぐる諸課題について討議。今後,各部会等と連携をとりつつ引き続き審議予定。
 
制度部会
  • 教育の質保証の在り方等について
  • 大学設置基準等の見直し,認証評価制度の確立,大学教員の教育力の向上等の方策について審議中。今後更に審議予定。
 
大学教育部会
  • 学士課程教育の在り方について
  • 学士課程(学部)について,養成する資質・能力,教育内容・方法,高等学校との接続の改善方策などについて審議中。今後更に審議予定。
 
大学院部会
  • 大学院教育の在り方について
  • 平成17年9月に「新時代の大学院教育(答申)」をとりまとめ,フォローアップを実施。専門職大学院の在り方に関する審議に着手。今後更に審議予定。
 

 ※ その他に,「評価機関の認証に関する審査委員会」,「法科大学院特別委員会」において,それぞれ評価機関の認証等について審議

お問合せ先

高等教育局高等教育企画課高等教育政策室

(高等教育局高等教育企画課高等教育政策室)