一般財団法人大学教育質保証・評価センターへのコメント

○ 認証評価の作業過程で明らかとなった課題や、評価者・受審大学へのアンケート等に示された検討項目などを網羅的に収集するデータベースである「フィードバック・ノート」を作成していることは優れている。
○ 実地調査では、大学教職員のほかに学生やステークホルダー等が参加する評価審査会を開催し、特色ある教育研究の進展等の重要なテーマについて意見聴取を行うなど、「参加型評価」を実施していることは優れている。
○ 会員校数が設立当初の見込みよりも上回る等、予定や見込みと異なる状況が判明した場合にそれを財務計画に反映する等、計画の実効性を高める取組が期待される。
○ 評価基準が簡素であることそれ自体が問題とまでは言えないが、評価結果が各評価基準の文言どおりに記述されている。そのため、評価の結論に至った経緯がわかりにくく、判断やその根拠を明瞭に示すことが期待される。
○ 評価にあたっては、大学の自己評価書をもとに書面調査を行うことが基本であり、概要であるポートフォリオのみならず、大学が提出した資料名の公表等、評価の根拠がより明確になるような改善が期待される。
○ 受審大学との関係においては、第三者評価機関としての独立性に留意することが求められる。

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