資料2 「我が国の高等教育の将来像(審議の概要)」について(社団法人 日本経済団体連合会)
2004年11月4日
日本経団連教育問題委員会
企画部会長 宇佐美 聰
- はじめに
- グランドデザインの中で示していただきたい点
- (1)高等教育機関とはどのような存在か一層明確にすること
- 21世紀の日本をつくり、支える人材を育成する
- 知を創造し、継承をする
- 社会と知的・人的交流をする「開かれた存在」である
→ これらの役割を踏まえ高等教育機関は何をし、国はどう支援するか
→ 教育機能と研究機能の書き分け
- (2)社会が求める人材像とその育成に向けた教育のあり方を明示すること
- どのような付加価値をつけるのか
- 初等中等教育との関係
- 「企業が求める人材像についてのアンケート結果」(本年7~8月実施)
企業が求める人材像、企業が大学や大学院に対し何を期待するかを調査
- 事務系人材:思考力の訓練を強く希望、大学教育への期待は多様
- 技術系人材:コアとなる専門知識の伝授、思考訓練や周辺領域の基礎教育
- 実社会とのかかわりを意識させる教育を希望
- 事務系人材の育成面で、企業の期待と大学の取り組みに齟齬
- これからの高等教育政策について
- (1) 「多様性」の観点から
- 株式会社立大学や外国大学の参画
- 産業人や外国人など外部人材の教員登用
- (2) 「競争」の観点から
- 基盤的経費助成から競争的資金配分へと重点を移行
- バウチャー制度の導入
- (3) 「評価」の観点から
- 認証評価だけでなく、教育活動や研究活動の評価が必要
- 教員への評価制度導入、評価結果の活用と情報提供を期待
- 産業界の取り組み
以上
提出資料
- 21世紀を生き抜く次世代育成のための提言(2004年4月公表)
- 企業の求める人材像についてのアンケート結果
- 新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章(2004年10月19日公表)
以上