今後の大学院の果たすべき役割について
今、社会から大学院に何が問われ、今後の大学院は、何を果たすべきかについて審議した。
課程制大学院制度と各課程の位置づけについて
教育の課程を提供する場としての我が国の大学院制度の趣旨を再認識し、それぞれの課程の役割・目的等を基本とし、大学院教育の実質化を図るためには、まず、各課程は、どのような役割・位置づけを果たすべきかについて審議した。
今後の大学院規模の全体の方向性について
大学院の規模の面において、全体として現状はどのような傾向にあるのか、その方向性をどのように捉えるかについて審議した。
次に、これまでの大学院教育の課題を再整理し、今後の学問分野別の審議等で、集中的に審議すべき重要課題を事項ごとにまとめた。
更には、大学院教育の実質化を図るための改革支援方策の基本認識など、基本的な方向性を整理した。
大学院教育の質を抜本的に向上するための課題について
大学院教育の質の向上についてのこれまでの主な課題と改革に関するレビューを行い、現状を踏まえた大学院教育の実質化のための重要課題を整理した。更に、学問分野毎に置かれている状況が異なることも考慮し、今後の学問分野別の審議において重点的に審議するべき事項も併せて具体化した。
人材養成の観点からの大学院の機能について
視点4の重要課題の整理に沿って、大学院に求められる機能の本質である人材養成の観点から、求められる人材の具体化と、必要な教育機能について審議した。
大学院教育と学部教育、大学以外の専門教育との関係について
大学院教育の実質化のための大学院組織について
その他、大学院教育の実質化を図るに当たっての基本的な整理として、大学院教育と学部教育等との関係、大学院組織のあり方に関して、その基本的な方向性について審議した。
大学院教育改革のための支援方策の基本的方向について
大学政策の重要課題である大学院教育の実質化のためには、今後どのような改革支援方策を展開するべきか、その基本的な方向性について審議した。
大学院固有の事項として、その課程を修了した者に授与するものとされる学位制度について、その基本的な認識の再整理を行いつつ、大学院教育の実質化を図る観点から、必要な審議を行った。
学位の相互関係等の明確化、学位授与の促進、及び論文博士制度の在り方について
学位授与(大学院)へのユニバーサルアクセスの拡大について
高等教育局高等教育企画課高等教育政策室
-- 登録:平成21年以前 --