中央教育審議会大学分科会(第187回) 議事要旨

1.日時

令和7年12月15日(月曜日)~19日(金曜日)

2.場所

書面審査

3.議題

  1. 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法に規定する助成業務の実施に関する基本的な指針(案)について

4.出席者

委員

(書面による意見聴取を行った委員)
吉岡分科会長、橋本副分科会長、和田副分科会長、安孫子委員、伊藤委員、田中委員、冨永委員、廣津留委員、古沢委員、森委員、山口委員、上田委員、大竹委員、多委員、大野委員、大森委員、小野委員、加藤委員、金子委員、北畑委員、栗本委員、志賀委員、杉村委員、髙宮委員、中村委員、濱中委員、平子委員、本間委員、益戸委員、松下委員、吉見委員

5.議事要旨

議事概要

 大学・高専機能強化支援事業(成長分野転換基金)について、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法に基づき、文部科学大臣が定める基本的な指針(以下「基本指針」)に関して、意見聴取を実施した。

 

各委員からいただいたご意見(概要)

 (本基金で育成する人材等について)

  • 理工・デジタル系人材の育成を更に加速させていくことが重要であり、我が国の成長分野を担う人材を育成していくためには、大学教育の構造の変革が不可欠である。

  • 今後はさらに、これからの社会にどのような人材が求められるのか、その育成にはどのような教育が必要なのかについてより明確なデザインを提示し、社会で共有することが重要である。その上で、文系・理系の枠を超えた総合的な知見を持った人材の育成を推進していくことが重要である。

  • 学生が、デジタル・グリーンといった成長分野や AI、半導体、量子、造船、バイオ、航空等の重点分野を学修した先にどのような未来があるのか、ロールモデルの提示も含め、企業・産業界等の学生の就職先としての出口側の改革も同時に進めていく必要がある。

  • 高等専門学校(以下「高専」)では、本科・専攻科を通じた特色ある人材育成を行っている。本基金を活用して、高専全体の機能強化が図られることを期待する。
     

 (教育の質等について)

  • 本基金を活用した人材育成に当たっては、教育の内容や質も重要。実習等の実践的な教育プログラムの実施状況やその効果、卒業生・修了生の就職先の分野や職務内容、産業界・地域への人材供給効果といった観点を本基金の効果検証等に盛り込むことも重要である。

  • AIが劇的に進化する中、理系のみならず文系分野を学ぶ学生にとっても重要な要素。AIをショートカットに使うのではなく、AIを知の質向上のために使いこなせる教育を提供していくことが重要である。
     

 (大学・高専へのきめ細かい支援等について)

  • 教員の確保についても大きな課題である。こうした悩みを抱える大学・高専に対するきめ細かい支援も必要である。実務家教員をより積極的に登用するためには、国から企業・産業界等への働きかけも重要。また、各大学等からの提案を審査する際には、持続可能な教育体制の構築に向けて、組織としてどのように対応しようとしているのか確認する必要がある。
     

 (地方大学の重要性について)

  • 地方大学が地域に果たしている役割は大きい。審査等の際には、理工・デジタル分野の人材育成を通じて、どのように地域に貢献しようとしているのかといった地方創生の観点も重要である。
     

 (理工・デジタル人材の今後の更なる育成について)

  • 理工・デジタル系人材を更に育成していくためには、大学に人材を送り出す側の高校教育等も変わっていく必要があり、中長期的には初等中等教育から高等教育までの一貫した取組を進めることが重要である。

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高等教育局高等教育企画課高等教育政策室

(高等教育局高等教育企画課高等教育政策室)