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資料5
中央教育審議会大学分科会
(第50回)平成17年6月22日


評価機関の認証に関する審査委員会における主な意見

【日本高等教育評価機構関連】

   本機構においては,試行的評価を実施しているが,項目によっては,評価の視点が不明確であったり,外形的な状況の分析にとどまっているものもある。
 今後,実際に評価を実施していくに当たっては,試行的評価の結果を踏まえて,より内容の充実した評価を行う必要がある。

   認証評価制度を導入した趣旨の一つは,より客観的で透明性の高い第三者評価を実施し,大学が社会による評価を受けることにある。
 評価を実施するに当たっては,この趣旨を踏まえて厳正かつ客観的な評価が行われる必要がある。例えば,判定基準をできるだけ明確化し,厳格に運用することや,評価機関が独自に収集した情報・データも活用し,客観的な評価を行うことが求められる。

   公正な評価を行うためには,質の高い評価員を幅広く確保することが必要である。このため,大学関係者及びそれ以外の有識者から適任者を選任する必要がある。また,客観的な評価を行うことができるように研修を十分に行う必要がある。

   適確かつ円滑に評価活動が実施されるよう,収入の確保に努めるとともに,今後,必要に応じて評価手数料を見直すなど,財政基盤の確立に一層努める必要がある。


【大学評価・学位授与機構関連】

   高等専門学校については,5年一貫の実践的・創造的技術者等の養成という我が国の高等教育における役割・機能を十分に踏まえた評価が実施されることが重要である。また,個々の高等専門学校の個性,特色を一層伸長する評価を実施する必要がある。

   高等専門学校における教育研究の質の向上を図るためには,組織的なマネジメントサイクルが適切に機能していることが重要である。そのような観点から,各学科・専攻科等の活動が各学校の方針に基づいて実施されるよう,校長が恒常的に全校的な状況を把握しているかなどについて適切に評価を行う必要がある。
 また,「校長のリーダーシップが発揮されているか」について,評価の観点等に位置づけることについては,評価結果の検証等を踏まえつつ,適切に対応する必要がある。


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