第3期大学分科会の当面の検討課題例について
平成17年7月25日
総括的事項及び各部会等の審議を集約した全体調整について
グローバル化時代の大学像と教育・研究の高度化に向けた高等教育制度の在り方について専門的な調査審議を行う。
グローバル化時代に大学が果たすべき諸機能を踏まえ、そのための人的・物的環境としての「キャンパス」像を念頭に置きながら、教育・研究の高度化のための具体的な方策等について調査審議を行う。 |
【グローバル化時代の大学像】
○ |
グローバル化時代の大学の諸機能についての考え方(教養教育・専門教育・職業教育、研究、社会貢献等) |
○ |
グローバル化時代に相応しい「キャンパス」像(教育形態の多様化、通信制と通学制の教育・研究環境等についての考え方) |
○ |
設置形態の枠組みを超えた連携促進方策 |
○ |
地域における大学の役割と支援方策 |
○ |
研究活動、教育活動及び大学経営等のそれぞれを支える人材の資質向上方策と処遇確保の在り方 |
○ |
中高年を含めた社会人の勤務形態やキャリア・パス等の柔軟化への対応 |
○ |
高等教育改革への支援と多元的できめ細やかなファンディング・システム |
【高等教育の質保証】
○ |
設置基準や設置審査における視点の明確化(大学設置・学校法人審議会との連携) |
○ |
認証評価の着実な実施と充実 |
○ |
分野別評価の考え方 |
○ |
機能別や教育形態別の評価の考え方(例:教養教育、e-Learning等) |
○ |
評価する側の適正さや質の確保・向上方策 |
○ |
国際的な高等教育の質保証ネットワークの構築 |
大学教育の新たな展開と各種の学生支援方策の在り方について
学生の視点に立った大学教育の新たな展開を促進するとともに、意欲のある学生を一貫して支援し社会に送り出すための各種の支援方策等について調査審議を行う。 |
【学生の視点に立った大学教育の展開】
○ |
教養教育や専門教育の在り方の総合的な見直し(機能別分化の促進支援等) |
○ |
学問分野別のカリキュラムの充実のための各種支援方策(学協会や認証評価機関との連携等) |
○ |
入学者選抜や教育課程、成績評価・修了認定に関する方針の策定・公表の促進 |
○ |
課程(プログラム)中心の考え方への再整理 |
○ |
分野ごと、地域ごとの人材養成に関する動向の把握と分析 |
○ |
学位以外の履修証明の方法の普及・定着促進方策(メジャーマイナーの普及促進等) |
【意欲ある学生を社会に送り出すための各種の支援方策】
○ |
キャリア教育や就職指導の質の確保・向上と支援のための方策 |
○ |
ガイダンス、カウンセリング等の学生相談機能の充実 |
○ |
若年無業者対策、職業意識・能力の形成支援 |
○ |
学生に対する経済的支援のための関連施策(奨学金、授業料減免、TA・RA、フェローシップ、競争的資源配分型プロジェクト等)の充実・体系化 |
○ |
大学院レベルでの国際的に有為な人材の育成・支援方策 |
○ |
学生の課外活動の充実・活性化による「人間力」強化 |
○ |
国公私の枠を超えた学生支援ネットワークの形成による課外活動の充実等 |
○ |
留学生交流の促進・充実(海外への留学の支援方策、渡日前から帰国後に至る体系的な支援方策) |
大学院の機能強化について
「新時代の大学院教育」についての答申の内容等を踏まえ、その趣旨の実現に向けた諸施策等について調査審議を行う。 |
○ |
大学院教育の実質化や世界トップクラスの大学院の形成の一層の促進方策 |
○ |
大学院教育振興プラットホーム(仮称) |
○ |
大学院設置基準等の改正内容 |
○ |
大学院レベルでの国際的に有為な人材の育成・支援方策(再掲) |
○ |
専門職大学院の課題整理と充実・強化 |
評価機関の認証の審査について
法科大学院制度の一層の充実及び評価機関の認証の審査について
法科大学院制度の一層の充実に向けた調査審議と、評価機関の認証についての申請に応じた審査を行う。 |
○ |
法科大学院における教育の実施状況の把握・分析 |
○ |
評価機関の認証の審議 |
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