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資料4−2
中央教育審議会大学分科会
大学の教員組織の在り方に
関する検討委員会(第5回)
平成16年2月5日


フランスの大学教員の給与について

1. 給与年額の計算法
  フランスの大学は全て国立で、その教職員は中央官庁の職員と同じ公務員と位置づけられている。大学の常勤職員は基本的に教授と助教授であり、その教授、助教授の給与は、級と号俸からなる国の給与体系にしたがって決定される。(表1)

 
表1 教授・助教授の給与及び昇給年数
表 教授・助教授の給与及び昇給年数
注: 教授・助教授身分規程(1984年6月6日付け政令第84-431号)第38条、第55条及び高等教育特定職員の指数等級に関する1985年3月7日付け省令より作成

  給与年額は、各号俸の給与指数による次の式で算定。
 
  かっこ「給与指数100の給与年額」とじかっこかけるかっこ給与指数わる100とじかっこ

  「給与指数100の給与年額」は、通常年2〜3回のベースアップのたびに政令により定められる。
   2002年3月現在の「給与指数100の給与年額」は5,212.84ユーロとなっており、これに基づいて各給与指数に対応する給与年額を計算したのが(表2)である。
 給与指数の欄がA〜Eとなっている号俸については、ベースアップのたびにそれぞれの給与年額が実額で示される。2002年3月現在、4万5,872.99ユーロ(約542万円)〜6万8,757.36ユーロ(約812万円)の範囲で定められている。

 
表2 給与年額 (2002年3月)
給与指数 453 510 563 622 657 672 695 718 733 748 775 782 820
給与年額                          
(万ユーロ) 2.4 2.7 2.9 3.2 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 3.9 4.0 4.1 4.3
(百万円) 2.8 3.1 3.5 3.8 4.0 4.1 4.3 4.4 4.5 4.6 4.8 4.8 5.0
注1     給与指数100は5,212.84ユーロ(2002年3月現在)
注2     1ユーロは118.06円で換算。各種賞与や諸手当は含まれていない。

2. 昇給・昇格
 各級内では昇給年数に従って号俸が上がる。学長等の役職に就いた場合や、海外派遣された場合など、昇給年数が特別に短縮されることがある。
 昇級は、各大学の提案に基づき国民教育省が決定する。昇級させる教員は、各大学に割り当てられた教員定数の範囲内で決定される。教授「特級」の定数は全教授の10%以内、助教授「級外」の定数は助教授の給与予算総額の8%以内の範囲と定められている。




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