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4  その他

通学制と通信制について
(両者の意義や区分けについての考え方)
単位に関する考え方について
(1単位に必要な学修の時間、グローバル化の進展の中での単位の読替)
株式会社等の新たなタイプの設置者に関する考え方について

 今後は、情報通信技術を利用した履修形態、いわゆるe-Learningの役割が増加していくものと思われる。ただし、e-Learningは、知識の伝達には有効な手段であるが、これのみに頼り過ぎる余り、これからの時代にますます重要な幅広い人間性や社会性の涵養が疎かになることのないよう、十分な教育上の留意が必要である。

 通信制による高等教育は、地理的・時間的制約により通学の困難な者に対して学習機会を提供している。放送大学については、多様なメディアの活用等による更なる充実が期待される。今後は、e-Learningの普及等、情報通信技術の飛躍的な向上を背景として、通学制と通信制の境界がより連続的なものとなり、伝統的な「キャンパス」の概念にも少なからず影響を及ぼすものと予想される。

 単位の考え方について、基準上と実態上の違い、単位制度の実質化(単位制度の趣旨に沿った十分な学習量の確保)や学修時間の考え方と修業年限の問題等を改めて整理した上で、課程中心の制度設計をする必要がある。

 現在、構造改革特区において認められている株式会社立大学の今後の位置づけ等については、「高等教育の質」の保証や株式会社の特性といった観点を念頭に置きつつ、特区における実施状況に関し、公共性・継続性・安定性等についての検証・評価を十分に時間をかけて慎重に行った上で、改めて検討する必要がある。

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