資料4 第3回共通到達度確認試験試行試験の実施に向けた論点


これまでに実施された、2回の試行試験の結果や、以下の論点についての議論を踏まえて「第3回共通到達度確認試験試行試験の基本的枠組みについて」を改定し、試行試験実施に係る詳細については検討チームにおいて議論することとしてはどうか。


○ 各科目の試験範囲について
 ⇒ 推進WGの報告を踏まえ、各科目の判断に委ねることとして良いか。

○ 2回の試行試験結果を踏まえ、憲法・民法・刑法の試験において、1年次学生・2年次学生で同一の問題を使用することついて
 ・ 第2回試行試験では、1年次学生と2年次学生で同一の問題を使用しても学年、既修・未修によって成績に有意な差が生じたとの報告。

○ 全科目の試験を1日で実施することを前提として、各科目の試験時間をどのように設定するか
 ・ 第2回試行試験では、出題内容や形式を工夫すれば、昨年度と同程度の問題数でも各科目の全般的な理解度を確認することは十分に可能と考えられるとの報告。
 ⇒ 本WGの見解も踏まえ、検討チームに対し、何らかの検討・報告を求める必要があるか。

○ 試験問題の作問・点検における法曹実務家の関与の在り方について
 ・ 第2回試行試験では、実務家が参加した刑法・民法においては、点検作業において実務家が適切に関与し、問題案の実務的な意義や位置づけについて、研究者とは異なる視点から、適切な指摘を受けることは、出題内容の適切さを確保する上で重要な意義を有しているとの報告。
 ・ その他の科目については、法曹実務家が加わる必要があるか、また、いかなる立場の実務家が加わるべきかについては、科目の特性によって異なるところがあると思われるため、さらに検討が必要との報告。

○ 第3回試行試験の実施スケジュールについて
 ⇒ 第3回については、例年通り3月(平日)に実施し、第4回については、本格実施を見据え、進級判定等への利用を考慮した実施時期とする方向で良いか。

○ 確認試験の回答方式について
 ⇒ マークシート方式の試験によって、基本的な知識や思考力、論理力を確認することは十分に可能と思われるため、引き続き、マークシート方式の試験としてはどうか。

○ 学生アンケートでの指摘事項への対応について
 ・ 解答・解説の早期配布
 ・ 拘束時間の短縮、途中退室の可否  等

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