資料3 法科大学院特別委員会における主な指摘事項

  平成28年5月11日に開催された、法科大学院特別部会において、前回開催された専門職大学院ワーキンググループ(4月5日)資料1「専門職大学院制度の見直しについて(論点整理)」を配付し検討状況を報告した。議論の概要は以下のとおり。

○ 「我が国のホワイトカラーの労働生産性が上がらないのは、企業が知識に対して価値を置かず、処遇しないからではないか。社会(「出口」)に処遇の改善を働きかけるべき」とあるが、大学で得た知識を適用してどのようにアウトプットを出だしたかで評価するのが我が国の企業慣行であり、留意が必要である。

○ 専門職大学院における人材養成像について、社会(「出口」)とのコンセンサスを得ることとが必要であり、さらに輩出した人材についての社会の受け入れ体制を作っていくこともあわせて必要である。

○ 研究能力を併せ有する実務家教員の配置を認証評価で判断するのは非常に難しい。また、 優れた実務家教員であればあるほど、現場で活躍しているので論文を書くような時間がない。理系や文系でも状況が異なる可能性もあるので、この点は実情に応じた議論をすべき。

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