|
◇ |
大学教育の改善について(答申)(平成3年2月8日 大学審) |
|
○ |
単位制の趣旨を踏まえつつ,その計算方法の見直し,運用面の改善を図ることや学生の学習を適切に評価することが重要。 |
○ |
科目登録制(特定の授業科目の単位修得を目的とする学生を受け入れる制度),コース登録制(コースとして設定された複数の授業科目の単位修得を目的とする学生を受け入れる制度)を新たに導入することが適当。 |
○ |
科目登録制,コース登録制により大学の単位を修得した学生が,改めて大学の正規課程に入学した場合,入学した大学の判断により,本制度によって修得した単位を,その大学の単位として参入できるようにすることが適当。 |
○ |
大学以外の教育施設等における学習成果であっても,大学教育に相当する一定水準以上の者については,各大学が教育上有益と判断した場合には,自大学の単位認定の対象とする制度を新たに導入。 |
|
◇ |
平成5年度以降の高等教育の計画的整備について(答申)(平成3年5月17日 大学審) |
|
○ |
一定の単位の累積により学位授与の途を開くいわゆる単位累積加算制度の導入についても検討課題となる。 |
|
◇ |
平成12年度以降の高等教育の将来構想について(答申)(平成9年1月29日 大学審) |
|
○ |
学生が自主的に学習することを促すためにも,転・編入学や単位互換など,高等教育機関の間での学生の流動性を高めることや,履修形態に選択の幅を広げることが望ましい。 |
|
◇ |
21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(中教審第二次答申)(平成9年6月 中教審) |
|
○ |
学生が,大学入学後,自らの生き方を真剣に考え,積極的に進路変更を希望する場合には,できるだけこれにこたえていくことが望ましく,同一の大学における学部や学科の変更,さらには他の大学からの転入学について,一層柔軟かつ積極的な対応をしていくべき。 |
|
◇ |
高等教育の一層の改善について(答申)(平成9年12月18日 大学審) |
|
○ |
平成9年度から,大学間相互単位互換協定に基づき,国立大学が公私立大学と相互に学生を受け入れ,派遣する場合には,授業料を不徴収とすることができることとなったことを踏まえ,さらに単位互換を推進することも必要。 |
○ |
各大学等の判断により,認定する単位数に応じて,当該大学等の科目等履修生としての学修期間のうち相当年数を在学期間に通算できるようにすることが適当。 |
|
◇ |
「遠隔授業」の大学設置基準における取り扱い等について(答申)(平成9年12月18日 大学審) |
|
○ |
学生の卒業の要件として修得すべき単位数のうち「遠隔授業」によって修得する単位数については慎重な取扱いをすることとし,当面,一定の制限(30単位を超えない)を設けることが適当。 |
|
◇ |
21世紀の大学像と今後の改革方策について(答申)(平成10年10月26日 大学審) |
|
○ |
我が国の学位水準の国際的通用性を維持するため大学の修業年限は原則4年としつつ,例外措置として,早期卒業の希望を持ち厳格な成績評価の下で通常の学生よりも多くの授業科目を優れた成績で修得できる者については,大学が適切と判断した場合には3年以上4年未満の在学での卒業を認めることができるよう法改正を行うことが必要。 |
○ |
単位互換及び大学以外の教育施設等における学修について単位認定できる単位数について,今後は入学前,入学後にかかわらず合わせて60単位に拡大するよう大学設置基準を改正することが必要。また,大学以外の教育施設等における学修を自大学の単位としてみなし得る範囲をより拡大することが必要である。併せて,「遠隔授業」によることができる単位数の上限も30単位から60単位に拡大するよう大学設置基準を改正することが必要。 |
○ |
単位累積加算制度について,その実施に向けて学位授与にふさわしい履修の体系性の確保等に関し,学位授与機構における調査研究の成果を踏まえ,本審議会において検討を続けることが適当。 |
|
◇ |
グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申)(平成12年11月22日 大学審) |
|
○ |
いわゆる単位累積加算制度(複数の大学等で随時修得した単位を累積して加算し,一定の要件を満たした場合,大学卒業の資格を認定し,学士の学位を授与する制度)については,国際的に通用するものとして整備するために,なお検討を要する。 |
|
◇ |
我が国の高等教育の将来像(答申)(平成17年1月28日 中教審) |
|
○ |
生涯学習社会の実現,多様な高等教育機関の発展等の観点から,いわゆる単位累積加算制度を,学位授与にふさわしい履修の体系性の確保等に留意しつつ設けることは,今後の重要な課題である。 |
|