参考資料1-2 中央教育審議会大学分科会(1月26日)における三つのポリシーに基づく大学教育の実現に係る主な御意見

(1)ガイドラインの位置付けについて
・ 三つのポリシーについては,累次の答申に従い,各大学においてこれまでにも取り組まれてきており,加えて新たにガイドラインを策定するということであれば,大学からは屋上屋と見えかねず,なぜそれが必要かについて示すべきではないか。

(2)三つのポリシーの一体的な策定の意義について
・ 三つのポリシーによって,入学希望者が偏差値等のランキングではなく,学びたい内容に照らして大学を選べるようになることが必要。

(3)三つのポリシーの策定に関わることについて
(総論)
・ 三つのポリシーの妥当性,実効性など,質の保証の在り方についての検討が必要。
・ 三つのポリシーの策定・運用を通じて,大学の国際性を高めていくことが重要。

(カリキュラム・ポリシー)
・ 大綱化以前の設置基準ではカリキュラムの編成に当たり科目ごとの単位数や分野が示されており,カリキュラムの適切性の判断がしやすかった。現在はその判断が難しく,カリキュラム・ポリシーの中にそうした内容を書き込むようにできないか。
・ ナンバリングが日本の大学教育には欠けており,大学教育の国際通用性を担保する観点からも強調すべき。
・ GPAについても,その国際通用性を担保すべきことに言及すべき。
・ CAP制についても言及すべき。

(アドミッション・ポリシー)
・ 先日私大連で三つのポリシーについて説明いただいた際,ディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーのつながりは理解しやすいが,アドミッション・ポリシーも含めて一体のものとなると違和感がある,という趣旨の発言があった。
・ アドミッション・ポリシーについて,入試時点の学力だけでなく,入学希望者の将来性,大学4年間での伸び代も評価できるような,多様な入試を許容し得るよう記述を工夫すべき。

(4)三つのポリシーに基づく大学の取組の自己点検・評価と改善について
・ 学生の卒業後の追跡調査は必要であり,ITの活用についても言及してはどうか。


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