資料6 大学教育改革地域フォーラムの実施について(案)

1.趣旨

○ 中教審大学教育部会の審議まとめを受け、大学教育の質的転換を図るために必要な課題や具体的な取組等について、大学、教員、学生等の立場から幅広く議論するための地域フォーラムを開催。
○ 大学関係者が広く危機意識を共有し、各人が自らの責任・役割を担って改革に取り組む「ムーブメント」が発生することを目指す。

2.全体スケジュール

○ 4月~7月末の答申までの概ね3か月間で10回程度開催することを目標とし、中教審の委員が所属する大学を中心に、地域バランス等も考慮しつつスケジュール調整を行う。
○ 但し、必ずしも答申時期に拘らず、答申後も学士課程教育に関する議論がムーブメントとして広がっていくよう、計画的・持続可能なスケジュール設定を心がける。

<当面の日程の目安>
 4月上旬       フォーラム開催候補、スケジュールの調整
 4月28日(土曜日) 第1回フォーラムの開催 (於: 関西国際大学)
 5月~7月      第2~10回フォーラムの開催(概ね月3回ペース)

3.地域フォーラムのテーマ・実施方法の考え方

(1)基本的な考え方
○ 大学関係者の自発的な議論を促すため、主催大学の事情にあわせて多様なテーマや方法で実施。

(2)テーマ
○ 「大学における学び」に関連したものから幅広く設定することとするが、なるべく具体的なテーマ設定となるよう求める。
(テーマの例)
 「学生の主体的な学びを確立するため、どうすれば学修時間を確保できるのか。」
 「学修時間の増加・確保は、実際に社会で役立つ学びにつながるのか。」
 「大学の学修の内容と時間を、教員・学生・経済界はどう考えているのか。」
 「大学での学びを深める上で、高校までの学習や入試は今のままでいいのか。」 など

(3)実施方法
○ 例えば以下のような形式で行うなど、主催大学の意向により多様な実施方法で行えるようにする。
 (A) パネルディスカッション: パネリストによるディスカッションと、一般参加者との質疑応答
 (B) 熟議: 多様な当事者が少人数グループに分かれ、「熟慮」と「議論」を通じて課題の解決策を議論
 (C) セミナー・講演会: 大学当事者・関係者による講演と、一般参加者との質疑応答

○ 中教審委員文部科学省(政務三役等)職員教員学生(卒業生、留学生)、経済界有識者等、幅広い当事者の参加を想定。

(4)フォーラムの結果の取扱い
○ 地域フォーラムで出された意見の要約結論をまとめたペーパーを作成し、中教審大学教育部会に報告するとともに、文部科学省ホームページに掲載

 

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