資料4 今後の検討課題と審議の進め方(案)

(1)大学生の学修に関するさらなる実態や課題の把握(「審議まとめ」10頁)

○ 学士課程教育の現状と課題に関するアンケート調査
  ・各大学・学部の取組についての実態把握がを目的。
  ・学長と学部長を対象に実施し、悉皆調査とする。
 ・調査項目
 (1)学生の学修時間の把握状況(実態把握の方法、学修時間の実態)
 (2)質を伴った学修時間の実質的な増加・確保のために導入している「教育制度・教育システム」や「教育方法・実践」の具体例
 (3)学生の学修時間の確保が進んでいない要因
 (4)学生の学修時間を増加・確保していくために国や大学支援法人に期待すること
 (5)学修時間の確保に向けて大学全体で取り組んでいく際の、教学運営上のガバナンス面での課題(組織運営面、人事管理面など)
→4月中旬:アンケート発出
    6月上旬:部会報告

 

(2)質を伴った学修時間を実質的に増加・確保させるために必要な方法や施策の基本的方向性(「審議まとめ」10~12頁)
  教員の教育力の向上のための具体的な方法や施策の基本的な方向性(「審議まとめ」11頁)
  全学的な教学マネジメントの在り方(「審議まとめ」15頁)

1. 学士課程教育の質的転換のための改革サイクルがまわり、全学の方針を共有した各教員による組織的な教育が行われるために、例えば
  (1)効果的なFDの実施(大学間の連携や体系的FDの構築等)
  (2)教育に関する教員評価の実施と活用
  (3)教学IR、教学担当スタッフ等の在り方
などについて、国内外における具体的な取組事例などを踏まえて審議。
→ 5月を目途に審議

2. 同様の観点から、例えば、教育課程の見直し・修正期における全学的な教学マネジメント(学長、教学担当副学長の責任と権限)と各学部等の教学マネジメント(学部長の責任と権限)の役割分担と連携についても、国内外における具体的な取組事例などを踏まえて審議。
→ 5月を目途に審議

3. 質を伴った学修時間の実質的な増加・確保のために必要な学習支援環境の整備など様々な課題に対する効果的な支援諸施策について、各大学の対応状況等を踏まえて審議。
→ 5~6月を目途に審議

 

(3)学修成果の達成度の把握やこれを重視した認証評価の在り方(「審議まとめ」14~15頁)

○ アセスメントテスト(学修成果の測定・把握のための調査)の研究・開発
○ 大学ポートレート(仮称)の早期整備
○ 各大学の特徴がより明確に把握できる客観的な指標の開発
○ 認証評価等の大学評価の見直し
 (1)学士課程教育の改革サイクルが適切に機能しているかどうかなど学修成果を重視した評価の枠組み
 (2)大学がその機能を踏まえて重点を置いている教育活動や研究活動に着目した評価の枠組み
 (3)より社会に開かれた、且つ効率的な評価の枠組み
→ 専門的な検討を加え、随時、分科会・部会に報告。

 

(4)高校教育と高等教育の円滑な接続(「審議まとめ」13頁)

○ 初等中等教育分科会高等学校教育部会において、高校での学びの質の転換に向けた高校教育改革についての審議を開始(4月16日~)。
○ 今後、初等中等教育分科会と大学分科会とが合同で、高校教育と高等教育の接続の円滑化について審議。
→ 具体的な審議状況を、随時、分科会・部会に報告。

 

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