資料1 大阪市立桜宮高等学校における体罰事案について

平成25年1月15日現在

 【事案の概要及び大阪市における対応の状況】
○平成24年12月23日
 ・生徒が自宅で亡くなっているのが発見される
 ・市教育委員会が校長に事実確認を行い、
  ▼家族に宛てた遺書のほか、自殺の数日前にバスケットボール部顧問あてに書いたが実際には手渡せていなかった手紙があったこと
  ▼自殺前日にも、顧問教諭による当該生徒への体罰があったこと
  等を確認
○平成24年12月27日
 ・バスケットボール部員を登校させ、アンケート調査を実施
○平成24年12月29日
 ・バスケットボール部保護者会を実施し、アンケート調査を実施
○平成25年1月8日
 ・事案の公表(事案の概要や、顧問教諭については平成23年度に市に体罰傾向があるのではとの情報が寄せられていたこと(※)等を公表)
 ・桜宮高校全校集会

 ○平成25年1月9日
 ・桜宮高校全校保護者説明会
○平成25年1月10日
 ・平成23年9月に3か月の停職処分を受けていた男子バレーボール部顧問の復職後の体罰事案について学校長らが記者会見で経緯等を説明
○平成25年1月15日
 ・教育委員会会議(本事案の真相の解明と実態調査の実施、「大阪市教育委員会体罰・暴力行為等対策本部」の設置(本部長:教育長)、桜宮高校のバスケットボール部及びバレーボール部については無期限の活動停止、その他の運動部活動については緊急の実態調査の結果を踏まえて活動再開の可否を判断する等を決定)

【大阪市における今後の予定】
○1か月以内に本事案にかかる事実調査を行うとともに、関係者に対する対処を行う。
  また、全市立学校(小・中・高・特支)の実態調査及び運動部における暴力行為・暴言・ハラスメント等の実態調査を実施
  (これらの調査にあたっては、大阪市外部監察チームへ調査を依頼)

【文部科学省における対応の状況】
 事案が公表されて以降、大阪市教育委員会に対して、状況の確認を行うとともに、徹底した事実解明、その結果の文科省への報告等について指導
○平成25年1月11日
 ・文部科学大臣が、各都道府県に対して、主体的に体罰の調査を行い文部科学省へ報告を求める方針を示す
○平成25年1月15日
 ・義家文部科学大臣政務官を大阪市教育委員会へ派遣し、状況を聴取するとともに、徹底した事実解明等を指導

【文部科学省における今後の予定】
・1月15日の現地調査を踏まえ、体罰の禁止と都道府県における主体的な実態把握の徹底を求める指導通知を発出する予定

お問合せ先

初等中等教育局児童生徒課

-- 登録:平成25年03月 --