資料1 |
改 訂 の 基 本 方 針 |
1. | 新学習指導要領の趣旨を各学校に十分生かし,理科好きな児童生徒が増えるよう、設備基準の改訂を行う。 |
2. | 対象品目の全面的な見直しを行い、現代化を図る。 |
基準の作成に当たっての具体策 |
1. | 補助基準という性格上、新学習指導要領の実施に通常必要な物で取得価格が、小学校(小学部)にあっては1個又は1組1万円以上、中学校(中学部)にあっては同じく2万円以上を補助対象として計上した。 |
2. | コンピュータの本体及び基本ソフトは、教育の情報化「ミレニアムプロジェクト」で対応する。ただし、備品として管理できる周辺機器及びアプリケーションソフトは基準として導入した。 |
3. | 理科教育設備の充実を最優先させるため、理科教育設備以外で整備可能な物(共通教材等)は基準の対象外とした。 |
4. | 基準の構造等は、現行基準と同様に、品目、数量、例示品名の3区分とし、品目名の大綱化,学校の実体等に応じた数量等の見直しを行うことにより,その裁量の幅を拡充した。 |
(1) | 品目名は、教育内容に着目した総合名称とした。 |
(2) | 数量を算出する際の考え方として、標準的な学級編成及び実験グループ編成の人数に応じて算出し、次のように想定して積算した。 (盲・聾・養護学校の学級編成の標準変更:7→6人) |
小・中学校 | 小・中学部 | |
---|---|---|
学級の人数 | 40人 | 7人→6人 |
実験グループ | 4人→10個+1個 | 3人→2個+1個 |
2人→20個+1個 | 2人→3個+1個 | |
個人→40個+1個 | 個人→6個+1個 | |
注:プラス1個は教師用か予備用 |
学 校 規 模 | 基 準 金 額 | ||
---|---|---|---|
理科 | 算数・数学 | ||
小学校 | 1学年3クラス | 14,736 | 2,034 |
中学校 | 1学年6クラス | 27,445 | 4,037 |
盲学校小学部 | 1学年1クラス | 5,774 | 1,114 |
盲学校中学部 | 1学年1クラス | 13,377 | 1,332 |
聾学校小学部 | 1学年1クラス | 5,728 | 909 |
聾学校中学部 | 1学年1クラス | 12,459 | 1,003 |
養護学校小学部 | 1学年2クラス | 5,922 | 1,194 |
養護学校中学部 | 1学年2クラス | 12,562 | 1,290 |
知的障害養護学校中学部 | 1学年2クラス | 8,670 | − |
部 会 報 告 |
(1) | 情報学習・環境学習の充実、実験の安全等,理科教育上配慮が必要なものは新規又は拡充して基準に計上した。
|
(2) | 教員の指導方法の工夫に柔軟に対応できるよう数量の見直しを行った。 ○実験方法の工夫・改善への対応(同時測定可能)とするために2個組とした。 検流計,検知管式気体濃度測定器 |
(3) | 課題選択にも配慮 ○児童がどちらの学習内容を選択しても対応できるようにした。
|
(1) | 問題解決能力の育成に向け整備を図ったもの 〔例〕・映像資料(コンピュータソフト) |
(2) | 自然に対する総合的な見方の育成に向け整備を図ったもの 〔例〕・映像資料(コンピュータソフト) ・データロガー・総合気象測定装置 |
(3) | 情報機器を有効に活用した観察・実験への対応を図ったもの 〔例〕・パソコン計測システム ・デジタルカメラ ・データロガー |
(4) | 環境教育や自然環境の保全に関する態度の育成に向けて充実を図ったもの 〔例〕・水質検査器(規格向上)・酸性雨測定装置(数量1→3、規格向上)・粉塵検知器(数量1→11) ・UVチェッカー ・総合気象測定装置 ・風力発電実験器 ・データロガー |
(5) | 発展的学習など個に応じた指導への対応を図ったもの 〔例〕・電磁力リニアモーターカー ・超伝導実験セット ・デジタル顕微鏡・デジタルカメラ |
(6) | 継続的、体験的学習の充実を図ったもの 〔例〕・酸性雨測定装置(数量1→3、規格向上) ・デジタルカメラ ・総合気象測定装置 |
(7) | 内容が高等学校に移行したため削除したもの 〔例〕・誘導コイル ・クルックス管セット |
(8) | 設備整備の面で安全性に配慮したもの 〔例〕・簡易焼却装置(削除) ・簡易廃液処理装置(規格向上) ・簡易ドラフトチャンバー |
第1 盲・聾・養護学校(知的障害者のみを教育する養護学校を除く) |
(1) | 盲 学 校
|
||||||||||||||
(2) | 聾 学 校
|
||||||||||||||
(3) | 養護学校(知的障害者のみを教育する養護学校を除く)
|
第2 養護学校(知的障害者のみを教育する養護学校) |
(1) | 日常生活の中での基礎的な体験を重視した品名を計上した。
|
(1) | 算数・数学的活動の充実及び問題解決学習や課題学習の充実のための整備 〔例〕「ブロック」、「十面体さいころ」、「計算練習カード」などの品目を「数と計算実習用具」として総合名称でくくり、数と計算の学習に関する多様な実習用具を整備できるようにし、児童・生徒の多様な活動や学習形態に対応できるようにした。 |
(2) | 基礎的・基本的な内容の習熟のための整備 〔例〕「実験実習器具」の中に、新たに「算数技能習熟用具」及び「数学技能習熟用具」を加えた。 |
補 助 金 執 行 上 の 留 意 事 項 |