教育課程部会 体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループ(第6回) 議事録

1.日時

令和8年1月16日(金曜日)10時00分~12時30分

2.場所

ウェブ会議と対面による会議を組み合わせた方式

3.議題

  1. デジタル学習基盤や新たな知見等を活用した体育授業等について
  2. 体育科・保健体育科の「高次の資質・能力」等について

4.議事録

【植田主査代理】 それでは、定刻となりましたので、ただいまから中央教育審議会「体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループ」を開催いたします。
なお、友添主査ですけれども、電車が遅延しておりまして、少し遅れてこられる予定です。それまで、主査代理の植田が進行を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の議題は2つです。1つ目は「デジタル学習基盤や新たな知見等を活用した体育授業等について」です。体育において「主体的・対話的で深い学び」の一層の充実を含む「指導の充実」を図る観点から、デジタル学習基盤やハイパフォーマンス知見等の活用について議論を行いたいと思いますし、事務局と相談いたしまして、今回は宇山委員、金岡委員、中村委員からそれぞれの立場で御発表いただき、意見交換を行いたいと思います。
2つ目は「体育科・保健体育科における「高次の資質・能力」等について」です。これまで教科全体に関わる議論としまして、「見方・考え方」や「目標」等について検討を進めてまいりました。また、前回は内容のまとまりごとの「高次の資質・能力」について、体育と保健それぞれ一つずつ抜粋して検討を行いました。
今回は、これまでの議論を確認するとともに、体育と保健の「系統性」の改善イメージや、全領域の「高次の資質・能力」について議論を行いたいと思います。
これより、議事に入りますけれども、ただいま友添主査が御到着になりましたが、もう少し先で交代いたしましょうか。
では、議事に入ります。デジタル学習基盤や新たな知見等を活用した体育授業等について、宇山委員、金岡委員、中村委員から御発表をいただいた後に、全体で意見交換を行いたいと思います。
それでは、初めに宇山委員、どうぞよろしくお願いいたします。

【宇山委員】 ありがとうございます。本年も委員の皆様、よろしくお願いいたします。
私のほうからは、デジタル学習基盤や新たな知見等を活用した体育授業等についての発表させていただきます。
本日、お伝えさせていただきたいことはこの3つになります。1つ目がハイパフォーマンススポーツというものが学校教育、それから一般の方々の運動と乖離していることではなくて、実際は構造は同じなのではないかということをお伝えできればと思います。最終的に今、実証実験等も行っておりますので、その状況等も御紹介させていただきながら、皆様の御議論の中の糧となっていただければ幸いです。
まず、導入としまして、私自身は最終的にはマイナースポーツのフェンシングという競技に出会って、日本代表とかトップアスリートみたいなところの経験もさせていただきましたが、最初、学校体育のところで見ますと、正直、体育に対してコンプレックスを感じているような幼少期を過ごしました。
これはもしかしたら学校の先生の指導のやり方というものが、もう運動ができる子供を例に、じゃあ前に立ってやってくださいと、その後にそれをまねてくださいというような形が、当時の記憶として結構強く残っていて、それをまねがうまくできなかった。また、今みたいに調べたら、いろんなテクニックとか練習方法があるような時代ではなかったので、逆に言うと今の時代は恵まれているなという視点が、今、私、持っていたりとか、あと後悔として、こういうときにこういうことをやっていればもっと体育が好きになったんじゃないかなということはたくさんあるなというような状況でございます。
学校教育現場に入るに当たって、私がいろんな知見の中でサポートいただいて、スポーツの競技力を向上したという経験を何かの形で皆さんに還元したいなと。最終的には、全ての子供に自分を理解する、客観的に見ることで自分を理解するという喜びを伝えたいなと思っております。
まず、データのところの共有になると思うんですけど、これはもう皆さん、当たり前のように御存じのデータかと思いますが、体力テストのところ、コロナ禍、その影響もあってのところだと思うんですけれども、そこから徐々に回復しているんですが、まだ、横ばい状態というところ、それから、運動が嫌いな子供が増えているというところで、特に中2女子のところの値がもう2割を超えているということで、運動したくないというところと、逆にスポーツ等で積極的に運動したいという子供との二極化が進んでいるというところです。
大学の一般教養のところで、スポーツに触れようという授業で講師をさせていただいたときに、学生の皆さんとコミュニケーションを取ったこともあるんですけれども、運動すると足の筋肉が発達して、足が太くなるからもう運動自体したくないと、できるだけ歩かないようにもしているというような発言があったりとか、別の視点から、運動から離れているようなこともちょっと見受けられました。
またICT、デジタル学習基盤ということですので、そこのデータも引っ張ってきたんですが、ちょっと新しいものがなかったので、これは2021年の古いデータとなりますが、ICT活用の状況でいうと、具体的なスポーツのところで器械運動、ダンス、陸上というところで、第4位に体つくり運動でがくんとパーセンテージ落ちております。
また、利用状況のところが撮影をして、そのフォームをチェックしてそれをどうよくしていくかというところで、カメラ機能のところを主に使っているようなデータが出ておりました。
また、ICTの取組状況は学校のところがメインとなっておりまして、教職員の皆様からも、ICT活用は有効であるということの意見は一致しているようです。
また、教員からの要望として、授業で活用可能なアプリケーションソフトの開発提供が必要というところで、ほぼ皆様がそう思っているようなデータが取れているので、我々のような外部人材が学校の授業のパッケージを作成をして、それを提供することで、支援できるんじゃないかなということで動いております。
私が教育現場に入るに当たり大事にしていることが、1つ目は卓越性です。誰かにやらされるのではなくて自ら、自分を理解して、それをコミュニケーション、学生同士または先生とのコミュニケーションを通じて、学び、それを成功体験という形で授業が終わるときには何か成功したなとか、何かよくなったなということを知っていただく、理解していただけるような空間づくり、それから、真ん中、公平性のところで、今多様な身体的な制限、それからジェンダー等のそういった多様性に対応するようなカリキュラムができないかということを大切にさせていただいております。
そして最後が、この新しいものを取り入れるときに大変なのが、職員の皆様の負担というところがありますので、それをどのようにすれば負担できるのか。また、先生、最終的には先生一人であるパッケージを渡したら、負担なく実施ができるという形を目指しております。どうしてもスポーツは勝利至上主義という言葉が皆さん御存じのとおりなんですけれども、勝つ、負けるとか、この型ができるからすごいとかうまいとか、勝つから評定がいいとかそういう考え方ではなくて、本質的な考えるタイプとか、また、それを自分で理解して振り返れる、そんなタイプになればいいなと思っております。
下が、私のキャリアのところからの接続となるんですけれども、この2番のところ、選手時代にとある技術と出会いまして、それがデータアナリストとの出会いであり、分析サポートのところになります。客観的にそのデータを用いて、自分のコンディションまたは対戦相手、ライバル選手のデータを取得していって、それを考察することによって対策を行ったりとか、自分のパフォーマンスを変えていくというところで、競技力を向上していったという経験があります。
それを一般化、今ちょっと試験的にやっているんですけれども、最終的には学習、すみません、学校教育現場、小中高のところにも落としていきたいなと考えております。
構造のところなんですけれども、スポーツ庁が主導で行っております競技力向上ハイパフォーマンスサポート事業というのがございまして、以前の指導では、どちらかというとヘッドコーチがその知見をそのまま経験則で選手に伝えるというのが一般的だったんですけれども、今は各専門家が包括的にサポートして、ヘッドコーチだけではなくて、アナリストであったりスポーツドクターであったりリハビリのトレーナーであったりとか、また、心理カウンセラー等々の多様な人材によって、アスリートをサポートしているような状況があります。これによって、特にマイナースポーツでの、近年のオリンピック等国際競技大会での結果が出ているというような形になっております。
右側の図が、私のこれはまだイメージなんですけれども、この自分の感覚というものを言語化したり理解して、それを各専門家、スタッフの皆さんと対話を行い課題設定をすると。それのまた自分の感覚、あるいはコンディションを把握するためのデータ取りというところのこのサイクルは、まさに学習指導要領の3つの柱である知識及び技能と、思考力、判断力、表現力等、学びに向かう力、人間性等の3つの柱と似ているのではないかと捉えております。
1つ目が先ほど出てきたデータアナリスト知見の伝承というところなんですけれども、イベントで展開しておりますのが、一つはデータアナリストに将来なりたいというような学生さんに向けて、知見提供を行っております。分析するに当たり、ただデータを取るのではなくて何のためにデータを取るのか、また、それをどうやって選手にフィードバックするのかというところのコミュニケーションも踏まえて、そういったところの基礎、また練習というところを行っております。
また、2番です。それをスポーツ界だけではなくて、現在データ人材が不足しているというような状況も踏まえまして、データを取り扱うようなお仕事をされるような方々に対して、データのそしゃくをスポーツのデータで行ってもらうということをワークショップ形式で実施をしております。右側のところは今後、現段階ではこのアナリストの知見に関しては小中高には落とせていないんですけれども、それをパッケージ化して落としていくと。フェンシングは知名度はあるんですけれども、なかなか体験する機会がないという、そういった声に応えるために、そういったものも行っております。
それは要素2として、次のスライドより御紹介させていただきますが、この1と2を融合して、新しい競技に触れて、それをあらゆるデータ、取れるものを数値化をして、これはフォームを分析するのではなくて、あくまでも行動を数に変えていくというような、すみません、フェンシングで使われている分析というものは、いつ誰がどこで何をしたかというところを数字でタグづけを行っていって、最終的にタグ同士を計算して、こういう局面だとこういうものが成功率が高いよねとか、そういったものを見ていくという分析方法なんですけれども、その数字を動かしていくというところも、ICTの活用の中に実際、体育現場で入れていきたいなと考えております。
そして最終的にはパッケージ化を行って、先生が御負担なく試していただけるように、実施していただけるような形で今準備を進めております。
要素2のところのフェンシングのところなんですけれども、スマートフェンシングというものを活用させていただきまして、小学校3年生、89名に対して授業を行いました。3こま構成で座学、私のほうでフェンシングの歴史の紹介であったりとか騎士道精神、あるいは競技の概要を説明して、残り2こまのほうは、その後、フェンシングを活用したフェンシングの体験をしていただきました。アプリのほうで判定のほうも簡潔に行って見やすい、また、分かりやすい、安全というところを体験いただくことで、とっつきにくい競技ではあるんですけれども、相手をより少しでも先に検査機がタッチすると得点というシンプルなルールで実施をしております。
また、この前提の話なんですけども、外部講師として私は入っているんですけれども、例えばオリンピアが来たとか、メダリストですみたいな属性は隠して行いました。最終的に右側の結果、アンケートを授業実施取ったんですけれども、このような高い肯定的評価が行われております。授業が面白かったとか運動の興味があったとか、自己効力感というところで、自分もフェンシングができそうだと思ったとか、思考力、判断力のところでは相手のことを考えながら動くことが大切だと思ったというところで高い数字が取れました。
また、数字では取れないところで、自由記述のところでいうとスポーツマンシップを守る人が強いとか、そういったちょっと言葉が出てきたのでピックアップさせていただいたりとか、あとは観察した中で攻めと守りは両方大事とか、相手のことを見ている人は強いとか、そういったものが出てきたのは面白かったところではあります。それから勝ち負けとかプレーだけではなくて、プレー前後に行う握手、礼儀作法の部分であったりとか、用具着用のサポートしてくださいというところも、子供たちが積極的に行ってくれた姿は教育的な意義がある場面だなと思っております。
ちょっと延びているんですけれども、担当した職員にインタビューをしたら実施は簡単であったというところとか、最初の概要の説明のところは外部の方がやってくれたので、負担はなかったというところで、そういったような評価をいただきました。今後の展開としては、外部講師がいなくても最終的にはワンオペで、学校の方が例えばその一個目の座学のものに関しては映像を放映することで補うような形もできたらなと思っております。
最終的に期待される効果は、多様な運動経験をしてその中で自分を理解し、向上することでの成功体験の獲得、そして、最終的には客観的視野、自己理解の深化というところを目指しております。
また、ちょっと時間が延びてすみません。本ワーキンググループに参加されている金岡委員にも御協力いただきまして、実はインクルーシブなスマートフェンシングの実証というものもゼミ生に対して体験会を行った実績もあります。実技、座位、これはパラ競技、車椅子フェンシングというのがありますので、それの疑似体験となります。
それから、視覚制限下での目を隠した状態での実施。そして、デフ対応、直角制限下での実施というところで、デジタル、それからいろんな用具を使ってレギュレーションを組みながら、いかに公平に競技ができる空間をできるのかというものを学校の現場で考えていただくのではなくて、我々ツールを持っている側がどんどん提案をしていくというような形をできればと進めております。
まとめに入っていくんですが、今回お伝えさせていただきたいのは、できる、できないというところのそういったところの話ではなくて、個々の変化とか工夫を評価できるような、また、全ての子供の卓越性を引き出せるような授業ができないかと考えております。
どんどん飛ばしていきます。すみません、まとめのところになりますけれども、ハイパフォーマンス知見というものは社会から乖離した特別なものではなくて、全ての子供に一般化して還元できるものだと捉えております。
また、最終的にスポーツという手段を使いながら自分を理解して、それを向上させるといったフローを体験して、そのときに成功体験を獲得することはスポーツ以外、いろんな社会行動であるとか、また社会に出てから、そういったところでも必要な視点となりますので、それを獲得できるような空間をつくりたいなと思っております。勝ち負けだけではなくて、その中で模索、工夫、成長する部分が重要だと考えております。
今後の展開としては、さらに実施を続けながら、また、データアナリストのところの部分はパッケージ化をして、既に実施をしているフェンシングの出前授業のところ、そことミックスをして、どういう形が一番負担なく、また、子供たちが楽しみながら学べるものができるのかというものを試行錯誤してまいります。
すみません、時間超えておりますが、以上となります。ありがとうございました。

【友添主査】 宇山委員、ありがとうございました。ここからは私、主査の友添が進行します。植田代理、ありがとうございました。続きましては、金岡委員にお願いします。昨日、NHKの「トリセツショー」を御覧になった方も多くいらっしゃるかと思いますが、健康に非常に有効なエクササイズ、これ前長官が考案され、校閲を金岡委員がされたということです。どうぞよろしくお願いいたします。

【金岡委員】 私のほうからは身体機能の発育・発達についてと、スポーツ中の安全確保ガイドラインについて、というタイトルで2つ話させていただきます。
まず、1つ目、これはスポーツ庁の身体診断「セルフチェック」「改善エクササイズ」の手引、昨日の「トリセツショー」でもちょっと紹介させていただいたような、自分の身体機能を評価する方法と、それを改善する方法についての手引があるんですけども、その中に「目的を持った運動」というふうなタイトルで、身体機能をある程度分類して示しています。
以前から競技スポーツに必要な要素として、この心・技・体、これらがあるというふうに言われています。心はメンタルで、技は体の使い方、モーターコントロールとも言いますけども、そのような能力、体については筋力、柔軟性、持久力、大きく分けてこの3つがあるのかと思います。
この体については、英語ではフィジカルという言い方をして、下にある表のように分けることができて、それぞれをどのようにして高めていくか。その介入方法としては、例えば筋力だったら筋トレ、柔軟性ならストレッチ、持久力を高めるためには、有酸素運動というふうになっております。
このスキル、体の使い方、技、これは運動学習と呼ばれる、その体をどのようにしてうまく使うか、そのような能力になって、その介入方法がなかなか明らかにされていないと。先ほどのように筋トレとか柔軟のストレッチとか、そのような簡単な言葉でうまく表現できないような介入方法になっているというのが現状かと思います。また、メンタルについては、さらにちょっと難しいというふうなことになります。これらの要素がうまく高まることによって、競技力が高まっていくと考えられていて、実際、この先ほどの手引なんですけども、そこの中にもこのような記載があって、神経系の機能向上、スキルについては、ゴールデンエイジと呼ばれる9歳から12歳ぐらいのときの神経系の発達が完成に近づく時期が一番、新しい動作や技術を短時間で正確に習得できると考えられています。ですから、この時期には、できるだけこのスキルを高めるような介入が求められるのかと思います。
恐らく自転車に乗れる人は一生自転車に乗れるように、何らかのスキルというのは、生涯保たれていくのではないかなと考えられます。ですから、この時期に十分な運動学習を行うことが非常に重要だと思われます。
その次、筋骨格系が徐々に発育していく時期、その時期には中学生の頃になりますけども、身長が急に伸びるわけです。そのようなときには柔軟性の確保、筋肉の伸長性と言いますけども、それを確保するためのストレッチがより重要になってくるかと思います。それらの身体の機能が整った後に筋トレを行ったりとか、あるいは持久力を高めるためのきついトレーニングを行ったりとか、それらを行ううちでメンタルも高まっていくというふうな形で、身体機能が高まっていくと考えられます。この体育科・保健体育科の系統性についても、このような12年の時期を3つに分けておのおのに特徴的な身体機能の発育・発達に寄与するような運動を行っているということが教育の現場で行われていると思います。
初めの頃にはスキル獲得、その後、柔軟性獲得、その後、筋力強化、そのような位置づけで考えると、より教育効果、運動の効果が高まるんじゃないかなと思います。
「ヒトの身体機能の発育・発達と退行変性」という名前で書いていますけども、最初、生まれて首が座って、四つ足ができるようになって、座れて、立てて、歩けるようになる。その後、学校の体育やスポーツ活動、様々な運動によって身体機能が向上して、それによって生活が快適に過ごすことができる、ライフパフォーマンスを高めていくということができます。それが高まった状態で生活をしていくうちに、徐々に加齢に伴って運動機能が低下してきます。そうなると様々な運動器の問題が出てきます。肩こりや五十肩、腰痛や膝痛、このような関節に加わる負担、筋肉に加わる負担、それによってこれらの症状が出てきます。症候とも言います。
さらにそれが進んでいってしまうと、関節が変形して、軟骨がだんだんなくなって、痛みがより出やすくなったり、あるいは動くのが不自由になってくると。そうなってくると整形外科による治療が必要になってきて、最終的にそれが進んでしまうと、もとの四つ足状態に戻ってしまう、ある意味、寝たきりに戻ってしまうというふうなことが起きて、健康寿命が終了してしまうということになってしまいます。
これ横軸に年齢で、縦軸に身体機能、ライフパフォーマンスと書いていますけども、その人それぞれのパフォーマンス、先ほどの宇山委員の話の中でのハイパフォーマンスというのはこれをさらに高めていこうという介入になっていきます。普通の人、この黒い線で見ると、20歳ぐらいにライフパフォーマンス、一番高くなって、その後、室伏前スポーツ庁長官が行った調査では、こういう運動器の機能というのは49歳辺りを変曲点として急激に下がっていくというふうに明らかにされています。
普通の人をこういうふうに、50歳ぐらいで、ここで加速して落ちていって、実際の生命と健康寿命が一致すれば、健康寿命が十分果たせたということになるわけですけども、もしこれが赤い線のように低下していくのが早ければ、生きているうちに健康寿命が尽きてしまうということで、その後は要介護状態になってしまいます。
競技者、アスリートは恐らくこの最初のレベルが高くて、それが続いていけば、そのような要介護にはならないのではないかと思われます。一つ、ここに運動器障害レベルと書いていますけども、このレベルよりも下がってしまうと、先ほど言った肩こり、腰痛、膝痛などの何らかの症状が出てきてしまう。この赤い線の人は、もう30代からそのような症状が出ているというふうなことを表しています。何らかの介入を行うことによって、健康寿命を延ばすことができるのではないか、身体機能の改善を介入するということになりますけども、この若い時期に、ある程度こういうふうな症状が出ているような人は特に、ここで運動療法と呼ばれるような方法を使って、運動器障害レベルよりも上に自分のパフォーマンスを高めておくこと。これが非常に重要なのではないかと思います。
もちろん学校体育によって、ここでできるだけ高い位置に体のパフォーマンス、ライフパフォーマンスを維持する、高めておくというふうなことが重要になると思いますので、学校の体育の果たす役割というのは非常に大きいのではないかなといつも思っております。
実際にそのような身体機能を改善することで、症状が減ったり、そのような介入効果が得られるのかということの実証実験を行いました。ここにQRコードがあってここに詳しく書いてありますけども、東川町という町で、主にこのモーターコントロール系のエクササイズを介入して、それによって腰痛者が減ったというふうなポジティブな結果が得られています。もちろんこのような研究というのは、エビデンスを増やすために必要ですけども、ただ、今はもう国民の身体機能向上の介入というのは、すぐにでも行わなきゃいけないような状況だと思います。エビデンスが出てからやりましょうではもう遅いんだと思うんです。ですので、このような介入というのが非常に今の日本には求められると思います。
さらに、学校での保健や体育によって身体教育を行っていくということは、これまで以上に、高齢社会を迎えている今、我々にとっては重要な取組だと思います。
それが1番目でして、2つ目、スポーツ中の安全確保ガイドラインについて、先ほど言ったように、小学生、中学生、そのような発育・発達段階にある人は、体の構造がまだ大人には達していない。子供の体は大人のミニチュアではないというふうなことがよく言われますけども、発育期のスポーツ障害として、骨が未成熟な時期で繰り返し運動を行うことで疲労骨折を起こしたり、腰椎の分離症という腰の障害があるんですけども、最近、私が経験した事例としては、小学生の低学年に毎日素振り100回を義務づけたことによって、腰椎分離すべり症というような状態になってしまった人を経験しています。いまだにそういうふうなことはあるんです。
また四肢の筋協調性、スキル、技術の未獲得な選手に過度な同一運動を行わせることで、組織に負荷が加わって疲労骨折を起こすこともよくあることです。つまり、身体機能に見合った練習量が行われていれば、バランスが取れていますけれども、様々な要因によって、まだ骨が未成熟、技術が未成熟なジュニアアスリートに対して過度な練習量を課すことによって運動器の負荷が加わって組織の負荷、それが外傷や障害につながってしまうというようなことが、いまだに起きております。
これはある意味スポーツの一つの側面で使い過ぎ障害と呼ばれるものになりますけども、これだけではなくて重篤な事故とか、あるいは熱中症とか、登山や海での事故とか、スポーツや運動に伴って発生するような様々な事例に対して、運動・スポーツ中の安全確保対策に関する検討会がスポーツ庁で開催されていて、そこでガイドラインが作成されております。
今年度の最後にファイナライズされリリースされるものになりますけども、この後の3枚のスライドに書いてあることが概要として、これからリリースされます。スポーツ中の安全確保対策のためのガイドラインですけども、対象者としては個人向け、運動・スポーツの指導者向け、あとイベントの主催者向け、あと運動・スポーツ活動の運営者向け、この中に学校での運動会とかそのようなもの、この主催者向けのところに入っていますけども、そのような注意点、それらをそれぞれの対象者に対してガイドラインをつくっています。
ただ、これは全ての対策の実施を求めるものではなく(関係者の責任を問うものでもない)というふうな形で書かれていますけども、対象者、スポーツ・運動を行う人たちの安全を確保するためには参考にしていただきたい内容になっております。
これが各5つの分冊ごとの内容なんですけども、今言った5つの対象者に対して、それぞれの項目の注意点が書かれています。ぜひスポーツ活動、運動、実際にイベント、体育の授業もそれに関わってくると思いますけども、体育の授業や運動会、そのようなところで運動・スポーツを行うときには、これを参考にしていただければなと思います。
これが最後に構成員、これに関わった委員の名簿になります。このような形でスポーツ庁のほうから、スポーツ現場をより安全にするというふうな取組が行われておりますので、紹介させていただきました。
以上で私からのプレゼンテーションを終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。

【友添主査】 どうもありがとうございました。さて、現代社会を考えてみると、デジタルとかDXを抜きにしては、教育も、あるいは社会そのものも成立しなくなってきていますが、そういった点で、体育・保健体育にとっての言わばデジタル化の重要な問題について、次は、中村委員から御提案いただければと思います。よろしくお願いします。

【中村委員】 よろしくお願いいたします。では、画面共有いたします。画面のほう写っていますでしょうか、大丈夫でしょうか。
それでは、つくば市立みどりの学園義務教育学校教頭の中村めぐみと申します。本日は事例紹介の場をいただきまして、ありがとうございます。まず、私は学校の本当に実際の教員ですので、学校で実際どのようなデジタル学習基盤を効果的に活用した体育が行われているのか、紹介させていただきます。
まず、本校については、日常的にテクノロジーが当たり前にある学校になっております。みどりの学園義務教育学校は、2,000人を擁する義務教育学校になっておりまして、実はこの2,000人の子供たちの個別最適な学びであったり、協働的な学びをするに当たっては、テクノロジーが必要不可欠になっております。そして、このテクノロジーを使うに当たって、私たちが少し危惧しているのは、やはり子供たちの体力低下というところも気になっているところではあります。
そういったところから本校においては、体育をより一層、子供たちにとって楽しいものというふうに捉えられる、楽しく運動ができるものとするには、どのような体育が求められているのかということを今チャレンジしているところです。
先生も子供もワクワクとチャレンジする、本校では、体育ICT部会というものが設置されておりまして、授業のデジタル化だけではなくテクノロジーを用いることで、身体の動きや、それから戦術における新たな可能性や切り拓きもありまして、先生方も子供たちも体育が楽しい、ワクワクするというような思いを持ってもらえるように努力をしているところです。
主に、今、私どもが取り組んでいる3つの先進技術による授業革新について、御紹介いたします。具体的な授業革新の柱として、1つ目はVR、真ん中にあるAIの骨格解析、そして、ベクネクト的なところなんですけども、3つ目は、やはり生成AIになります。一番左の第6学年のバレーボールでは、VRを使った没入体験を効果的に活用しまして、技能習得における課題を解決しております。
真ん中のマット運動につきましては、やはり自分の動き、試技に対して客観的な視点を持つ、そしてそれを数値化する評価といったものを使って興味関心を高めています。
そして一番右側の生成AI、これは生成AIと振り返りをすることで、教師の狙いに即した子供たちが具体的な振り返りをすることができる、そういった取組になっています。
では、少し具体的にお示ししていきます。バレーボールの授業では、コートに立つ前に実は少し課題がありました。子供たちは、ボールを少し扱うことが苦手なお子さんもいたり、特にバレーボールにおいてはパスの技能が難しいというところがあって、なかなかラリーが続かない、ラリーが続かないとバレーボールが面白くないというような現象に至っています。ですので、このVRゴーグルをかけますと何が見えると思いますか。実はこのVRゴーグルの中で見られるものは、オーバーハンドパスのボールの落下点というものが、実際のオーバーハンドパスのボールの動き方をシミュレーションしたものが見られます。この中身というものが、実はこれ教員が実際に自分の頭にカメラを置いて、オーバーハンドパスをするといった映像を撮っているので、本当にリアルに自分の頭の上にボールが落ちてくるという映像が見られる状態になっています。
つまり、こういったことをやることで、ボールへの恐怖心を軽減して、捕球動作のイメージを持って、実際にボールを受けることが可能になりますので、以前より技能を習得できるようになった児童生徒も多くなってきました。
また、右下にありますコートサイドのデータステーションというふうに呼んでいるんですけれども、ここでは、ゲームにおけるコートの使い方というものを客観的に見て、そこにあるデータ班がコート占有率を端末で確認しながら、戦略を練っていくといったところに、今度そこにモチベーションを持つというお子さんもいます。
続きまして、これは器械運動の指導です。AI骨格解析アプリを導入しておりまして、例えば、教師の「もっと背中を伸ばして」といった主観的な感覚による声かけというものが、なかなか子供たちにとっては、具体的に自分がどんな姿勢を取ればいいのかが分かりにくいというところから、映像にスケルトンである骨格を重ねて表示できるアプリを使っています。そして、児童が自分のやっているつもりというものと、実際の動きのずれを客観的に認識することができるようになります。
スマートコーチを使ったこの取組については、お手本のフォームと自分の動きの一致数、スコアが数値化して即座に示されます。この客観的なスコア化により練習が本当に、自分にとっては次、もう何%上げていこうというような意欲に変わり、子供たちはより高いスコアを目で可視化された数値で確認することができます。
このように、テクノロジーは子供たちを例えば個別にというふうに言ってしまうと、何か一人で黙々とというような意味合いが強く伝わってしまうかもしれないんですが、そうではなくて、こういったテクノロジーを使うことで、対話を生み出すことができます。子供たちは再生された動画と骨格データをともにのぞき込みながら、ここはもっとこう動いたほうがいいよねとか、互いにアドバイスを送り合います。教師が教えるのではなく、データという共通の事実を基に、子供同士がコーチングし合う協働的な学びが生まれています。
このように、私、実はNITSのほうでも動画をお示ししているんですけれども、本校では、これからもっと取り組んでいきたいこととしては、データを使って、さらにこのデータ、自分から発信した、自分から得られたデータを例えば保健体育の中で振り返ってみたり、身体的データを健康とひもづけていったりというようなことを今後チャレンジしたいなと思っております。
一部のICTTYPEVのほうでは、ハートレートをとりながら、そのデータ化したものを自分のパフォーマンスと見比べるといったところにもチャレンジしております。こちらは振り返りになります。振り返りの質を向上させるために、スクールAIという、これは教育に特化したAIを活用しています。AIはファシリテーターとして子供の気づきを肯定しつつ、具体的にはどう動くのというふうに問いかけてきます。
この双方向の対話を通じて、子供の漠然とした振り返りの反省が、次の授業で実行可能な、具体的なアクションプランになるわけですから、次の課題の設定にもなっていくわけです。例えば、僕は頑張ったといったときに、どこを頑張ったのというと、その頑張ったものに対してもう一度内省して、何に注力したのか、どの動きに焦点を当てたのか、今日は何をやったのかという内省につながっていきます。そこで、自分が今日獲得できたわざ、できたこと、そして自己肯定感が上がり、できなかった部分に関しては、よし、次、頑張ろうといったような、本当に課題設定までこういった生成AIとやっていくことにチャレンジしております。
実際の対話例では、AIの問いかけに対して児童がみんなが集まらない、左右のところでパスを待つといった具体的な戦術に気づく様子も見られました。AIが適度な距離を保つ動き、いいですね、なんていうふうにAIはすごく褒めてくれるんですけども、次時の学習に向けた強い意欲が形成されていきます。
実はこれは個人の端末だけではなく、教員たちがタブレットというものに共有させることによって、1班の戦術の工夫や、2班がそれを参考できるなどという共有が可能になります。ここは教員の工夫なんですけれども、個人の気づきからクラス全体の学びとして蓄積され、学級全体の戦術レベルの底上げだったり、知の獲得が増えていくというような取組です。
これまでの体育が主観的なフィードバックやイメージの理解に偏っていた、頼っていたものに対して、客観的なデータや視覚化された事実、そして数値的なデータといったものが能動的に分析や修正を行う体育となっていってほしいという願いと、そして、少しずつそういうような側面は見られてきています。目標が明確で即座にフィードバックが得られるため、子供たちは自ら考えて、次はこれをやろうというように動き出すことができています。
次に、本校の体育主任、朝生教諭による実践の紹介をさせていただきます。実は本校、球技が少し苦手というふうに意識を持っている子が25%ほどおりました。これの理由というのがボールを扱うのが苦手、またはチーム制なので、できないからチームに申し訳ないという心理的ハードルが大きな壁となっておりました。この課題に対して、本校では直接的に先にボール運動に行くのではなく、同じような動作やゲーム性を持つアルティメット、柔らかいこういったディスクで行う、アルティメットから、そしてハンドボールへと接続するようなスモールステップを検討してきました。柔らかいリスクを用いることで、心理的ハードルや恐怖心を取り除き、徐々にそのゲーム性やフィールドの使い方というものを習得した上で、今度はボール運動、ハンドボールへ適用させていくというように、技能向上ではなく、やはりそこの運動性を身につけて最終的にハンドボールに持っていくというようなステップをとっております。
第1フェーズでは、誰でも捕れる「キャッチビーマスター」というものを実践しております。柔らかいディスクを使用して、2分間で何回キャッチできるかというような競い合いをしました。落としたら申し訳ないという心理的ハードルを下げて、失敗を恐れずに、次に迎えるというものになっています。アルティメットの特性を生かして、4対2のアウトナンバーゲームといったものも、オフ・ザ・ボールの動きを学びながら行っています。
この実践の一番の特徴は、戦術の理解として、アナログとデジタルの画面からアプローチをしていきます。コートの使い方をこういったますめ調、クロスの画像の中で、タブレットの図に書き込んでいったり、これによってサイドを通した動きの運びや、中央は相手が近いといった気づきが生まれ、可視化されることで、そのチームの動きの核心が植えられるというふうに狙っているところです。こういったタブレットのデータも本当は蓄積してどんどん使っていきたいと思っています。
第6時では、アルティメットとハンドボールの共通点を確認しました。用具は変わっても、空間の活用やオフ・ザ・ボールの動きといった戦術的な思考は同じであることに気づかせていきました。
後半のフェーズではチームごとに自分たちの課題に目を向け、自ら選択して実践していく、自由進度学習の要素を入れた取組をしております。そして、まさに本校がデジタル学習基盤を使うといったところの一つなんですが、神の視点というふうに子供たちは呼んでいるのでそういうふうに書かせていただいたんですが、ドローンを活用して、コートを上から撮影します。自分の目の前の敵しか見えない、こういう前めのビューから、コート全体の空きスペースが一目瞭然となるドローンビューと視点を切り替えることで、空間認識が飛躍的に変わってくると感じました。
授業の集大成としてリーグ戦では、選手だけではなくここは役割なんですけども、いろんな関わり方につながると思います。審判、ドローン操作、分析、実況を行う応援など、全員が役割を持って取り組むことができました。まさにチームを超えたサポートをする、「する・みる・支える」の循環が実現したのではないかと感じています。
最後、対話型の振り返り、先ほどと同じAIを使って、実際の振り返りをしていきました。ここでも楽しかったで終わらせずに、AIの問いかけによって、身長が低い場合には、近くにいる人は高さを出すといったような次時の課題を具体的にしていく様子が見られました。
戦術の共有には、パワーポイントだけではなく、子供たちが実際に共有機能、共同編集、実際のパワーポイントをワークシート化しまして、共同編集しながら共有していくということもしております。これらの結果として、球技が好きといった子供たちが73%から94%に増えたというような結果も得られております。
このように、少し飛ばさせていただきます。続きまして、最後に本校のもう一つ、部活動地域展開について少し御紹介させてください。
本校は、部活動地域展開をする際に、放課後のスポーツの在り方について、子供たちに多様な過ごし方を提供したいとまず考えました。
続きまして、本校の独自の背景なんですが、人数が2,300人を超えてしまったために学校分離が行われます。そのときに子供たちが存続できないスポーツが、種目ができてしまうことを少し懸念しておりました。また、もちろん国の背景だったり、さらには質の高い専門者の指導、それから、先生方の働き方改革といったところも狙いとして持っておりました。
本校は、みどりのSCCというように、市の教育委員会と学校と民間企業、エンボス企画というクラブチームさんなんですけれども、ここが連携しまして、実際の地域展開をしております。これは、経産省の未来のブカツの実証事業にも採択されております。
また、このモデルについては、筑波大と専門的な指導者を派遣していただいたり、連携したりしておりますので、産学官が一体となって持続可能なエコシステムを構築しているものです。
運営面でもDXを非常に活用しておりまして、連絡手段についてはSlackやLINEを使っております。そして決済は全てキャッシュレス化をしております。地域クラブでも授業と同様にデジタルの活用が行われておりまして、動画分析アプリを使ったり、その分析に基づいたアドバイスというものが専門指導者によっても行われているところです。
このように子供たちのマルチスポーツによる多様な経験ということで、2種目の種目に参加することもできるというような特徴を持っております。この取組は、現行指導要領が掲げる「生涯スポーツ」の実現にも直結すると思っておりまして、実際本校でも、非常に先生方もこの仕組みによって働き方改革になっているという実感を持っておるところです。
時間のほうもなくなってまいりましたので、少し資料のほうは見ていただきまして、最後に本校につきましては、このような、いろんな多様な取組によって、身体機能の向上を高めるとともに、デジタル学習基盤というものを扱う、今度は新体制の充実といったところにも着手していきたいと思っております。
少し時間過ぎてしまいました。私から以上です。

【友添主査】 中村委員、ありがとうございました。非常に有意義なお話だったかと思います。
さて、私ごとで恐縮ですが12月の2回のワーキングの際、体調を崩しまして、植田主査代理に進行等をお任せいたしました。この場をお借りしまして、改めてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
この2回については、事務局より逐次報告を受けて、キャッチアップをしているところですが、さらに一層今日、議論を深めながら皆様とともに考えてまいりたいと思います。どうぞ、改めましてよろしくお願いいたします。
それでは、これよりお三方に御発表いただきました内容につきまして、質問、感想、今後の指導の充実の在り方など、ぜひ活発に御意見をいただければと思います。時間のほうですが、少し短くて恐縮なのですが、25分程度を想定しています。御意見等ある方は挙手ボタンを押していただけたらと思います。いかがでしょうか。よろしくお願いします。渡辺弘司委員、お願いします。

【渡辺(弘)委員】 医師会の渡辺でございます。金岡先生と、それから最後の中村先生に対して、感想と言うのは失礼かもしれませんけど、意見と、それから質問が1件あります。
金岡先生が御発表なされた7ページ目のスライドの「身体機能改善介入は運動器障害を低減できるか?」というスライドでございますけども、また、先生が書かれておられる右側の学校での保健・体育による身体教育はこれまで以上に重要だ、これは非常に全くそのとおりだと思います。
先生おっしゃるように、体育はパフォーマンスを維持するという点で非常に重要だと思うんですけども、先生も御存じのように、骨量というのは若年期で蓄積されて、壮年期にはもう蓄積されないことを考えると、若年期の栄養とか保健というのも非常に重要な位置を占めるところであります。なかなか子供からの生涯を通じた健康教育というのを文部科学省、なかなか進めていただいているようですけど、いまいちなので、ぜひ金岡委員のほうからも、強いプッシュをしていただきたいなという希望がございます。
もう1点は、中村先生に対しての御質問と、それから意見でございます。中村先生が数値化されたフィードバックが意欲を引き出すという御提言をされておられ、なおかつ、ICT活用による指導の質の向上というところのお考え、非常に大変賛同するところでございます。ただ、難しいのは学校保健データでさえ、今、個人情報の管理ということができていない中で、この体力の数値というのも継続して、個人のマイナポータルにフィードバックし、自らが活用するということが本来一番最も効果的だと思いますので、ぜひその推進に対して、先生も御助力いただきたいというお願いが1点でございます。
もう1点は、これ質問でございますけども、スクールAIによる対話というところを先生、御提示されておられるんですが、御存じのように、メンタルに関するAIとの対話で自殺が増えたというのは御存じだと思います。この生成AIを使う場合の質の担保というのを教師がどのように関与しているかというのが御質問でございます。長くなって申し訳ありませんが、簡単にだけ教えていただけるとありがたいです。

【友添主査】 金岡委員からよろしくお願いします。

【金岡委員】 ありがとうございました。確かに骨量を高める食事の管理、そのようなものも非常に重要になってくると思います。
今日、私が話したのは、主にその運動器の機能改善というふうなところになっているので、そこの話はあまりしておりませんけども、栄養の重要性、それも保健のほうでしっかりと教育していくべきなんじゃないかなと思います。
先ほど私が言った5つの心技体の要素になりますけども、あれもある意味、栄養素のように、つまりそれも大人に対しての話ですけど、筋トレだけとか有酸素運動だけとか、そういうふうに偏った運動ではなくて、栄養のようにバランスよく運動を行うということも重要なのかなと思っております。ちょっと追加の発言させていただきました。ありがとうございました。

【友添主査】 中村委員、お願いします。

【中村委員】 ありがとうございます。私からは先ほどの生成AIについてなんですが、このスクールAIにつきましては、実は、一般的なChatGPTとかそういったものと違って、先生方が裏で本時の狙いだったり、本時でどういった力をつけたいかというものをプロットで書いておりまして、それに対してフィードバックが返ってくるものになっております。
つまり、一般的なクラウド上のリソースからフィードバックが来るものではなくて、本当に先生が授業のねらいに即したものから返ってくるような、少しクローズな、閉じた生成AIになっておりますので、そこの安全性は担保できているというふうになっております。
私から以上です。

【友添主査】 ありがとうございました。いずれにしても、デジタル化の進行と身体性の問題は、人類が今まで直面してこなかった新たな地平を開いていくことになるかと思います。また、これからさまざまなテーマが出てくるかと思います。
新たに、佐藤豊委員、お願いします。

【佐藤(豊)委員】 ありがとうございます。ICT活用からデジタル技術活用と範囲が広がっていく流れの変化の中であると思いますし、宇山委員、金岡委員、中村委員のそれぞれの発表の中に、今我々が留意すべき最先端の情報提供を頂けたと思っております。
私自身も令和4年にスポーツ庁の一人一台のタブレットの活用の事例集のほうを携わらせていただいたり、体つくりアプリで10年前に開発して体つくり運動領域で実践したりもしていますが、その中で見えてきた課題というのは、運動量の確保というところにこだわられる先生方も多くいらっしゃいます。体を動かさなきゃ体育じゃないというこれまでの指導観のイメージが強く、3つの資質・能力を育てるという教科としての目的とちょっとずれていて、今求められている学力観への転換が障害となっていることが一つ、もう一つは、年配の先生も多く、ICTを使いこなせない、あるいは、今までの指導を捨てて新たなスキル
の獲得への意欲がわかないという意識が、アナログでリアルのほうがより学習効果があるという意見の背景となっているとも思う部分もありますので、その二つに対応していかなきゃいけないという問題があるのかなと思っています。
また、活用できない一つの理由で一番感じるのは、教師が指導する際の知識の扱い方にも課題があると思います。動作のどこを見るのかとか、何をアドバイスするのかというところの情報、分析の視点を生徒にしっかり与えないと、ただ撮って終わりになってしまうというケースも結構多いので、結果として効果がないと感じてしまっている。
体育での今後の活用では、安全という視点でICT使って、熱中症や突然死を防ぐ体育の授業を事故ゼロにするための、いわゆるセンシング技術とかの導入とか開発とか、ぜひスポーツ庁と文部科学省のほうでもサポートを検討いただけるとありがたいです。個人では、開発費や維持が非常に高額で難しいところがあります。地方の中学校だと1名だったり2名だったりで授業をされている学校が非常に多いということもありますし、遠隔地サポートなどでもデジタル技術の活用できるといいかなと思いました。 以上です。

【友添主査】 中村委員へのお尋ねということでよろしいでしょうか。

【佐藤(豊)委員】 すみません、意見になっちゃいましたね。

【友添主査】 中村委員、いかがでしょうか、今の御意見お伺いして御感想等をお願いします。

【中村委員】 ありがとうございます。ICTというものを安全面で使っていくという部分に関しては、学校としても例えばハートレートを取ることで、熱中症の場合の、例えば体温と心拍数の変容を先生がモニタリングできることというのができるんじゃないかと、実際に私たちもそれにチャレンジしたいと思っておりますので、そういった活用の仕方をぜひまた私もやってみたいときにアドバイスいただければと思っております。よろしくお願いいたします。

【友添主査】 ありがとうございます。それでは、続きまして、南委員、お願いします。

【南委員】 3名の委員の皆様、本当にありがとうございました。時間がないので私の感想とか今後の期待について述べさせていただきます。
特に金岡先生のプレゼンにつきましては、エビデンスがたくさん示されていたので、とても説得力があると感じました。子供が単に体育の授業で運動の仕方を理解するとか、思考判断して実践するのみではなく、こういうエビデンスを、できるだけ保健でも、これは必要に応じてですけれども、学ぶ機会があれば体育と保健の往還にも貢献するのではないかと思いました。体育でこういうことが得意な子、保健だとこういうことが得意な子、それぞれが得意なところから、また、もう一方の分野とか領域のところにもチャレンジしていく、そういったところができればありがたいと思います。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。お三方の先生方ということではなくて、御意見という形でお引き取りをさせていただこうと思います。
ほかにありますでしょうか、大井委員、お願いします。

【大井委員】 3名の委員の皆様、本当に授業改善を進めていく上で貴重な御示唆をいただきました。本当にありがとうございます。
中村委員にちょっとお伺いしたいことがございます。本校でも生成AIを活用した授業についての研究というのを進めておりまして、大変御校の実践について興味深く御発表を伺いました。それで自分の姿やチームの姿を客観的に、それから科学的に捉えていくということで、知識・技能の学びであるとか、あるいは思考、判断、表現の活動が非常に活性化するというところは、私も本当に同感なんです。
ただ、結果としてそれが主体的に学習に取り組む態度にも非常に結びついているのではないかと考えておりまして、やはり自分を客観的に捉えることで学習調整ですとか、それからそれを粘り強く取り組んでいく力の向上にもつながっているんじゃないかと考えているんですが、中村委員の学校では、その辺の子供たちの学びの状況をどのように捉えていらっしゃるかというのが、もしお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。

【友添主査】 中村委員、お願いします。

【中村委員】 ありがとうございます。まさに本当におっしゃっていただいたところ、私たちも実感しております。なぜかといいますと、マット運動の際にこれまでは撮ったときに撮った動作をただ見るというような場面があったんですが、それを数値化することによって、やはり子供の声として、ああ、ちょっと俺は次、80%台を狙うからとかというような子供たち同士の声が聞こえてくるんです。そうなると、やっぱり次の意欲というものが明確に目標として定まっていくというところに、今度、学びに向かう意欲ということが感じられる一面がありました。
また、戦術を分析している際には、分析する役割の子がとてもこうこうとお話をするんです。その自分の与えられた役割に対して、僕はここがすごくスペース空いているからこうするといいんだよというふうにやっている様子が、実際の技能のほうではなくて、そこに生かされている楽しさを少し感じているところではあります。もう少し、私たちもその辺の姿をエビデンスとして取っていきたいなと思っております。

【友添主査】 ありがとうございました。佐藤若委員、お願いします。

【佐藤(若)委員】 3人の先生方、どうもありがとうございました。
最初に金岡先生のところのお話をお伺いして、金岡先生のお話から、自分の中でイメージしたのが「体つくり運動」だったんですけども、現場の体育授業では「実生活に生かす運動の計画」において、体力・運動能力テストを手がかりに自分の体力を少しプロデュースしようという形で取り組んでいる学校が多いと思いますが、先生から御紹介いただいたセルフチェック等も利用しながらできたらよいと思いました。また、先生のこの知見を体つくり運動にも生かしていけるのではないかと感じたところです。ありがとうございます。
それから、お二人の先生方からICTというか、テクノロジーのお話をお聞きして、ぜひ本当にこれからの体育授業にさらに生かしていきたいものだなと思っているんですが、現場からすると、このICT活用については、2つ課題があると思っています。
先ほど佐藤先生もおっしゃったと思いますが、そのほかに教員はICTを使いたい、テクノロジーを使いたいという意欲はありますが、環境面というか、実際に中学校、高校現場では体育館にWi-Fiが通っていないとかということもあって、中学校の現場の先生方からもやりたいんだけども、できないんだよというお話もお聞きしています。
それから、もう一つはアプリの活用や、中村先生からスクールAIの活用とありましたけれども、できるだけそういったものも利用したい、活用したいと思っているんですが、校長としては財政面というか、額的にも高額なものも多く取り入れることが難しいと感じています。そういったことについて、特に中村先生に、機材や環境面についてどのような形で対応なさっているのかをお聞きしたいと思って、質問させていただきます。

【友添主査】 中村先生、お願いします。

【中村委員】 ありがとうございます。本校につきましては、割と社会貢献プログラムというものを今、民間企業さん持っていらっしゃったりします。そういったものを活用して、実証的に活用させていただくという場面を多く取っております。もし短期間であっても、そういった効果が生まれれば、それを購入するということを予算化していくということも、アピールにもつながっておりますので、実証研究をやらせていただいたりとか、あとは学校内にある学校予算を使ったりとか、あと実は本校はパナソニック研究指定校というふうになっておりまして、そういった教育助成の補助金を使ったりということで、何とか企業、環境周りを整備しているところです。

【佐藤(若)委員】 ありがとうございました。

【友添主査】 ありがとうございます。続きまして、岡出委員、お願いします。

【岡出委員】 ありがとうございました。お時間限られていますので、お三方の先生、ありがとうございました。宇山先生と中村先生のお話を伺っていて、これは多分、次の話題に関わることだなと思ったので、発言だけさせてください。
例えば体つくりのところで、フェンシングに関連することをやりますって、何でそれですかみたいな話、多分必ず出そうな気がしていて、球技のところでもアルティメット云々の話が出て、何でアルティメットですかみたいな話が必ず出ると思うんですけど、今のお話を聞いていると、その中核的な概念、云々というふうに言われるその知識だとか技能だとか、そこの社会性のところも関わって、改めてその種目ベースじゃなくて何を教えることができるのかというところを、やっぱり考え直す視点をいただいているような気はしました。
あと中村委員のほうからありました単元の組み方は、結構長時間で捉えていますよね。12時間ぐらい、意外にこれが取れてなくってできないみたいな話がいろいろ出てしまうような気がするので、改めてその計画の立て方等も現実的に考えていかないといけないということなんかも今後の論議で活用できればなと感じました。これは感想だけです。

【友添主査】 ありがとうございました。宇山委員、いかがでしょうか。例えばなぜスマートフェンシングが教材として価値があるのかということを少しお話しいただければと思います。

【宇山委員】 ありがとうございました。私がそう言って介入するのであれば、どうしてもフェンシングというところが出てくるので、そういった手段としてフェンシングを導入させていただいていますが、例えばマスクをかぶらないといけないとか、金属製の剣を持たないとフェンシングじゃないというようなスポーツを運営する側のエゴではなくて、それをどういうふうにハードルを排除して、さらには今、教育現場で求められているもの、また、今の子供に必要なものというものを提供できるのかという形をリードするではないんですけれども、フェンシングというところの事例の中で表現をして、行く行くは他スポーツのところでも同じように、疑似体験できるツールができないかとか、それにICTを活用することで子供にいい刺激を与えられるということを目指して活動しております。

【友添主査】 ありがとうございます。中村委員、どうでしょう、いわゆる教材から学習内容へということの一つの提案として、岡出委員が言われたことですけれども、この点について御意見ございますでしょうか。

【中村委員】 ありがとうございます。やはり今回のワーキングでもお話しされているように、中核的な概念というのもそうなんですけども、やっぱり類似の動きを持つものから、しかも段階的に容易なものから高度なものにというふうに少しステップアップ、長いスパンを取ってステップアップしていくことで、子供たちの基礎技能をつけてから、最終的な高度な技能を必要とするゲーム性の高いものに、ちゃんとなだらかに持っていくということが、嫌いという意識を下げるものにつながっていくんじゃないかなと思っているところです。

【友添主査】 ありがとうございます。短時間でしたが、濃密な意見交換ができたかと思っています。それでは、意見交換はここまでとしたいと思います。
宇山委員、金岡委員、中村委員には、今日の御発表ありがとうございました。体育授業等の一層の充実を図る上で、新たな視点も含めて、重要な示唆が多くあったと思っています。引き続き、子供たちの学びがどう変わり、今後に向けて一層発展していくかという視点はぶれないようにしながら、今日の議論を踏まえて検討を進めてまいりたいと思います。
それでは、議事2に入ります。「体育科・保健体育科における「高次の資質・能力」等について」、まずは事務局、赤間室長より御説明をお願いします。

【赤間企画調整室長】 事務局でございます。資料2に基づいて御説明させていただきます。
まず、本日の議論の全体像をお示ししたものでございます。これまでのワーキングの議論の中で議論してきた内容の振り返りになりますけれども、目標や見方・考え方、これまでの議論を踏まえた検討状況や方向性について、また、改めて確認させていただくということ。それから前回の議論の中で、内容の部分に関してこの表形式による内容の一層の構造化をしていく、これが全体の方向性として言われている内容になりますので、これを踏まえた検討状況や方向性についても改めて確認をさせていただきます。また、系統性について、体育の運動領域に関しては、前回系統性の改善イメージをお示ししたところでございますが、保健について今回新たな改善イメージを作成をし、議論をいただきたいと思っております。
また、高次の資質・能力につきまして、前回ワーキングにおいては、体育の運動領域、それから保健の内容の一つの内容のまとまりについて、サンプルのような形で御議論いただきましたけれども、全ての内容のまとまりについて、今回暫定的なイメージを作成をし、御提示をさせていただくというような形になってございます。
本日の議論も踏まえまして、これらの内容を企画特別部会のほうに、体育・保健体育ワーキングの案として、御報告をさせていただきたいと考えておりますけれども、よろしく御審議をいただきたいと考えてございます。
次のページからは振り返りという形になりますけれども、まず、体育・保健体育等を学ぶ意義や価値について、第1回、第2回の先生方の発表を基に作成をしたものでございます。この資料自体は特段何か変わったものということではございませんけれども、この内容を前提としまして、次のページにございます見方・考え方について御議論をいただきました。現状の整理ということでございますけれども、中ほどに検討状況や方向性、これまでいただいた御意見や方向性というのもお示しをしながら、一番下のところでございますけれども、改善案(暫定版)ということで、体育と保健のそれぞれの見方・考え方についてお示しをしてございます。この内容については、前回のワーキングまでお示しした内容からは変更がございません。
それから5ページ、次のページでございますけれども、目標について現状の整理、こういった見方・考え方を踏まえて目標をどうしていくかという御議論いただきました。まさに子供たちの心身の発達を踏まえて、系統性というものが大事だというところに関しては、従来どおり維持していくという形でありますけれども、教科として目指す方向性、こういったものについて学校種によって、異なるものではないという部分に関しては、まさにその柱書きのところを共通的に示していくというところ、そして発達段階に応じた書き分けについては、3つの資質・能力の柱ごとに整理をしていくというような方向性、それから3つ目のところにありますように、学びに向かう力や人間性等につきましては、全体の議論の中でも幾つかの要素に構造化をしながら整理をしていくという形でありましたけれども、それを目標に落とし込む際に、冗長とならないように、箇条書きなども適宜用いながら整理をしていくということ。そして御意見もいただきましたけれども、まさに教科としての一体性のお話になりますが、体育と保健、こういったものの相互の連携を図りつつ、議論していくというところの御指摘をいただいているところでございます。
それを踏まえて次のページが、目標について現状の整理、全体像、改善イメージでございます。一番上のところが共通の示しております柱書きのところについては、学校種共通でお示しをしつつ、小中高校についてそれぞれの3つの資質・能力の柱ごとに、資質・能力の書き分けというものをさせていただいているというところでございます。
赤字の部分が、前回提示したものからの差分になりますけれども、一番左のところの「運動の特性に応じた」という表現、こちらについては、前回お示ししたものがやはりその特性に応じた運動の行い方ということで、指示代名詞が何を指し示しているのかというところを明確にしたという形式的な修正でございます。
それから右側について、学びに向かう力や人間性等の中で、運動の多様な、これは原案でいきますと運動の多様な関わり方に関心を持つというような表現でありましたし、こちらを今回は運動の多様な楽しみ方に関心を持つというような形で修正を加えてございます。
この趣旨でございますけれども、こちらについては、今回の体育の運動領域の議論の中で、学びに向かう力や人間性も等に位置づけられておりました公正であるとか協力であるとかそういった内容について、今回の御議論の中で、知識・技能の中に再整理をするというような御議論をいただいたところでございます。
それらについては、例えば小学校の知識・技能のところで見ていただきますと、自他の運動との関わり方、こういった表現の中にそれらのものを受け止めているというような整理をさせていただいております。ここで言うその関わり方ということと、また、学びに向かう力の人間性のところにも関わり方ということが出てくることの、ちょっと関係性が見えづらいというところもございましたので、そこについては、まさに見方・考え方のところでも表現されておりますけれども、この運動の多様な楽しみ方というところ、こういったところを小中高を通じて表現をすると、そういったものに関心を持っていくということが、全体の体育科の改善の方向性とも親和性があるのではないかということで修正をさせていただいてございます。
それから7ページ以降、系統性の話でございます。体育の運動領域等々の系統性の改善イメージということで、こちらについては前回具体的な問題意識、それから、検討状況、方向性、こちらについては、前回御説明をさせていただいたような内容が記載されておりますが、中ほどの現行の系統性にありますように、今までこのタイプの運動領域に関しては、12年間を見通してそれらを子供の発達段階というところをとらまえながら、4年ごとの区切りで、4、4、4の区切りでやっておりますけれども、大まかなこういった発達段階や学校間の接続というものを意識しながら、この4年ごとのまとまりで捉えていくということ自体は妥当であるというふうな評価をいただいていると理解をしてございますけれども、現場において、この整理を踏まえた指導の実質化というものが図られるか、図られているかというところに関しては、まだまだ道半ばの部分、指導の充実の改善の余地があるのではないかという問題意識から出発をしてございます。
そういった意味では、幼児期からの接続、小学校段階への学びの接続というところ、その中で、小学校の遊びを通した学びの実質化、そしてこの最初の4年間、各種の運動の基礎を培う時期というところで、全ての子供たちの十分な活動機会を確保していく、より豊かに運動のよさを味わっていくと。その中で発達段階を踏まえて「動き」であったり、その先につながっていく「技」等々を身につけていく、磨いていくというような改善が図れないだろうかと。
そして、真ん中のこの4年間については、小学校、中学校という学校種をまたぐというようなことも出てくるわけでありますけれども、それらも含めて中学校、高等学校において指導内容が過度に高度化していくということを解消していくという方向性の中で、検討を進めているというようなところでございます。
次のページが、具体的に前回、御提案をさせていただきました改善案ということで示させていただいております。こういった改善の方向性、問題意識を踏まえて、小学校の4年間、最初の4年間について、小学校の3、4年生も含めて、この「運動遊び」ということで領域名を統一をする。それから、小学校と中学校をまたいでいる真ん中の4年間、こちらについても「運動」というところで、領域名を統一をする。その中で、この4、4、4という発達段階を踏まえた指導というものを意識しながらやっていくということ。また、その中で、過度な高度化というものを避けるような形で、緩やかに子供たちの学びというものを進めていくというところを表現をさせていただいております。
また、今回新しく追記をさせていただいているところに関して言いますと、一番右側の青い、最後の4年間のところでございますけれども、こちらについて指し示して、時期の考え方を少し赤字で修正をさせていただいております。小学校、中学校に関しては、領域名の変更等々を今回御提案させていただいているわけですけども、高等学校についても、これは当然、小学校段階、中学校段階でのこういった改善を加えることによって、内容についても、改善が図られていく必要というのは当然ございます。
その上で、今回はその領域名そのものについては、改善をするということは御提案をしていないわけでございますが、これは小学校、中学校、高等学校、あるいはこの4、4、4の中で全て共通して、我々が目指していくべきものというものを明確にしていく必要があるだろうということで、従前は、この卒業後も運動やスポーツに多様な形で関わることができるようにする時期という表現でありましたけれども、その中に、やはりこの「多様な楽しみ方で豊かに関わる」というところ、こういったところを中学校3年生から高等学校にかけてのこの4年間についても、改善の方向性に即した表現ぶりにしていくということで示させていただいてございます。
中ほどより下の部分でございますが、「「運動遊び」について」ということで、我々がこの運動遊びについてどういうふうなイメージをしているかということ、これは今回小学校3、4年生も含めて、領域名として「運動遊び」で統一をするということに対してのいろいろな御意見もある中で、それらについて、我々としても丁寧にそのイメージというのも御説明していく必要があるだろうということで、今回、記載をさせていただいてございます。
自己決定あるいはその自身の可能性の実現能力の向上に向けて、内発的に動機づけられて運動に取り組むという活動を我々はイメージをしているというところでございます。まさに神経系の発達の話もございましたけれども、小学校4年生頃までの児童の発達段階を踏まえまして、やってみたいとか、こうしたいといった、子供たちの内発的な動機づけに基づく活動機会を十分に確保していく。
そして、この各種運動の基礎として、生涯にわたって重要である動きであるとか、その後の運動につながる技、そういったものの習得をこの4年間をかけて緩やかに豊かに行っていくということを意図しているものであるというところでございます。そういったことを通じて、いわゆるやらされではなくて、内発的な動機づけに基づいて、誰一人取り残すことなく子供たちが夢中になって取り組む経験を充実していくとか、あるいは体を動かすことや運動に対する前向きな気持ち、こういったものを高めていく、それによって運動との関わりの好循環であるとか、豊かなスポーツライフの実現というものにつなげていきたいと、そういったところ、また、この内発的な動機に基づいて他者と関わりながら試行錯誤すると、こういった活動の中で、まさに思考力、判断力、表現力や学びに向かう力や人間性等の高まり、先ほどの前段のプレゼンテーションの中でもありましたけれども、そういったものの高まりも期待をしているというところでございます。
また、具体的に授業がどう変わっていくかというところ、また、この4年間のくくりということでありますけれども、全小学校1、2年生、中学年3、4年生というところで、その中にも当然レイヤーがあるということを踏み込んだ上で、一番下のところですが、簡単なイメージということで、「器械・器具を使っての運動遊び」に関しての授業のイメージというものを簡単にお示しをさせていただいております。こういったものも適宜活用しながら、丁寧に我々としては御説明をしてまいりたいと思ってございます。これらについても先生方の御議論をいただければと思います。
それから、次のページからは保健に関しての内容になります。保健の内容の「系統性」の改善イメージ案ということで、前回は現在の系統性だけお示しをしておりました。この真ん中の青い現行の系統性がございますけれども、問題意識といたしましては、当然発達段階に応じた系統性の整理ということを行っているわけでありますけれども、内容のまとまりの相互の関係性がかなり複雑に入り組んでいる、矢印がいろいろ飛び飛んでいるということもありますけれども、そういった部分もありまして、なかなかこの系統性を意識した指導の充実というのが図りづらい側面があるのではないかというのが1点。
それからもう1点は、一部の内容のまとまりにおいては、取り扱う内容がかなり広範な内容に及んでいるもの、それから、複数学年にまたがって指導しているようなものもございまして、内容のまとまりごとの資質・能力の深まりを踏まえた指導というものがしづらくなっているというものもあるのではないかという問題意識でございます。
それらを踏まえて検討の方向性、下のところございますけれども、内容のまとまりを必要に応じて細分化をいたしまして、内容相互の関係性をより明確にしてはどうかという点。それから、取り扱う内容が広範であったり、複数学年にまたがるなどの状況が生じているものについては、同一学年において指導ができるように、原則として単一学年ごとのまとまりとなるように再整理をしてはどうかと考えてございます。
これらを前提といたしまして、次のページでございますが、保健の系統性の改善イメージ案というものをお示しをしてございます。左から右に流れていくという姿自体は現行と同じでございますけれども、大きく分けて、この6つの内容のまとまりという形に細分化をし、系統性を明確にするという改善を図ってございます。
具体的には、上から健康な生活、それから心の健康に関すること、それからけがや傷害の防止に関すること、病気の疾病の予防に関すること、そして身体の発育や身体の機能の発達に関すること、そして健康と環境、それから健康を支える環境づくりということで、大きくこの6つに細分化をし、系統性をより明確にするというような改善が図れればと考えてございます。
それから次のページでございますが、内容について、表形式を用いて一層構造化をしていく、そして、その中で高次の資質・能力というものを抽出をしていくということが全体の中で求められている内容でございますが、検討状況、方向性のところにありますとおり、体育・保健体育科として、これを指導要領の中でどういうふうに表現をしていくか、表形式としてどう表現していくかというところに関して言いますと、まさにその知識・技能のところに体育の保健もやっぱりその系統性が明確に表れているという部分がございますので、そういったものに対応して一体的にどういった思考力、判断力を育成していくのかということを示していくというところで、一番右下のところにありますけれども、並列パターンといった、この表の形式を用いて整理をしていくというところ。
それから体育に関しては、先ほども申し上げましたけれども、公正や協力、責任等々の内容、こういったものを知識・技能のところに整理をするというような形、運動との関わり方という形で呼んでおりますが、そういったものに関しては、それぞれの運動領域の特性、当然そういったものも踏まえながら取り扱っていく必要はありますけれども、基本的には全ての領域で共通して示していくものとして位置づけてはどうかと考えてございます。
それから、保健についても健康や安全に関する原則、あるいはそれに関わる概念、それらに関わる原則については、内容のまとまりによって当然性質が異なるということで、表形式による内容の整理、高次の資質・能力の整理の中で、内容の特質に応じて分かりやすく示していくということに十分留意をしてはどうかということでございます。
これらを踏まえまして、12ページ以降に具体的な内容の提案でございますけども、12ページに関しては、まず前回お示しをした小学校のボール運動系という一つの内容のまとまりについて、サンプルとしてお示しした内容をそのままお示しをしてございます。グレーのところに実際の指導項目、学習内容、そういったものをお示しをしながら、これらの学習を通じて、高められたその高次の資質・能力の姿というものを、左側に知識・技能、右側に思考力、判断力ということで、赤枠囲みのところで表現をしている。
それから、体育の運動領域に関しては、先ほど申し上げました公正、協力等々の内容については、全ての運動領域に共通する内容であろうということで、ボール運動系に限らず、共通の内容として示していくというようなことを前回、お示しをさせていただいてございます。
この一つのサンプルを前提としまして、全体を整理したものが13ページ以降でございます。13ページ以降、まず体育に関しては、運動領域に加えて体育理論も含めた体育の全体の内容を整理をしてございます。A、B、C等々でそれぞれの領域、そしてそれが内容のまとまりという形になってございますけれども、それらについて小学校、中学校、高等学校の学校種に応じた内容の項目例をお示ししつつ、それに対応する高次の資質・能力というものを知識・技能、それから思考力、判断力、表現力等について、それぞれお示しをしたもの、それが赤枠囲みで示してございます。
内容項目例のところについては、あらかじめお断りをしておきますが、基本的には現行の学習指導要領の内容項目例を前提に、こういった高次の資質・能力というものを抽出しているというところを御理解いただければと思います。
また、18ページ以降については、保健の内容、健康な生活、心の健康等々書いてございます。これらについても、今回新しく改善イメージということで6つの系統性、柱で整理してございますが、それに即した6つの内容のまとまりで整理をしております。それについても、先ほど体育のところで御説明したような資料の構造になっているというところで、この赤枠囲みの高次の資質・能力について、先生方に十分に御議論をいただきたいと考えてございます。
長くなりました。事務局からの説明は以上でございます。

【友添主査】 ありがとうございました。事務局にはこれまで検討を重ねてきました「見方・考え方」「目標」「表形式による構造化」等についての方向性を改めて整理をいただきました。大変な作業だったかと拝察しています。また、体育・保健の「系統性」についても改善イメージをまとめていただいた上で、「高次の資質・能力」を全校種・全領域にわたってお示しをいただきました。これも極めて大変な作業だったかと思います。
事務局からもありましたとおり、今日のワーキングでの議論の後には、一旦「目標」などの全てを「企画特別部会」に提出をし、全教科等並べての議論が行われます。その後、「企画特別部会」からのフィードバックを踏まえて、体育を含む各教科等のワーキングでさらに議論を進めることが見込まれています。したがいまして、今日決定するというものではありませんが、そのような前提でここからの時間、40分少しイメージをしておりますけれども、この時間を活用しながら意見交換を行っていただければと思っています。
それでは、御意見等ある方、挙手ボタンを押していただけたらと思います。どこからでも、結構でございます。よろしくお願いします。それでは、渡辺弘司委員、お願いします。

【渡辺(弘)委員】 渡辺でございます。時間のこともありますので、できるだけ簡潔に話をさせていただきます。
6ページの目標についてというところでございますけども、思考力、判断力、表現力等、高校生のところでございますが、現在認識されている課題を合理的、計画的に考え、判断するだけではなくて、特に高校のレベルであれば、合理的、計画的に判断する過程において、未知の課題に対する対応力とか応用力とか展開力というのも身につけていただくことも教育の目的ではないかと思います。文字数の制限があるので難しいと思うんですけど、ぜひこのような視点を考えていただければとまず思っております。
それから、学校安全というところも非常に重要なことで、全てのところに書いてあるんですけども、これは学校安全というのは恐らく保健体育だけじゃなくて、全ての教科にわたって必要なことかもしれませんので、ナッジの手法のようなものを用いたような感じで、小さく細かく分散して広く書かれるというような視点、今日は保健体育のワーキングなので、そういう発言はちょっとよくないかもしれませんけど、ぜひ他の科目に分散する形で、しっかり書いていただくのがいいんじゃないかなとまず思います。
10ページの系統的なイメージに関して大変分かりやすくなりまして、大変ありがたいと思います。心の健康というところの対策という振り分けがすごく分かりやすくなったと思います。ただ、このY軸の並べ方に関して、やはり各縦の項目がお互いが関与するところがありますので、この配置に関してまた御検討いただければと思います。
最後は13ページからの資質・能力のイメージ案でございますけども、非常に分かりやすく書いていただいたことに関しては評価いたしますけども、これはやっぱり旧学習指導要領の項目の振り分けなので、ぜひこの各論に関しても、各委員が考えが述べれるような機会を持っていただければありがたいと思います。
私のほうからは以上でございます。

【友添主査】 ありがとうございます。検討させていただければと思います。
続きまして、佐藤豊委員、お願いします。

【佐藤(豊)委員】 よろしくお願いします。1つ目は質問で、本体の一番最初のところの構造図の図のところの事務局への質問なんですけども、一番最初のところですかね。ごめんなさい、これです。これは本体の構造が目標が書かれて、見方・考え方が書かれて、内容が書かれて、指導計画の作成と内容の取扱いという順番になると思うんですけど、文章はあった上で表ができるのか、内容自体がもう知識・技能と思考力、判断力、表現力に集約されるのかという質問です。1個目です。これの確認が、まずあるんですけど、続けて発言を終えたほうがいいですか。

【友添主査】 まず、発言を終えてください。

【佐藤(豊)委員】 そしたら2個目は目標のところで、今回新たに運動の、その特性を運動の特性に変えていただいたところなんですけど、運動の特性に応じた運動の行い方となっているんですけど、運動2回来ているので、例えば運動の特性に応じた行い方というのは検討していただければなというか、コンパクトに言っても意味通じるんじゃないかなと思ったのが2個目です。
最後のところは4、4、4の新たな枠組みの領域の、ここのところですけども、例えば小学校のところで、結構高度な内容を取り扱ってしまったりとか、高校で内容が難しいと言われたりとかというのは、もしかしたら縦の協力というんですかね、この4、4、4というのをしっかりと御理解をしていただくための周知をしっかりとしていくことで、学校の現場の先生が次の校種につないでいくという、協力関係を促していくことが大事なのかなというのと、現行でもこの4、4、4の中身を細かく見ていくと、例えば中3と高校1年生は踊り場的にしているとか、後ろに行くほど大単元にして、授業、学習指導要領自体とか例示が考えられたりもしているので、その辺ところもしっかりと周知していくことも大事かなと。その上で変えるべきところを変えていくというふうにしていくといいんじゃないかなと思いました。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。1点目のお尋ね、事務局のほうよろしくお願いします。

【赤間企画調整室長】 ありがとうございます。学習指導要領の中での具体的な多分示し方ということだと思います。基本的には、今この2ページのところでお示ししている目標とか見方・考え方、それから内容というところの示し方については、総則部会等々で御議論をいただいている、各教科に対してこういったところをこういうふうな形でというふうなオペレーションに従ったものを議論させていただいているという形になります。
当然、告示の形式というところは恐らく変わらないわけですけれども、内容に関してこういった表形式を用いながら構造化をしていくということが全体の命題になっておりますので、基本的に今までの流しで書いていた部分が、こういった表になるというふうな理解でおります。

【佐藤(豊)委員】】 分かりました。そうすると例えば項目だと足りなくなっちゃいますよね、というか、体つくり運動はこれこれこれこれすることと書いてあったやつが、体つくり運動という表になってしまうと、内容の表記がなくなってしまうで、その辺ところはこの後の論議になるんですかね。それとも文章が残っていて、文章の後にこういう例ですと示されるのかによって、最後の表がこれでいいですよと合意ができるのか、できないのかが大分変わってくるなと思ったんで御質問しました。

【赤間企画調整室長】 恐らく指導内容の具体の部分なのかなと思います。そこら辺をちょっとどういったつくりにするのか、今回はまさに内容項目例という形で、この高次の資質・能力を議論するために、サンプルとしてこういったものをお出しをしておりますけれども、具体的に指導要領になる際には、当然そこがなければ学校現場の指導ができないという形になりますので、そういったところは全体のつくりを最終的にならしていく中で、そういったところをブラッシュアップをしていくというような形になろうかと思っております。

【佐藤(豊)委員】 分かりました。

【友添主査】 佐藤先生、内容のところですけれども、いわゆる学習指導要領を構造化したときのマッピングだと思ったほうがいいかなと思うんです。具体的にこの構造がここに示されればいいという、まずはこのレベルではですね、というところの理解を一応しておいたほうがいいかなと思います、今のところは。
すみません、佐藤若委員、お願いします。

【佐藤(若)委員】 すみません、私は高次の資質・能力のところなんですけれども、スライドだと、具体的によろしいでしょうか、全ての領域について、高次の資質・能力を割っていただいたところだと思うんですけども、この書き方というかフォーマットのことについて、ちょっとお聞きしたいと思っています。
ここのつくりとしては、「総合的な理解」と「総合的な発揮」に分けて記述されており、特に「総合的な理解」のところは、知識・技能の部分が書かれています。具体的には高校の「陸上競技」の「総合的な理解」では「走・跳・投に関する合理的・効率的な動きで、記録に挑戦したり相手と競争したりすることで、自他が一層楽しさや喜びを味わうことができることを理解する」と書かれています。これは「総合的な理解」なので「~理解する」が文末になるとは思いますが、これまでの「知識」という部分はどこに書かれているのかなと思ったところです。
今までは例えば行い方で、こういったことはできるようにするためにはこういう理解ことが必要、大切だよという知識を与えたり、または中高だと、体力の高め方や運動の観察の仕方などが入って、そういうことを指導して、また、それができるようにするというつくりだったと思うんですけども、これだと「できることによって理解する」、「楽しみを理解する」ということになるので、「できないと駄目なのか」ということにつながってしまうのかなとも思っています。
また、その下の、項目については、技能のいわゆる今までの学習指導要領の本体のア、イ、ウの中の種目名が書かれているんですけども、ここに知識は書かれないのかというこの2つのことについて、お聞きしたいと思いました。
以上です。

【友添主査】 事務局、よろしいですか。

【赤間企画調整室長】 ありがとうございます。現段階のこの高次の資質・能力を議論するためのイメージとして、お示しをしているものなので、そこについてかなり精緻な表現になってないというところについてはお許しをいただきたいと思います。
まず、1点目のところでございますけれども、その高次の資質・能力に関して、体育の運動領域の中で、統合的な理解とか総合的な発揮という形で示しているところの表現ぶりに関してだと思います。前提として運動の行い方とか、その議論する上での行い方というのは当然あるというのは、実際に知識の中に含まれている内容だと思いますけれども、恐らくその運動系の学習の特徴として、経験したことのない動きとか運動に挑戦してみるとか、試行錯誤の中でそれが自分なりにできるようになるという経験を味わうというようなことというのが、学習の特徴として恐らくあるだろうと思っております。
それはその技能ができなければいけないということではなくて、それぞれの各自の状況に応じて、適切な課題がありながらそれに挑戦しているということを想定をしているので、そういった表現の仕方を今回させていただいているというところでありますが、恐らくは多分その理解があって、知識があって、それの知識の前提として技能ができるということなのではないかとか、多分恐らくいろいろ様々なケースがあると思いますけれども、ここでは知識と技能、知識・技能の統合的な理解ということで、最終的に何を学ぶのかという趣旨で、全教科的に何々を理解をするという表現で全体として、表現の統一を図っているというところで考えてございます。
それから、知識・技能のところに関して、今種目名みたいのが並んでいるというところに関しては、当然これは技能のことだけではなくて、それに付随する知識というものも含めて当然考えておりますが、紙面の関係上、こういうふうな表現をさせていただいているというところでございます。御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。

【友添主査】 ありがとうございました。表形式にこだわる、あるいはこだわらなければいけない今回の構造化の中では、書きぶりのやはり限界があるということと、もう一つは、統合的な理解と総合的な発揮がお互いに往還しながら書かれなければいけないので、ここの知識がここに羅列をされるというわけでもないパターンが多くなるだろうということだろうと思います。いずれにしろ平仄を含めて、これから事務局と調整していただくことになるかと思うのですが、若先生、よろしいでしょうか。

【佐藤(若)委員】 承知しました。

【友添主査】 また、いろいろ議論できればと思います。こういう形でいろいろ議論していくことがとても大事だと思います。もちろん会議体以外でも議論を重ねていければと思います。南委員、お願いします。

【南委員】 ありがとうございます。まずは6ページの目標について、現状の整理のところなんですけれども、6ページです。ありがとうございます。学びに向かう力・人間性等において、高等学校には「回復」という言葉が入っていますが、やはり高等学校だけになるんでしょうか。例えば19ページのイメージ案というのが全領域で出ているんですけども、この中には中学校のほうには「回復」という言葉も実は入っていて、ここで言葉が入るんだったら、目標にも入ったほうがいいんじゃないかなというのが一つ、私のお聞きしたいところです。これが1点目です。
次、2点目ですけども、ごめんなさい、あちこち行って申し訳ありません。7ページから10ページの、系統性の改善イメージの表についてです。指導現場のために、この体育と保健を同じ表の中に記載していく中で、さらに保健の内容が系統的に分かりやすい一体となったものが出来上がれば、非常に現場としては、分かりやすいと思っています。なかなか一枚ものにするのには、結構大変な作業かと思いますけれども、現場の視点で言うと、体育も保健も同じように、同じところに表現されると非常に見やすくなると、当然この表で言えば、下の保健のところが簡略化して書かれていますけども、ここも系統的なイメージが持てるような記載になればありがたいと思っています。
以上2点です。

【友添主査】 ありがとうございます。まず、1点目の回復の目標レベルの取上げについての御意見をいただきました。いかがでしょうか。

【赤間企画調整室長】 ありがとうございます。御指摘の点でございますけれども、回復の部分については、現行高等学校のところに記載をさせていただいております。実態上も特に高等学校においての取扱いというのをやっぱり厚くなっているというのは現状そうでありまして、一方で、小中は目標に、あえてそこまで浮かび上がらせるほどのボリュームという形では、現在は実態上ないというところもありますので、そのバランスを捉えて、原案のような形でのお示しの仕方をしているということであります。
先生の御意見も、今いただいているところでございますので、そういったものも踏まえて、どういうふうにしていくかということについては、よく検討させていただきたいと思いますが、現状、我々のお示ししている考え方はそういったことでございます。

【友添主査】 ありがとうございます。南委員、よろしいでしょうか。

【南委員】 分かりました。ありがとうございました。

【友添主査】 続いて、前島委員、お願いします。

【前島委員】 よろしくお願いします。2点あります。
まず1点目は、11ページの体育の知識・技能における公正、協力、責任等の運動との関わり方(仮称)となっているんですが、ここは仮称ということですると、こここは変わり得る可能性があるということですか?、6ページのところの関わり方と11ページのところの関わり方が仮称になっているんですが、先日来、ここの部分は態度としてもなかなか伝わりにくいのではないか、というのがあって、ここは変更の可能性があると解釈しても良いか?
例えば学習指導要領の解説等を読みますと、取組方というふうに書かれているので、例えば取組に変えることもあると考えます。ほかにもっと現場の先生方に伝わりやすい表現の仕方があれば良いのではないかと考えます。
2点目は、中学校のイメージ、13ページの表ですけど、例えば器械運動のところで技というふうに書いて、器械運動は運動となっているんですが、全体的に競技ではなくて運動というふうに中学校2年生までやるというときに、ここに「運動・技」とか運動という言葉を中学校の中に残していったほうがいいんじゃないかと考えます。この2点についての考えをお聞かせください。
以上です。

【友添主査】 事務局のほうからいかがでしょうか。まずは仮称の扱い、今後変更あるのかないのか。

【赤間企画調整室長】 ありがとうございます。この部分については、まさにその運動領域、体育、運動領域の特性ということで、教科特性ということで十分に御議論いただいているところであります。その内容を知識・技能のほうに今回再整理をするというような形で御議論をいただき、この運動等の関わり方という表現ぶりについて、試行錯誤しながら今表現をさせていただいている内容というのがこういうふうなところであると。
一番大事なことは、ここの中にそういった従来位置づいていたものが入っているということが一番大事なことでありまして、その上で、ここの名称については、これまでの学習指導要領の中での用語の用い方とか、学校現場への浸透の具合とか、そういったものを踏まえてより適切な表現があるということであれば、それはぜひ御提案をいただきたいと思いますし、表現ぶりというのは、今後の中でもさらに洗練をさせていくということは必要なことかなと思ってございます。
それからもう1点目、器械運動のところでお話がありましたけれども、中学校1、2年生と3年生というところでの扱いの違いというところも当然ございます。そこに関して、技だけでなく運動という言葉がございましたけれども、そこら辺については、まだ我々のほうで多分十分に精査し切れてない部分というのはありますので、いただいたところも踏まえて、必要なブラッシュアップというのを検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。

【前島委員】 ありがとうございました。

【友添主査】 ありがとうございます。続きまして、柏原委員、お願いします。

【柏原(奈)委員】 3点お願いします。
1点目は運動領域の系統性のところ、8ページの部分です。結論としては、小学校4年生まで「運動遊び」とすることで、賛成です。これまではどうかなと考えていたんですが、改めて学校現場のいろいろな運動の状況を見たり、聞いたりする中で、やはり「運動遊び」とする方が授業の在り方が伝わりやすいのではないかと感じたからです。現行では、「ゴール運動」を4年生までは「ゲーム」として扱い、ルールの工夫や行い方の工夫をしてきたことで、運動や活動の幅が広がっていて、その分、楽しさを実感するとか、夢中になって取り組む幅が広がるという姿が見えていたので、そういうところをイメージしながら、「運動遊び」として小学校4年生まで入れていくということでいいかなと、今は考えています。ただ、その中でやはり1、2年生と3、4年生の「運動遊び」の違いというところをきちんと指導要領や解説の中で分かるように提示していくことが必要だと思っています。「運動遊び」として4年間行うのだから、ずっと同じということではない、イメージ図でも示されたような違いがあるので、そこを丁寧に示していくことが必要だろうなと思っています。
2点目は、10ページのほうの保健の系統性のことについてです。結論としてこのように示されたことはとてもありがたいなと思っています。体育科に理解の深い教員以外の一般の教員も指導する小学校から見ると、系統性を意識するように伝えていてもやはり系統がなかなか見えてこなくて、解説の内容のところまで丁寧に見ないと分からない状況であったため、なかなか系統を意識した学習展開が図られていない部分がありました。 このように示していただくことは、一般の教員にも、とても分かりやすく、授業を行う上でもとても充実してくるなと思っています。例えば心の健康は、小学校では5年生で学習します。その後、より心がより複雑化する中学校2年生ごろで科学的に自分の状況を捉えるというふうになってくるのでいいなと思っています。ただ、それぞれ行う時期については、様々な視点で十分に検討する必要があるんだろうなとは理解しています。
3つ目は、17ページの運動との関わり方についてのイメージ案のところについてです。これは事務局にお伺いしたいなと思っています。運動の関わり方について、これまでの話の中では、「知識及び技能のところに入れていく、知識として理解するために入れていくということで進んでいたかと思うのですが、この資料を見ると「思考力、判断力、表現力等」のほうにも内容として示されています。
私としては、知識として理解していくために、思考、判断しながら、そして行動として表出しながら、知識理解し身に付けていくということかなと解釈しているのですが、いかがでしょうか。

【友添主査】 最後のポイント、事務局のほうお願いいたします。

【赤間企画調整室長】 ありがとうございます。17ページの運動との関わり方のところでございます。こちらについては前回御提示した案でいきますと、要は左側の統合的な理解、知識・技能のところを中心に書かせていただいていたわけですけれども、当然それに対応して、そういった理解したことを活用して、そういったものを思考、判断、表現のところで出していくというところも当然セットになっていくべき話だろうということで、今回右側のいわゆる思考力、判断力、表現力に関係する内容というものも表現をさせていただいております。
事務局のほうから以上でございます。

【友添主査】 よろしいでしょうか。それでは、続けてまいります。
今から、藤田委員、渡邉正樹委員、植田委員、藤原委員、日野委員、柏原委員、細川委員、斎藤委員、岩佐委員、大井委員の順番で御指名をさせていただこうと思います。質問のポイントを明確にしていただきつつ、御意見であれば、感想をおまとめいただくという形でよろしくお願いしたいと思います。それでは、藤田委員、お願いします。

【藤田委員】 よろしくお願いいたします。私からは、先ほどの御説明いただいた保健の「系統性」改善イメージ図、案についてお礼とお願いしたいことがあります。
まず、今回保健の「系統性」改善イメージの図を改正いただきまして、大変分かりやすく整理いただいたことにお礼申し上げます。この図により、私が関心を持って取り組んでおりますけがの防止、傷害の防止、安全な社会生活の保健における位置づけが学校現場の先生方に明確に御理解いただけるものと感じております。
その上で御検討いただきたいと思っておりますのは、中学校における傷害の防止が1年生の領域に位置づけられておりますが、これを現行の保健の教育課程と同じ2年生の領域に位置づけていただきたいと思っております。例えば私が取り組んでおりますセーフティープロモーションスクールの活動に参加いただいている中学校では、2年生の保健体育科の傷害の防止の中で応急手当や心肺蘇生法を学ぶことを基盤とし、特別活動として展開される各種の学級活動、生徒会活動や学校行事などの中で、学校における安全の中核を担う学年としての生徒の自覚を高め合い、自助共助の視点から自分たち生徒だけでなく教職員を含む日頃の学校関係者や災害発生時における地域の人々の命を守り、大切にする実践として、AEDを用いた普通救命活動や校内の安全点検に、生徒たちが主体的かつ積極的、そして協働的な取組を継続している学校が増えております。このような中学校生活の中核を担う学年であるという2年生の自覚とつながった命を大切にする学びは、保健体育科の学びを起点として、教科等横断的に総合的な学習の時間や家庭科、社会科、数学科などでも、展開が充実されているところです。
そのため、中学校における命を大切する実践を促すことにつながる傷害の防止は、ぜひとも2年生の活動への位置づけを検討いただきたいと希望しております。また、加えるなら、このような命を大切にする安全については、教科等横断的な学習活動の出発点となる体育科・保健体育科において、目標の思考力、判断力、表現力等の運動や健康についての課題、また、学びに向かう力・人間性の目的に応じた運動や健康についての課題解決にそれぞれ、やはり安全という語句の追加を改めて御検討いただきたいと希望しております。
以上でございます。

【友添主査】 事務局のほう、また、御検討よろしくお願いします。
続きまして、渡邉正樹委員、お願いします。

【渡邉(正)委員】 私のほうからも、今ちょうど出ていますので、保健の「系統性」改善イメージのことについてお話ししたいと思います。
今、藤田委員からお話あったことと同じなんですけれど、やはりこの傷害の防止を1年生に置くということのデメリットがあるんです。というのは、傷害の防止の中に応急手当があります。その中で、胸骨圧迫をやるわけなんですけれど、日本の研究でも、また海外の研究でも、胸骨圧迫がどの年齢でできているかどうかという研究があるんです。
日本の研究でも小学生では6年生でも、できる子はほとんどいない。なぜできないかというと、手順が分からないのではなくて、要するに体格なんです。体が小さいから、体重が足らないから、十分な深さが押せないというのがその理由です。イギリスの研究ですともう少し先まで取っていまして、11歳から12歳ではできる子が19%、13歳から14歳までだと45%まで上がるんです。45%というと低いように見えますけど、実は成人と同じなんだそうです。ですから、やはり中学校2年生というのは、胸骨圧迫を始めるにはちょうど適した年齢ということになるんです。ですので、この傷害の防止を1年生に戻しますと、できない子は確実に増えます。ですけど、2年生だったら、それをスタートするには発育の視点から、とても適切な年齢であろうということが言えるわけです。
現行の学習指導要領では胸骨圧迫を含めた応急手当というのは、技能として位置づいていますから、学習指導要領解説でもできるようにするということで挙がっています。また、前回もちょっとお話ししましたけど、学習指導要領実施状況調査で、中学校の結果で一番成績悪いのが胸骨圧迫なんです。ということを考えますとやはり今のように、傷害の防止を2年生に位置づけるのが、発育の段階としても適切ではないかと思います。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。重ねて検討をお願いいたします。
植田主査代理、お願いします。

【植田主査代理】 ありがとうございます。植田からは4点あります。今スライド出ているので、このスライドからお願いします。
もうほかの委員からも出ていますが、こういった保健の「系統性」の改善イメージが、これまでの問題意識等を踏まえて、簡潔明瞭に示されたということは非常によかったなと思っております。その中で、例えば今日の金岡委員のお話にもありましたように、体育・保健体育ではやはり身体であるとかあるいは発育・発達であるとか、そういった側面は非常に大事ですので、見せ方としてということになるのかもしれませんけれども、健康な生活とか健康な生活と現代社会というある意味、各校種の導入的な内容の後には、やはり身体の発育・発達であるとか身体機能の発達であるとか、高等学校の場合は学年が示されているわけではありませんけれども、身体に関わることをまず中心として心理的人間関係、そういうふうに広がっていくような、そういったものを健康な生活の後に置くような形がよろしいのではないかと感じます。
それから系統性に関わって、上の黒抜きにありますけれども、小学校の場合「身近な生活における」、中学校の場合「個人生活における」、高等学校の場合「個人及び社会生活における」ということで、非常に言葉としては明確に系統性が示されていると思うのですけれども、小学校の内容は必ずしも身近な生活におけることだけではない。中学校については、特に、個人生活におけるものだけではないということを考えると、例えば小学校では身近な生活を中心としたとか、中学校では個人生活を中心とした、高等学校の場合は個人及び社会生活におけるということでいいと思うんですが、そういった改善も可能性としては考えていいのではないでしょうかと。
そのことを実は6ページの目標の一番左の知識及び技能のところにも関係してくると思います。
それからもう一つ、見方・考え方のところで、保健に関する課題や情報云々ということがあるので、これからの検討となるかと思うのですが、高次の資質・能力の内容を具体的に考えていくときに、やはり健康情報に関係する内容を全体を通して示していくという考え方もありますし、どこかに一つに置いて明確に示していくという考え方もできるんじゃないかと考えております。
私からは以上です。ありがとうございました。

【友添主査】 ありがとうございました。藤原委員、お願いします。

【藤原委員】 失礼いたします。私は8ページの「系統性」改善イメージについて少しお話しさせていただきます。
小学校で考えると、やはりこの3、4年生が「運動遊び」に変わるというところは、とてもやっぱり大きな改善の案なのかなと思って考えていますが、今回、運動遊びについてどのように考えるのかということが、ここで分かりやすく明確に示してもらっています。
全ての子供に豊かな活動機会を保障していくという方向性で、遊びの要素を取り入れた学習として、3、4年の運動を遊びという形で再整理をしていくということは意味のあることだなと考えています。
内発的動機づけに基づく活動機会を十分に確保することで、子供たちは生涯にわたって重要となる動きや運動につながる技を無理なく緩やかに習得していくことはとても大事で、豊かなスポーツライフの実現につなげていく意味でもとても大事なことだと考えています。ただ一方、遊びとすることによって、指導内容が曖昧になってしまうのではないかという懸念もやはり残っています。
しかし、ここに、発達段階を踏まえた指導内容は、構造的に整理し、学習指導要領の解説などを通して分かりやすく示すとなっていますので、3、4年の学習が運動から遊びと名称が変わることによって、現場が混乱せずに、また、指導が不十分にならないようにするためにも、このことは非常に重要であると感じています。
ただ、気をつけなければならないのは、指導内容が整理されることで、逆に教師がその指導内容だけに目を向けることになって、結果的にはやらせる授業になってしまう懸念が残るということです。名称が運動から運動遊びに変わることで、今まで以上に全ての子供たちに十分な活動機会を確保することができるように、また、柔軟な発想で遊びの要素を取り入れた学習として実施していこうとする中で、させなければならないという発想で授業が進んでしまうと、名前だけが変わって、授業の本質が変わらないという事態になりかねないと思います。
したがって、この体育科における運動遊びというものがどのようなものなのか、その意義や狙いというものをやっぱりしっかりと、また、分かりやすく現場に発信していくことが今後ますます重要になってくると考えています。名称を変更していくに当たっては、その辺りをしっかりとお願いできたらと思っています。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。運動遊びを通して何を保障できるのかという、そこがやっぱりはっきりしていないと、なかなか難しいなと今お話を伺って感じました。
日野委員、お願いします。

【日野委員】 失礼します。私から3点あります。
まず、4ページの見方・考え方のところになります。非常に分かりやすくなっているんですけど、体育のところの真ん中に、「心身の充実に果たす役割や」のところに点があって、「多様な楽しみ方の視点から捉え」になっているんですけど、この点が本当に必要かなと思ったりもします。「役割や楽しみ方の視点」という2つの視点という意味で言うとなくてもいいんじゃないかなと思ったこともありますし、一方で、役割や楽しみ方の視点という2つから捉えたら必要かなと思うんですけど、この辺はまた御検討いただければと思いました。
2つ目が8ページ目になります。系統性の表のところについては、本当によく示していただいて、他の委員と重なりますので、遊びのところはいいんですけども、先ほど話を聞きながら、上のところの高等学校のところが「多様な楽しみ方で豊かに関わる」ということでこれも全然いいんですけど、3つ並べたときに、最初が「基礎を培う」となっていて、真ん中が「学習を経験する」となっていて、最後が「多様な楽しみ方で豊かに関わることができるようになっている」という形なんで、少し真ん中のところの学習を経験するというのは恐らく武道やダンスが必修化されたときに、経験するということの意味合いもあったんじゃないかなと思うんですけど、運動のちょっと表現がないんですけど、そこの辺りももう少し検討してもいいんじゃないかなと思ったところでもあります。
3つ目が高次の資質・能力に関わってのところなんですけれども、本当にたくさんまとめていただきまして、本当にありがとうございました。恐らく今回改訂のイメージで、今後具体的な内容を検討していくんじゃないかなと思うんですけれども、今回の資料の参考の一番最後、25ページのところに、この「高次の資質・能力」を検討するチェックポイント等が示されております。また、こういった点も確認をしながらしていく必要があるかなと思いまして、Bのところでは、「要素のある個別の資質・能力の「深まり」を示す事ができているか「というふうになってくると、個別の資質・能力と比べながら深まっているかということの確認も必要じゃないかなと思いました。
また、Cのところで「深い学びを実現する単元づくりを助ける観点」になっていますので、実際これができた後、現場で流れたときに、恐らく単元をつくったときに、各領域の目標の上にさらに示されるようになるのかなというふうに、もちろんイメージをしたりすると、内容の重なりみたいなのを確認しなきゃいけないかなと思いましたし、その文章に「単元を通じて児童生徒が追求する本質的な「問い」を構想する上で参考となる」とありますので、各領域の高次の資質・能力のイメージを基に、各具体の領域の内容が往還しながら考えるようになると思うんですけど、その辺りもイメージできるものになるかということを考えていかないといけないと思いました。
あとDのところに「分かりやすさ等の観点」もありますので、特に経験の浅い教師とありますけれども、もしよろしければ、見方・考え方や目標のときに書きぶりをある程度統一する形を決めて、その書きぶりの中でここは何を示しているのか、何を示しているのかとありましたけど、そういった整理をしながら今後検討していくことも必要じゃないかなと思いました。
以上、意見です。以上になります。

【友添主査】 ありがとうございます。柏原委員、お願いします。

【柏原(聖)委員】 ありがとうございます。私からは3点、意見を申し上げます。
1点目は10ページの、保健の「系統性」が具体的に示されたことは、分かりやすいと思いました。先ほど来、御意見がありますように、単元を入れ替えるときにはやはりその学年に、なぜその単元が入れ替わった意味や意図をご説明いただき、子供たちの発達段階を踏まえた上で事務局には総合的にご判断いただきたいと思います。
そしてこの中で疾病の予防、①(マル1)、②(マル2)と分けられていますが、この①(マル1)1②(マル2)の意味や内容などを、御説明いただくと分かりやすいというのが1点目でございます。
2点目は、20ページの、今後、検討される予定の、「高次の保健の資質・能力のイメージ案」でございますが、平成20年の学習指導要領から改訂をされていない単元項目の内容があります。それが「小学校の身体の発育・発達」が「させられる」「させる」とされており、子どもの主体的な学びを重んじるのであれば、文末の表記は「つながる」、「できるようにする」あるいは「味わうである」という、子供を主体とした表現が相応しいと思いますので、「成長につながるということへの理解」といった表現に変えていただければと思います。
3点目です。これは文脈によって異なりますが4ページ、6ページでございますが、先ほど事務局から、保健体育としては内発的な動機づけや能動を基盤とした主体的な活動という御説明がありました。それを受けて、「楽しい」という漢字ですが、これはほかの教科にも関連してきますが、ここでいう「楽しい」という意味の漢字なのか、それともりっしんべんの「愉しい」が持つ内発的な能動的な「愉しい」という漢字なのかということは、いま一度、多様な楽しみ方の視点から御検討いただければと思います。

【友添主査】 ありがとうございます。続いて、斎藤委員、お願いします。

【斎藤委員】 お願いします。以前から示していただいている6ページの目標の改善案ですが、柱書きを共通とし、資質・能力の3つの柱が小中高のつながりを明確にしています。体育・保健体育の目標を12年間の教育で達成を目指していくということが確かに示されたいい形になっていると思います。
この目標を確実に達成するために事務局が考えたのが、8ページと10ページの体育と保健の「系統性」の改善案だと感じます。現行の学習指導要領における授業であっても、小学校2年生から3年生に上がったからすぐに運動というわけではなく、遊びの要素を用いた授業を展開している先生や、中学校1年生になったからすぐに競技というわけではなく、小学校の学びを踏まえて、生徒の実態に応じた運動の要素を用いた授業を展開している先生はたくさんいて、本当にいい実践をしています。一方で、学習指導要領をしっかりと読んでいる先生ほど、小学校3年生になったのだから運動をしっかり学ばせなければ、中学校になったのだから、競技として指導しなければという思いが強くなっている場合もあります。児童生徒の実態に応じた指導がしやすい学習指導要領を示すのであれば、4年間の中に2年間ずつのステップをつくるよりも、4年間を同じ領域名で整理するのは大変意義があります。と言いつつ、4年間は同じ領域名であっても全く変わらずに同じ学びを続けるというのではなく、緩やかに上がっていく。4年間の間にステップはなくても、スロープのように上っていく。そのような考え方と受け取ることができる説明もありましたので、学習指導要領を読む先生たちに、そのことを明確に理解いただけるような示し方になればいいと思います。そのため、この系統性の改善イメージには、私は大変賛成しています。保健の系統性の改善イメージも、大変見やすくなったと思います。
1点質問があります。高次の資質・能力についてですが、小学校、中学校、高等学校で高次の資質・能力、整理されて示されました。目標も学習指導要領も、小学校、中学校、高等学校に分けて示されていますが、系統性の改善イメージは4年ずつに分けて示されていいます。これに合わせて、高次の向上の資質・能力も4年ずつに分けて示すという考え方もあると思いますが、その点について事務局のお考えを伺いたく、質問します。よろしくお願いします。

【友添主査】 この点については、また、検討いただくということで、今日は引き取らせていただければと思います。続きまして、細川委員、お願いします。

【細川委員】 よろしくお願いいたします。では、簡潔に。
8ページの「系統性」改善イメージのところについて、3つほど。まず、最初にそれぞれの段階についての時期を表す言葉について、先ほど日野委員のほうから、真ん中の4、「多くの領域の学習を経験する時期」について、もう少し検討が必要なのではないかという御意見ありましたけれども、それと付随して、最初の4年間の「各種の運動の基礎を培う時期」についても、「基礎」というと何となく技能面での基礎のようなイメージが、ちょっと強くしてしまうかなと思いますので、併せて御検討いただけたらよいかなと思います。
2点目です。私も4、4、4それぞれの段階の領域名について、最初は遊び、次は運動というように、そろえることには賛成をしております。ただ、一件、表現運動という領域名についてですけれども、「表現」という言葉が、表現運動という領域名を表す場合と、表現運動領域が扱う内容である表現とリズムダンス、フォークダンスという3つのダンスの1つを表す場合と、2つの意味で用いられていることで若干混乱が生じているように思います。この領域名をさらに中2まで使用するのであれば、この表現運動という言葉はもう少し、実際の文化として存在しているダンスという言葉に近づけられないかということは検討の余地があると思っています。
中2までの必修のときに、文化として存在しているダンスという名称での学習をしないまま終わってしまうということも若干懸念しておりますので、そのような意味でもに、領域名について検討できればと考えております。
あと、運動遊びについての説明の2つ目のところで、「神経系の発達が完成に近づく小4ごろまでの児童の発達段階を踏まえ」という説明がありますが、この件に関して先ほどの金岡委員のお話、大変勉強になりました、ありがとうございます。先生でしたら、例えば「内発的動機づけに基づく活動機会を十分確保し」の後の部分については、神経系ということで体の使い方というものをより身につけさせるというようなニュアンスを取り入れて、ここのところの言葉をもう少し改善できるのではないかなということを先ほどのお話なども伺いまして感じました。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。領域名称の変更は非常に大事な点ではあります。今の御指摘の点、事務局で検討させていただければと思います。例えば高校は球技でいいのかという問題、あるいは高校は今回も変わらないのねというメッセージがこのまま伝わっていいのかということでおあるかと思います。あるいは水泳で本当にいいのかという、昭和22年に出された学校体育指導要綱以降変わってない領域名称だと思うのですが、これを今回も踏襲していいのかという、この辺りまたこれから深めていければと思います。
続きまして、岩佐委員、お願いします。

【岩佐委員】 ありがとうございます。私のほうからは、高次の資質・能力イメージ案と運動領域の「系統性」の改善イメージについてお話をさせていただきます。
まず、13ページからの「高次の資質・能力」イメージ案について、3点ございます。1点目は、学習指導要領の本体に示されることを考えた場合に、高次の資質・能力の見せ方についてです。資料では、各領域の運動に関する技能の後に、全領域共通として運動との関わり方という形になっています。教員が学習指導要領をどのように見るかを考えたときに、運動に関する技能のところに集中してしまい、後ろのページ、いわゆる態度に関する部分がおろそかにされて、形骸化しないだろうかということを懸念しています。運動に関する技能と運動との関わり方、ここを関連させながら授業づくりを行うことが大切だということを教員が認識するためにも、高次の資質・能力の学習指導要領への表し方については、御検討いただきたいなと思っています。
2点目は、17ページの全領域共通の運動との関わり方についてです。現行の学習指導要領では、学びに向かう力・人間性等の内容については、各領域で取り上げることが効果的な指導内容を重点化して示されています。資料では、全領域共通となっていますが、この指導内容の重点化についてどのように考えるのかも御検討をお願いしたいと思っています。
また、総合的な発揮のところの文章、中学校、高校になりますが、この文章に「生活に適用する」というふうにあります。指導と評価のことを考えた場合に、生活に適用しているかどうかを教員がみとることというのは、大変難しいことではないかなと感じています。
3点目です。前回の会議で示されておりました総則・評価特別部会の資料には、高次の資質・能力について、これらの用語の在り方については、学校現場に趣旨が適切に伝わるものとなっているかという視点から、継続的に検討とあります。知識及び技能の統合的な理解と、思考力、判断力、表現力等の総合的な発揮という文言については、現場感覚では理解が難しい言葉だと思っています。それぞれの部分に何を記載しているのかをさらに分かりやすい文言で表すことはできないかと思っています。また、御検討いただきたいと思っています。
最後です。8ページの運動領域の「系統性」の改善イメージについてです。前回も発言をさせていただいたんですが、中高における指導内容の過度な高度化の解消という意図は、私自身も、現場を見て十分に理解をしているところです。ただ、それに伴って中1、中2の領域名を運動とすることには、いまだ違和感を持っておりまして、中学校の校長の立場としては、賛成しかねるところです。現場の保健体育科教員のことを考えますと、その意図することについて各領域での系統性や、それぞれの発達段階での指導内容を見直していくということにやはり注力をすべきだと考えています。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。大井委員、お願いします。

【大井委員】 10ページの保健の「系統性」改善イメージ案について1点です。
先ほど来、お話出ていますけれども、内容の取扱いの時期ですけれども、心の健康については、大変重要な学習内容であるというふうに捉えておりまして、今現行、中1で行っているわけですけど、この表では中2になっているということで、子供たちの学校生活の状況、実態を踏まえますと、中1で、ストレスへの対処ですとか心身の影響について学ぶことには大変意義があると考えておりますので、取扱いの時期については、検討ができればと思っております。
以上でございます。

【友添主査】 ありがとうございます。大日方委員、お願いします。

【大日方委員】 ありがとうございます。私からは2点となります。
ちょっと専門性の高い議論の中で、少し異なった意見になってしまうかもしれません。まず1点目が、今出ているこの保健の「系統性」のところについてです。非常に皆様の議論の中では、系統性というところが分かりやすくなったというところ、あるなというように思っております。
一方で、この縦の関係というものについてどのようになるのかなというところが、矢印が全て横になっていることによって、それぞれの横断的な部分のというのが少し見づらくなるのではないかなということを心配をしています。この横一列でやっていけばそれで全てというようなことでは決してなく、というところをどう表現するのかというところで、今の現行のものを私はクロスするような形で、全ての線が太線になっているんですけれども、例えば異なる分野でも、こことここは横断的にいくよというような、点線の矢印、イメージ、そういったような破線で矢印を結びつけるというような方法も少し検討してもいいのかなと思います。
例えば、私が一つのイメージとして考えるところだと、性に関する指導内容というのはこの中のどの項目の中に入る、どの矢印の中に入るんだろうといったときに、恐らくいろんなものにまたがるものになるだろうと思うんですけれども、その辺りのところが現場の先生方が御理解しやすいような形で少し系統性、横縦で考えていただけるとありがたいかなと感じました。
2点目が、6ページ、目標のところ、整理していただいて、改めて認識したのが「その特性に」という今回「運動の」ということで、そのが運動だったのだということを私は初めて理解した、そうなのかというような思いで理解をした一方で、私自身の理解としては、その特性というところの中には、まさに生徒の多様性を包摂するという意味の特性というものも含まれているべきものかなと思っておりました。そうしたところで、運動の特性に応ずることだけではなく、児童生徒それぞれの心身の状態に応じたということも、やはりここでしっかりと書くことが今回の改訂の趣旨に沿うものになるのではないかなと、そのように考えました。意見です。
御検討いただければ幸いです。ありがとうございました。

【友添主査】 ありがとうございます。貴重な御提案だったと思います。森委員、お願いします。

【森委員】 ありがとうございます。2点お願いいたします。
まず、18ページの資質・能力のイメージ案の「総合的な発揮」のところですが、その下の内容項目には、課題解決に関するステップのようなものも出てくることになると思います。この「総合的な発揮」の高次の資質・能力には、今は適用するということが書かれていますが、それが当てはまる内容もあるとは思いますが、もう一度課題解決という視点で検討してみてはよいのではないかと思います。
2点目は、今まで、目標、それから見方・考え方等について議論されてきましたが、私の基本的な立場は、健康の中に安全は入っているというイメージを持っています。これまでの学習指導要領も、体育・保健体育に関する安全は、健康に関わる内容であるという捉え方をしていますので、目標に新たに安全を位置付けるのではなく私は現行の事務局案を支持いたします。
以上です。

【友添主査】 ありがとうございます。これで委員の先生方のお尋ね、御意見をすべてお伺いしたところであります。最後、私のほうから2点だけ、簡潔にお話をさせていただければと思います。
スライド6をお願いします。簡単に言いますと、小学校は運動遊び、中学校は運動学習、そして高校は体育やスポーツの学習という、こういう階梯で今回進んできたわけでありますけれども、高校のところを見ていただくと、目標のところで運動の特性のところに運動やスポーツの特性に応じたという言葉、スポーツという言葉が入るべきではないかという提案です。あるいは運動やスポーツに関する技能、運動技能の中にスポーツ技能も含めてしまうのは少しやや乱暴な議論かなと思います。あるいは、思考、判断、表現、思判表の中に運動やスポーツ・健康についての課題を発見するとおけば、スポーツの諸課題、例えば悪しき勝利至上主義を含めて様々な現代社会の課題、こういったことも含めて考えていくことと記述が一致するかと思います。
同時に学びに向かう力・人間性のところも、継続的な運動の楽しみ方だけではなくて、運動やスポーツの楽しみ方というスポーツという言葉が入ってもいいのではないかという提案です。改正スポーツ基本法やスポーツ基本計画の中でうたっているような体育・スポーツの国民的学力を考えたときに、運動だけではなかなか整合性が取れなくなってきているのも現実の今の問題かなと思った提案でもあります。
2つ目です。これもかいつまんで言いますと、スライドの4のところをお願いします。この辺りはまだ議論をしなければいけないところだと思うのですが、「多様な楽しみ方の視点から」という改善案が出てきていますけれども、多様な楽しみ方の視点って何だって考えてみるとなかなかこれ厄介ですね。教科論で言えば、例えば競争の楽しさだとか克服する楽しさだとか、もちろん模倣する楽しさ、これは表現したりまねたりする楽しさ、あるいは何かを達成する、例えば記録を達成する楽しさ、こういう楽しさの視点を指しているのか。あるいは運動やスポーツの関わり方、「する・みる・支える」、そして「知る」、今回基本法に書かれた「集まる」、それから「集う」、こういった楽しみ方も実はあるわけですよね。
ここのところをもう少し精緻な議論をしておかないと、多分これを見方・考え方といったときに教材解釈のレベルだとか、あるいは教科論を構想していくときには、なかなか厄介になってしまわないだろうかということを少し、心配するところでもあります。
以上2点、また、これ今すぐ結論ということではなくて、今後の検討課題ということで話題提供ということでお話をさせていただきました。
さて、今日も、長時間ありがとうございました。病み上がりの私にはなかなか刺激的で長い時間だったかと思うのですが、同時に非常に良い勉強にもなりました。今日は教科全体に関わる方向性について、大切な議論を行うことができたというふうに思います。
事務局の説明にもありましたように、今日取り扱いました目標などについては、企画特別部会に提出し、全教科等並べての議論をいただくことになります。
ついては、今日御指摘等いただきました点については、私と事務局で調整をさせていただいて、その上で企画特別部会に提出するということで、御了解いただくということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。
次回以降は、企画特別部会からのフィードバックも踏まえながら、さらに議論を行うことになるかと思いますので、どうぞよろしくお願いします。なお、この場で御発言し切れなかった委員の方がいらっしゃいましたら、事務局まで御意見をぜひよろしくお願いします。
それでは、本日の議事はこれまでとしたいと思います。次回の予定について事務局にお願いします。

【赤間企画調整室長】 本日もどうもありがとうございました。
次回につきましては、2月の19日木曜日午前10時からを予定しておりますけれども、正式には後日、委員の先生方に御連絡をさせていただきます。

【友添主査】 どうもありがとうございました。それでは、第6回の体育ワーキンググループを閉会します。本日もありがとうございました。

―― 了 ――

 

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