考える道徳への転換に向けたワーキンググループにおける検討事項

1.道徳教育及び道徳科を通じて育成すべき資質・能力について
・三つの柱に沿った育成すべき資質・能力の明確化について
   1)何を知っているか、何ができるか(知識・技能)
   2)知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)
   3)どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)
  ・小学校、中学校、高等学校における道徳教育及び道徳科で育成すべき資質・能力の系統性について
  ・道徳教育及び道徳科において育成すべき資質・能力と各教科等において育成すべき資質・能力との関係性について

2.考え、議論する道徳への質的転換及びアクティブ・ラーニングの三つの視点(※)を踏まえた資質・能力の育成のために重視すべき、道徳科の指導及び評価の改善・充実のための工夫について

3.小学校、中学校の学習指導要領の改訂(平成27年3月)や、高等学校公民科等における内容の充実・改善を視野に入れた、高等学校における道徳教育の在り方について

4.「社会に開かれた教育課程」を実現していく上で、カリキュラム・マネジメントの視点から道徳教育及び道徳科の意義や役割について

5.必要な支援(特別支援教育の観点を含む)や条件整備等について

※アクティブ・ラーニングの三つの視点(企画特別部会「論点整理」18ページ参照)
  1)習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過程が実現できているかどうか。
  2)他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程が実現できているかどうか。
  3)子供たちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、主体的な学びの過程が実現できているかどうか。

※カリキュラム・マネジメントの三つの側面(企画特別部会「論点整理」22ページ参照)
  【1】各教科等の教育内容を相互の関係で捉え、学校の教育目標を踏まえた教科横断的な視点で、その目標の達成に必要な教育の内容を組織的に配列していくこと。
  【2】教育内容の質の向上に向けて、子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立すること。
  【3】教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を、地域等の外部の資源も含めて活用しながら効果的に組み合わせること。

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