生活・総合的な学習の時間ワーキンググループにおける検討事項のうち、今回特に御議論いただきたい点について(案)

【生活科について】

(幼児教育と小学校教育の接続について)
○ 論点整理においては、生活科について「幼児教育との円滑な接続を図るスタートカリキュラムの中核となる教科として位置付けられるものであり、引き続きこの観点から充実を図る」ことが提言されている。
○ また、総則・評価特別部会では、各教科の本質に根ざした「見方や考え方」が示され、幼児期では、生活全体を通じて総合的な指導を行う中で、ものの見方や考え方等が培われることとされている。
○ 幼児教育と小学校教育の接続を考えるに当たっては、生活科を中核としたスタートカリキュラムを通じて、各教科等の特質に応じた学びにつなげていく必要がある。
○ その場合、単に内容における接続ではなく、資質・能力でのつながり、さらにはものの見方や考え方のつながりも考えていく必要があるが、これらについてどのように捉え、構造化を図ることが考えられるか。

(生活科における学びのプロセス及び構造化について)
○ これまで生活科においては、学習指導要領解説において生活科の基本構造として、内容構成の基本的な視点や学習対象、三つの自立などを示してきた。
○ これらと、現在行っている生活科で育成すべき資質・能力の三つの柱での整理との関係性をどのように捉え構造化することが考えられるか。


【総合的な学習の時間について】

(総合的な学習の時間における育成すべき資質・能力について)
○ 前回のWGにおいては、総合的な学習の時間において育成すべき資質・能力について、三つの柱に基づく整理を行った。前回の議論等も踏まえ、資料5のとおり整理できると考えるが、更にどのようなことが考えられるか。

(総合的な学習の時間における「見方や考え方」について)
○ 総則・評価特別部会においては、育成すべき資質・能力の育成に当たっては、各教科の本質に根ざした「見方や考え方」が重要であるとされている。見方や考え方は、様々な事象等を捉える各教科等ならではの視点や、各教科等ならではの思考の枠組であると考えられる。
○ このような考えのもと、総合的な学習の時間の本質に根ざした「見方や考え方」はどのようなものであると考えることができるか。

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