総則・評価特別部会における今後の検討事項について(案)

(1) 学習指導要領等全体及び総則の構造に関する考え方

○ 「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて、学習指導要領等全体や総則はどのような構造や表現とすべきか。

○ 論点整理で指摘された以下のような点について、各学校段階の総則においてどのように示すべきか。
・学校生活の核となる教育課程の意義
・教育関係法令に定める目的・目標等との関係
・育成すべき資質・能力の要素
・知・徳・体の総合的な育成、道徳教育、体育・健康や安全等に関する指導
・各教科等の本質的意義と教育課程の総体的構造
・教科等横断的に育成すべき資質・能力と、教科等間の関係
・教育課程編成の在り方(カリキュラム・マネジメント)
・学習・指導の改善の視点(アクティブ・ラーニングの視点)
・教育課程全体において重視すべき学習活動等(習得・活用・探究、言語活動、体験活動、問題解決的な学習、自主的・自発的な学習、見通し・振り返り、繰り返し指導、情報機器やネットワーク等の活用、社会教育施設等の活用、学校図書館を活用した読書活動、美術館や音楽会等を活用した芸術鑑賞活動等)
・部活動の位置付けと留意点 

(2)発達の段階や成長過程のつながりを踏まえた総則の在り方

○ 論点整理で指摘された以下のような点について、各学校段階の教育の特質を踏まえつつ、発達の段階や成長過程をつなぐ観点から、学習指導要領等においてどのように示すべきか。
・学校段階間の接続
・18歳の段階や義務教育段階で身に付けておくべき力についての考え方の共有
・インクルーシブ教育システムの理念を踏まえた連続性のある「多様な学びの場」における十分な学びの確保
・特別支援教育に関すること(通級による指導や特別支援学級の意義・位置付け、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」の位置付け、特別支援教育コーディネーターを中心とした支援体制の確立等)
・キャリア教育の視点
・多様な個に応じた指導の在り方(優れた才能や個性を有する児童生徒への指導や支援、海外から帰国した子供や外国人児童生徒への日本語指導・適応指導等、学び直し、習熟度別指導等)
・生徒指導、進路指導

(3)社会とのつながり

○ 家庭や地域社会との連携や、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習、異年齢・世代間交流等について、学習指導要領等においてどのように示すべきか。 

(4)学習評価

○ 論点整理で指摘された以下のような点について、どのように考えるか。
・育成すべき資質・能力等を踏まえた学習評価の今後の方向性について
・観点別学習状況の評価の在り方について
・多様な学習活動や学習成果の評価について
・学習評価と学習・指導方法の改善について
・指導要録の在り方について

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