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「豊かな心」と「確かな学力」は二項対立的なものではない。子供たちがもつ感受性や発信力など、「確かな学力」の中心になる「しなやかな心の力」を育てることを目指す必要がある。 |
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豊かな心を育てる教育の在り方については、個人的な側面と社会的な側面の双方から考えていくことが大切である。 |
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自立性の確立が重要であり、そのためには小・中・高等学校を通じて人間として生きるとはどういうことかを真剣に考えられる機会を設け、計画的に学んでいけるようにする必要がある。 |
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子供たちが自尊感情をもてるようにすることが重要である。 |
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子どもが自分の心の中に規範をもってそれに基づいて判断し行動できるようにすることが大切ではないか。 |
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特に思春期においては、子供たちが自分の感情を理解し、それを表現したり、コントロールしたりする力を育てることが大切である。 |
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市民性について、人と一緒にやれてよかったというような技能や能力を育てることが大切である。 |
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子どもがもつ心の豊かさを集団の中で発揮し更に膨らませていくためには、好ましい人間関係を築く力を育てることが大切である。 |
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自己中心性や社会性の欠如が言われる中で、学校教育において、異年齢集団活動などの集団活動がしっかりできるようにすることが大切ではないか。 |
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例えば、思いやりや助け合いの大切さは、多くの仲間と体験的な活動などで実践することで実感し、一層身に付いていく。直接的な触れ合い、実体験の場や機会を意図的、計画的に設定することが大切ではないか。 |
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学校として子供たちの体験活動を充実するとともに、家庭や地域の生活でもその体験を生かせるようにすることが重要である。 |
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日常の直接体験が限られている子供たちに、間接的なものを含め、多様な生き方を知り、共感したり葛藤したりする経験がもっと必要である。 |
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豊かな心が社会と触れていくところにメディアがあり、その特性を知らないことで問題が生じることのないよう、メディアの特性や付き合い方を取り上げることが必要ではないか。
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