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資料5 学校内人材育成(OJT)推進の着眼点

着眼の背景
学校マネジメント研修で、新任教頭向けに調べたところ、教職員が育つ機会と場面は下表の通りであった

教職員が育つ機会と場面
  育成の機会や場面 頻度 比率% キーワード
校務分掌・仕事の割り当ての工夫 92 23.0 管理職のマネジメント 無意図的な教職員への育成活動
【49.1%】
各種部会・委員会活動 23 5.8
外部交流・外部接触の促進 21 5.3 組織活性化
会議のあり方 9 2.3
5   職場の活性化・コミュニケーションの活性化 51 12.7
コーチング・機会指導 35 8.7 個別指導

意図的な教職員への育成活動
【47.6%】

授業研究会・教材研究会 49 12.2 研修会
校内研修会 45 11.3
校外研修 62 15.4
10 その他 13 3.3    
合計 400枚 100%    

この表から、教職員が伸びる機会や場面は、1個別指導や2学校内外の研修会といった「意図的な教職員への育成活動」もさることながら、3管理職のマネジメントのあり方(校務分掌・仕事の割り当て、部会活動等)や、4組織活性化(コミュニケーションの活性化、会議のあり方、外部交流等)等、本来は、育成を目的とした活動でないが、結果的に、教職員の育成に影響を与えている「無意図的な教職員への育成活動」があるようだ。

そして、この2つは、教職員への育成に対して、同じくらいのウエイトを持っている。また、これらの活動のほとんどは、学校内で行われる。

つまり、学校内で行われているさまざまな活動や取組みを、教職員の育成の観点から見直すことで、日常的な活動にビルドインした育成が可能になると考える。

産業能率大学 浅野 良一


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