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特別支援教室には、いろいろな形態のものがあって良い。しかもそれは、国ではなくて市町村が考える、あるいは都道府県がその方向を出して考えていけば良い。 |
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小・中学校において、新しい制度の中で現在の知的障害の特殊学級の役割や機能をどうのように変えていくのか。さらに、一つの学校で考えるというのではなくて、区市町村単位で考えていく必要があるのではないか。 |
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LD等の子どもたちや特殊学級に在籍する児童生徒を含め、子どもたちは誰も皆一緒であるという考えを教員が持つことが大事。そうした観点から、通常学級と特殊学級との関係を考えていくべき。 |
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特別支援教室になると、今まで、場の教育に親しみ過ぎてしまっているので、その子に何が必要かというところからあまり発想できていない。 |
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現在、特殊学級の児童生徒の保護者には、学級がなくなるのではないかという不安がある。これまでの歴史、歩み、蓄積を大事にしつつ、新たな展開をどうつくり出していくかというスタンスに立つ必要がある。 |
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学校現場では、限られた条件、資源の中で、何をしていくのかという方針が見えず、教員は何をしていいのか、非常に不安を感じている。 |
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特別支援教育を進めつつ、子どもたちの学力を上げていかないといけないという課題に対応するための職員の研修が重要。 |
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直面している課題が多く、学校現場が忙しいというのは、よくわかるが、忙しい中で、何が重要で、どういう順番で物事をこなすかを考えることが重要。 |
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忙しい学校現場で、どうプライオリティーをつけていくかについては、校長がマネジメントとして決めていくべき。 |
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特別支援教育について、通常学級の先生方に十分理解してもらわなければならない。障害のある子どもが増えたといって困っているのではなく、何をすべきかを考え、学校を変えていかなければいけないし、そのための意識変革が必要。 |
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まず条件整備ありきではなく、現実に障害のある子どもが学校にいて、どうするかという、問題解決型の発想が必要。 |
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学校現場は決して特別支援教育に後ろ向きではないと思う。ただ、特別支援教育の新たな展開を前にして、非常に困難な課題が現実としてある中で、どのように道を切り開いていくか、という悩みが大きいと思われる。 |
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学校現場の不安の要因は、コーディネーターの役割・機能や小・中学校における特別支援教室というものがどんなものであるのか見えてこないところにある。 |
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特別支援教育体制については、モデルでも良いので、なるべく早く見せていく必要がある。見せていく中で、問題は何か、いい方向に持っていくにはどうしたらいいかということを考える積み重ねが必要なのだろう。 |
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タイムスケジュールを明確にすることが大きな課題であると思う。ただ、その前に、どのような制度設計をするのかを固めていかなければならない。 |