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LD、ADHD等が疑われる児童生徒への支援
−市町村教育委員会の取り組み・成果と課題−
寒河江市教育委員会


1  基礎データ
市町村名 寒河江市
所管する小学校
中学校の概要
小学校数 11校 児童数 2701名
中学校数 3校 児童数 1543名
校内委員会の設置状況 全ての小・中学校に設置。既存の委員会を再編成した学校、新たに本委員会を設置した学校がある。
コーディネーター 全ての小・中学校で指名。教務主任、生徒指導主任、特殊学級担当者等を指名している。

2  取り組み
(1)  各校における特別支援教育体制の充実について通知(6月)
校内委員会の設置とコーディネーターの任命を依頼
(2)  第1次実態調査(6月)
(3)  市特別支援推進委員会の開催(10月)
 現在の状況と今後の対応について話し合った。
(4)  研修会のサポート
校長会(教頭を含む)、教務主任会等における研修会を実施した。
(5)  巡回相談の受付窓口
 各校からの巡回相談の依頼を村山教育事務所に連絡する。
(6)  関係図書資料の貸し出し
 特別支援教育・軽度発達障害関連の図書資料を整備し、貸し出しを行っている。
   
本事業に関連した取り組みとして、補助員が必要な学校には市費で「学習・生活指導補助員」を配置している。(市内14校中6校に配置)

3  成果(○)と課題(△)
成果  教職員の意識の高まり
各校における自主的な研修会の開催など、「特別支援教育」に関する意識の高まりが見られた。また、そのことにより、児童生徒理解や特別支援教育への理解が進んだ。
成果  校内及び外部連携のシステムが機能したこと。
校内委員会による精査や相談活動、巡回相談員を活用した事例が多数あった。特に、専門家の意見が聞けることにより、学校は対応の方向性を定めることができた。
課題  コーディネーターの資質向上のための研修
課題  各校の実践交流の場と、小中連携の推進
課題  保護者の理解を得るために市として取り組むこと
課題  個別の支援計画の作成


執筆者名 寒河江市教育委員会学校教育課 指導係長兼指導主事 那須 隆秀


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