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資料3−1
新学習指導要領における理科教育

1. 理科教育のねらい

 小・中・高等学校を通じて、児童生徒が知的好奇心や探究心をもって、自然に親しみ、目的意識をもった観察、実験を行うことにより、科学的に調べる能力や態度を育てるとともに、科学的な見方や考え方を養うことができるようにする。
 そのために、自然体験や日常生活との関連を図った学習及び自然環境と人間とのかかわりなどの学習を一層重視するとともに、児童生徒がゆとりをもって観察、実験に取り組み、問題解決の能力や多面的・総合的な見方を培うことを重視する。


2. 理科教育の構成

1 小学校の教育課程上の位置付け
理科をはじめ小学校では全教科必修教科である。
理科については、小学校では第3学年から実施している。

学年 年間総授業時数の標準
第3学年 70
第4学年 90
第5学年 95
第6学年 95

2 中学校の教育課程上の位置付け
 理科をはじめ中学校では必修教科と選択教科から構成。
(選択教科の中でも理科を学習可能)

必修教科(理科)>
学年 年間総授業時数の標準
第1学年 105
第2学年 105
第3学年 80
選択教科>
学年 授業時数
第1学年 0〜30
第2学年 50〜85
第3学年 105〜165


 中学校においては、選択教科としての理科を、第1学年では年間30単位時間の範囲内で、第2学年及び第3学年は年間70単位時間の範囲内で開設することができる。

3 高等学校の科目の構成

 必修科目については、「理科基礎」「理科総合A」「理科総合B」「物理1」「化学1」「生物1」及び「地学1」のうちから2科目履修する(「理科基礎」「理科総合A」及び「理科総合B」のうちから1科目以上含む)ものとする。

高等学校科目の構成

 高等学校の2を付けた科目は、それぞれ1を付けた科目の後に履修させる。



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