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資料2 |
幼児教育に携わる者に求められる専門性
幼稚園教員の資質向上に関する調査研究協力者会議報告書(平成14年6月24日)から
1 | 幼稚園教員としての資質 | |
・ | 環境を構成し、活動の場面に応じた適切な指導を行う力をもつことが重要。 | |
・ | 家庭との連携を十分に図り、教育を展開する力も求められる。 | |
・ | 豊かな人間性を基礎に、使命感や情熱が求められる。 |
2 | 幼児理解・総合的に指導する力 | |
・ | 幼児の発達段階や発達過程の理解が、基本として重要。 | |
・ | 幼児の主体性を引き出しつつ、遊びを通じて総合的に指導する力が重要。 |
3 | 具体的に保育を構想する力、実践力 | |
・ | 個別の状況に応じて、具体的に保育を構想し、実践する力が必要。 | |
・ | これは、教員自身の豊かな体験を背景として展開されることが多く、自らの豊かな体験を積極的に積むことが望まれる。 |
4 | 得意分野の育成、教員集団の一員としての協働性 | |
・ | それぞれの得意分野を有していることが求められる。 | |
・ | 個性あふれる教員同士が園全体として教育活動を展開していくことが求められる。 |
5 | 特別な教育的配慮を要する幼児に対応する力 | |
・ | 障害のある幼児については、対応に関して必要な専門的知識や技能の修得が必要。 | |
・ | 外国籍の幼児については、子どもとその保護者とともに生活していくという姿勢が必要。 |
6 | 小学校や保育所との連携を推進する力 | |
・ | 幼稚園と小学校の連携を進めるための実行力や企画力などが求められる。 | |
・ | 幼稚園と保育所の相互交流や合同研修などを踏まえた能力の発揮が求められる。 |
7 | 保護者及び地域社会との関係を構築する力 | |
・ | 地域の幼児教育のセンターとしての機能を発揮する局面で、カウンセリングマインドをもち、悩みを受け止め、円滑にコミュニケーションをとることが求められる。 | |
・ | 保護者や地域の様々な情報をとらえ、幼稚園・家庭・地域社会の関係を深めていくことが求められる。 |
8 | 園長など管理職が発揮するリーダーシップ | |
・ | 園長は、教職員組織のリーダーであり、教職員が協力的な組織を構築し、各教員が資質の向上に取り組むことを支援する責任者であり、アドバイザーでもある。 | |
・ | 危機管理についても責任者として日頃から備えを怠らないようにすべきである。 |
9 | 人権に対する理解 | |
・ | 人権についての正確な理解に基づき、幼児が、互いを尊重し、社会の基本的なルールの存在に気付き、それに従った行動ができるような素地を身に付けるように指導する力が求められる。 |
1 | 心理の専門家 | |
(1) | 子どもの発達について、幼稚園教諭や保護者への指導・助言を行うため、心理の専門家(嘱託)を配置し、市立幼稚園15園に対応。 | |
(2) | 臨床心理士等を子育てトーク、子育て相談、講演会などの子育て支援事業で活用。教員とは違う見方を知り、保護者の子育ての見方が広がり育児不安が解消。 |
2 | 大学教官の派遣 大学の地域貢献事業「教育支援講師・アドバイザー等派遣」を利用し、幼稚園へ大学教官を派遣してもらい、園内研修の充実を図る。 |
3 | 非常勤職員 | |
(1) | 障害児介助 下肢障害児に対応するため、障害児介助補助教員を雇用し、幼稚園舎内における安全確保及び集団生活における人との関わりあい等を指導。 |
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(2) | 預かり保育 保育士を採用し、輪番制の本務教員とともに預かり保育を担当し、園内研修や休憩時間を確保。 |
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(3) | 幼小連携 小学校教諭経験者を幼小連携アドバイザーとして採用し、幼稚園と小学校が連携して取り組む学習指導や適応指導、家庭教育についてのアドバイスを行う。 |
4 | 民生・児童委員 親子で楽しむ行事、相談、情報提供、研修、もの作りなど幅広い子育て支援活動を実施。年間計画を主任児童委員と園長が作成し、民生・児童委員が主となり運営し幼稚園職員がサポート。 |
5 | 保護者 | |
(1) | 保育参加 母親などが絵本を読み聞かせたり、遊びを企画したり、また、土曜日や日曜日に父親が保育に参加する、お父さんと遊ぼうデーを実施。 |
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(2) | 特技の活用 保護者のうちコンピュータ関連の仕事をしている人、趣味でパソコンの操作に秀でている人の協力を得て、幼稚園のホームページの更新、リニューアルを実施。 |
6 | 学生ボランティア 市教育委員会が大学と連携し、学生にボランティアとして学校の教育活動の支援をしてもらう制度を実施。幼稚園では放課後の体育的遊びに参加する男子学生、教育相談の保育補助を行う幼児教育科学生などを募集。 |
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