視察の際の確認事項 |
委員による評価又は指導・助言 |
全般的事項 |
- 通学課程及び通信課程では生活福祉情報学科及び保育科を有し、それぞれの入学定員が通学課程では生活福祉情報学科50名、保育科70名、通信課程では生活福祉情報学科300名、保育科400名となっている。
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- 今後も水準の維持、向上を目指し、教員養成の自己点検評価を実施してほしい。
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個別的事項 |
教員組織 |
- 通学課程保育科の教科に関する科目で専任教員数が1名不足している。
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教育課程 |
教職に関する科目等 |
- 「教育相談」について、授業内容がカウンセリングの技法・ロールプレイを中心に構成されている。
- 保育内容の指導法の授業科目「健康」及び「人間関係」について、幼稚園教育で求められている領域とは異なる授業内容が含まれている。
- 授業科目「教育心理学」「教育課程総論」「教育相談」について、生活福祉情報学科と保育科のそれぞれの当該科目がともに同一の授業内容となっている。
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- 教育相談の技法を中心に学ぶのであれば、子ども達の実際の教育相談の場を想定したような内容に改めること。
- 幼稚園児への指導を想定した授業内容となるようにすること。
- 就学前、初等教育、中等教育に関わらず、異なった学校種段階の共通理解を深める配慮は大切であるが、個々の発達段階に応じた授業内容になるようにしてほしい。
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教育実習 |
- 保育科では附属幼稚園実習として1年次後期から大学に隣接する附属幼稚園で週に1日の実習(計30回)を行い、2年次からは2週間の外部幼稚園実習を行っている。また、実習協力園として、50園以上の実習園と連携・協力している。
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- 附属幼稚園実習は附属幼稚園を十分に活用している事例といえる。また、事前、事後指導ともに熱心に取り組んでおり、その後の実習生に対する指導を踏まえると望ましい。これからも引き続き努力してほしい。
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履修指導等 |
- 教職課程担当委員会などの専門委員会は設置していないが、教員養成系の学科のように、学科全体として学生に対する卒業要件と免許取得要件への指導を行っている。
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- 附属幼稚園や教員資質向上等福岡県連絡協議会、私立幼稚園園長会と連携協力を密にし、今後も地域の教育研究活動をリードしていってほしい。
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介護等体験の状況等 |
- 生活福祉情報科の通信課程において中二種免(家庭)を希望する学生については、学生による申し込み、連絡調整の他、各自治体と本学間で連絡を取り合い、事前・事後指導を行っている。
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免許取得状況及び教員就職状況 |
- 通学課程の卒業者数が両学科合わせて約140名であり、教員免許状取得者が約80名で毎年一定しているが、教員採用者数が平成10年より半数に減少している。
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- 都市圏から離れ、地域の幼稚園への採用が非常に厳しい状況は理解できるが、学生のニーズに応えるような就職支援をしてほしい。
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施設・設備の状況 |
- 図書、情報機器については教員養成を行う上で十分な整備がなされている。
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- 図書、情報機器共に良好に整備されており、今後も継続的に整備してほしい。
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通信課程 |
- 通信教育課程についての教育実習の受け入れ先は、通学指導と同様、これまでの資料や情報提供を行っている。
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- 通学指導と同様に事前、事後指導を行い、適切に対処してほしい。
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