仙台白百合女子大学

実地視察大学の概要

1.課程認定を受けている学科等の概要

事項 記入欄
大学名 仙台白百合女子大学 設置者 学校法人 白百合学園
  学部・学科等の名称 認定を受けている免許状の種類・認定年度 備考
学部 学科等 入学定員 設置年度 免許状の種類 認定年度
学免部許・状学の科種等類の等組の織概及要び認定を受けている 人間学部 人間発達学科 70人 平成8年度 中一種免(社会)
高一種免(公民)
平成12年度  
総合福祉学科 生活福祉専攻 40人 平成14年度 高一種免(福祉) 平成14年度
総合福祉学科 人間福祉専攻 30人 平成14年度 高一種免(福祉) 平成14年度
国際教養学科 70人 平成14年度 中一種免(英語)
高一種免(英語)
平成14年度
健康栄養学科 管理栄養専攻 50人 平成14年度 栄教一種免 平成17年度
入学定員合計 260人  

2.教員組織(課程認定を受けている学科等の専任教員数)

(1)教科に関する科目

  • 人間学部
    • 人間発達学科
      • (社会) 5人、 (公民)8人
    • 総合福祉学科
      • 生活福祉専攻
        • (福祉) 7人
      • 人間福祉専攻
        • (福祉) 14人
    • 国際教養学科
      • (英語) 9人
    • 健康栄養学科
      • 管理栄養専攻
        • (栄教) 1人

(2)教職に関する科目

  • 中等教育教員養成 3人

3.教員免許状取得状況及び教員就職状況(平成17年3月卒業者)

学部・学科等の名称 卒業者数 免許状取得者数 教員就職者数
人間学部 人間発達学科 100人 30人 0人
人間生活学科 105人 0人 0人
国際教養学科 30人 0人 0人
合計 235人 30人 0人

(平成17年7月12日(火曜日))仙台白百合女子大学視察委員:野村委員、横須賀委員、渡邉委員

視察の際の確認事項 委員による評価又は指導・助言
全般的事項
  • 大学として、どのような教員像を持って、教員養成を行おうとしているのか、理念・目標が明確ではない。
  • カトリック系の私立女子大学で建学の精神は示されているが、養成しようとする教員像については明確ではない。
  • カトリック系の単科の女子大学であるという特徴を活かし、貴学でしかできない教員像を持ってほしい。
  • 多様性のあるカリキュラム編成は評価できるが、教員像の具現化として意識されていることが望まれる。
個別的事項 教員組織
  • 必要専任教員数の基準は満たしている。
  • 特になし。
教育課程 教職に関する科目等
  • 授業科目「総合演習」について、趣旨を再度確認する必要がある。
  • 教育相談に関する授業科目が「カウンセリング論」に特化した内容になっている。
  • 現場体験や模擬授業など教育現場に視座を置いた授業が含まれていることも望ましい。
  • 授業科目「総合演習」について、各学科毎の開設となっているため、それぞれ受講した学生が共通認識を持つことができるようなシステムを考えてほしい。
  • 教職課程の科目におけるカウンセリングは、その特定の理論に偏ったり、治療的な視点だけではなく、本来、教師が行う定期面談・呼び出し面談・三者面談など教育相談全般についての知識と基礎的能力を育成するものである。再考を望む。
  • 学校現場の現状と照らし合わせた授業にするなど工夫してほしい。また、学生の現場体験についての発表や模擬授業に対し、担当教員の適時・適切な助言があれば、教育的意味づけがなされて、より良い結果を生むと思われる。
教育実習
  • 仙台市教育委員会との連絡調整についてはどのような体制で行われているのか、教示願いたい。
  • 教育実習に、必修の教職科目の修得が条件となっている。
  • 仙台市教育委員会及び市内の他大学と連絡協議会を設けているとのことであるが、引き続き、適切に教育実習を実施するために連携を図ってほしい。
  • 教育実習研究について、子どもの前に立てる学生の育成という点から、教育実習前に現場と接点を持った取り組みは評価できる。
履修指導等
  • 毎月実施されている「教職課程委員会」の具体的な内容を教示願いたい。
  • 毎月「教職課程委員会」として学生への履修相談の時間をとっているという取り組みは今後も続けてほしい。
  • 教育現場出身の教員の活用を検討してほしい。
介護等体験の状況等
  •  
  • 学内にある併設の老人福祉施設の活用について他大学の模範となろう。
免許取得状況及び教員就職状況
  • 免許取得希望者と実際の免許取得者に差があるが、どのような理由が考えられるのか、説明を要する。
  • 健康栄養学科管理栄養専攻(定員50人)で、栄養教諭免許状取得希望者は11人である。当該専攻において、どのような履修指導が行われているのか。
  • 厳しい履修基準が設けられており質の確保は十分になされているが、同時に、より一層教職の魅力を伝える試みもしてほしい。
  • 栄養教諭養成の取り組みは1年次から4年次まで体系的に構想されて、その追求が1年次から始まっていなくてはならないが、それが見えない。
施設・設備の状況
  • 図書館が分散している。集書計画や運営方針・図書館利用などに、図書館運営にあたっての理念が見えない。
  • 附属学校の効果的な活用について検討してほしい。
  • 図書館として、教育理念・教育目標(養成しようとする教員像)を具現化する機能についても考えてほしい。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成21年以前 --