視察の際の確認事項 |
委員による評価又は指導・助言 |
全般的事項 |
- 大学として、どのような教員像を持って教員養成を行おうとしているのか、理念・目標が明確ではない。
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- 一部工夫改善を必要とする部分があるものの、全般的には、意欲的・積極的な取り組みをしている。
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個別的事項 |
教員組織 |
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- 必要専任教員数の基準は満たしているが、貴学の認定後、専任教員数の基準が変わっているため、可能であれば、新基準に基づく組織となるよう一層の充実を図ってほしい。
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教育課程 |
教職に関する科目等 |
- 授業科目「総合演習」について、シラバスに「総合的な学習の時間」に関する記述が見られるため、「総合演習」の趣旨を再度確認する必要がある。
- 「発達と教育の心理学」について、「障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程」に関する内容がシラバス上記載されていない。
- 「道徳教育研究」については、道徳の指導法の内容が盛り込まれていない。
- 教育相談と進路指導・生徒指導が、関連付けられていない。
- カウンセリングに関する内容が、特定の理論に偏っているのではないか。
- 担当教員により、授業内容が教育実践的内容であったり、理論的内容であったり、内容が著しく異なる。
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- 「総合演習」については現場と大学の連携が図られており評価できるが、さらに学生がその趣旨を理解できるように、演習や模擬授業等の実施が望ましい。
- 「発達と教育の心理学」について必要事項が含まれているとのことであるが、学生にもわかるようにシラバスの書き方に留意してほしい。
- 「道徳教育研究」について座学だけではなく、実際の教育現場とのつながりがわかるような指導を期待する。
- 教育相談と進路指導・生徒指導を関連づけてほしい。
- 教職課程の科目におけるカウンセリングは、その特定の理論に偏ったり、治療的な視点だけではなく、本来、教師が行う定期面談・呼び出し面談・三者面談など教育相談全般についての知識と基礎的能力を育成するものである。再考を望む。
- 担当教員によって、授業内容に差が生じることがないように、理論と実践の統合がなされることが望ましい。
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教育実習 |
- 教育実習の事後指導において、「研究協議」では具体的にどのようなことをしているのか。
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- 事後指導において、実習校の教員も参加し、教育実習の反省等を行うという取り組みは評価できる。
- 原則として、協力校が望ましいが、平成18年度以降も協力校をさらに拡大する取り組みに期待する。
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履修指導等 |
- 教育実習の履修にあたって課している「厳しい条件」とは具体的にはどのようなものか。
- 近隣教育委員会とどのような連携が図られているのか。
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- 教育実習の履修承認に必要科目を設定しているとのことであるが今後も引き続き、学生の質の確保を図ってほしい。
- 近隣教育委員会とは学校現場体験事業を平成17年度から行っているとのことであるが、今後、より一層連携し、その取り組みを進めてほしい。
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介護等体験の状況等 |
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免許取得状況及び教員就職状況 |
- 平成13年度以降、教員就職者数が増加しているが、その理由は何にあると考えるか。大学としての何らかの取り組みの成果が出てきているということか。
- 大学として固有に設定している授業科目「教職研究」は単位化されていないが、3・4年次生を対象とした授業科目であり、教員採用試験に向けたさまざまな取り組みを行っている。
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- 平成13年度以降の教員就職状況については大変評価することができる。
- 授業科目「教職研究」は、過去の教員採用試験を分析・考察する中で、学生に、教員としての実践的指導力を身に付けさせることが特徴であり、他大学ではあまり見られない取り組みである。
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施設・設備の状況 |
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