西南学院大学

実地視察大学の概要

1.課程認定を受けている学科等の概要

事項 記入欄
大学名 西南学院大学 設置者 学校法人 西南学院
  学部・学科等の名称 認定を受けている免許状の種類・認定年度 備考
学部 学科等 入学定員 設置年度 免許状の種類 認定年度
学等部の・概学要科等の組織及び認定を受けている免許状の種類 神学部 神学科 10人 昭和41年度 中高一種免(宗教) 昭和41年度  
文学部 英文学科 100人 昭和29年度 中高一種免(英語) 昭和29年度
外国語学科 英語専攻 100人 昭和40年度 中高一種免(英語) 昭和40年度
フランス語専攻 50人 昭和40年度 中高一種免(フランス語) 昭和43年度
国際文化学科 130人 昭和51年度 中一種免(社会)
高一種免(地理歴史、公民)
昭和51年度
商学部 商学科社会コース 150人 昭和29年度 中一種免(社会) 昭和29年度
商学科地理歴史コース     高一種免(地理歴史)
商学科公民コース     高一種免(公民)
商学科商業コース     高一種免(商業)
経営学科社会コース 150人 昭和41年度 中一種免(社会) 昭和41年度
経営学科地理歴史 コース     高一種免 (地理歴史)
経営学科公民コース     高一種免(公民)
経営学科商業コース     高一種免(商業)
経済学部 経済学科 200人 昭和39年度 中一種免(社会)
高一種免 (地理歴史、公民)
昭和39年度
国際経済学科 100人 平成17年度 中一種免(社会)
高一種免 (地理歴史、公民)
平成17年度
法学部 法律学科 270人 昭和42年度 中一種免(社会)
高一種免(地理歴史、公民)
昭和42年度
国際関係法学科 80人 平成4年度 中一種免(社会)
高一種免(地理歴史、公民)
平成4年度
人間科学部 児童教育学科 100人 平成17年度 小一種免
幼一種免
平成17年度
社会福祉学科 公民コース 150人 平成17年度 高一種免(公民) 平成17年度
福祉コース     高一種免(福祉) 平成17年度
入学定員合計 1,590人  

2.教員組織(課程認定を受けている学科等の専任教員数)

(1)教科に関する科目

  • 神学部
    • 神学科 (宗教) 8人
  • 文学部
    • 英米学科 (英語) 12人
    • 外国語学科
      • 英語専攻 (英語) 9人
      • フランス語専攻 (フランス語) 9人
    • 国際文化学科
      • (社会) 11人、(地理歴史) 4人、(公民) 7人
    • 商学科
      • (社会コース)(社会) 0人
      • (地理歴史コース)(地理歴史) 0人
      • (公民コース)(公民) 0人
      • (商業コース)(商業) 11人
    • 経営学科
      • (社会コース)(社会) 4人
      • (地理歴史コース)(地理歴史) 1人
      • (公民コース)(公民) 1人
      • (商業コース)(商業) 7人
  • 経済学部
    • 経済学科 (社会) 12人、(地理歴史) 1人、(公民) 11人
    • 国際経済学科 (社会) 10人、(地理歴史) 4人、(公民) 6人
  • 法学部
    • 法律学科 (社会) 17人、(地理歴史) 1人、(公民) 16人
    • 国際法律学科 (社会) 9人、(地理歴史) 1人、(公民) 8人
  • 人間科学部
    • 児童教育学科 (小) 6人、(幼) 4人
    • 社会福祉学科
      • (公民コース)(公民) 3人
      • (福祉コース)(福祉) 7人

(2)教職に関する科目

  • 初等教育教員養成 6人
  • 中等教育教員養成 5人
     ※ 初等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員は、中等教育教員養成の教職に関する科目の専任教員を兼ねることができるため、教職に関する科目の専任教員は中等と初等で重複している場合がある。

3.教員免許状取得状況及び教員就職状況(平成17年3月卒業者)

学部・学科等の名称 卒業者数 免許状取得者数 教員就職者数
神学部 神学科 21人 1人 0人
文学部 英文学科 119人 37人 5人
外国語学科 164人 21人 2人
児童教育学科 132人 113人 31人
国際文化学科 145人 6人 1人
社会福祉学科 177人 6人 1人
商学部 商学科 196人 4人 0人
経営学科 188人 4人 0人
経済学部 経済学科 385人 5人 0人
法学部 法律学科 276人 6人 0人
国際関係法学科 89人 5人 0人
合計 1,892人 208人 40人

(平成17年7月5日(火曜日))西南学院大学 視察委員:野村委員、平出委員、渡辺委員、高倉委員、八尾坂委員

視察の際の確認事項 委員による評価又は指導・助言
全般的事項
  • 教員養成課程に限らず、授業科目「キリスト教学」を必修にしており、キリスト教系の大学として、人間愛と人への思いやりのある学生を育成しようとしている。しかし、養成しようとする教員像の検討・吟味については、大学全体、各学部独自で意識的になされているとは思われない。
  • 建学の精神をもとに、大学が目指す教員像を明確に持ち、各学部の組織、カリキュラムや図書館の集書計画に体系化され、一貫性を持ち、具体化していくことを期待する。
  • 今後、大学・大学院等の再教育の場として、教職課程センター等を構想されてはどうか。
個別的事項 教員組織
  • 一学科複数免許の認定を受けている学科のうち5学科で、地理歴史の免許を中心として専任教員が総計20名不足している。
  • 「教職に関する科目」の専任教員数11 名のうち、初等中等教育教員経験者は1名である。
  • 専任教員数については、審査基準を満たすなど、至急対応し、報告をすること。
  • 現場の実践能力のある人材を確保しつつ、研究者的探求能力を兼ね備えた人材の登用を期待する。
教育課程 教職に関する科目等
  • 「教職の意義等に関する科目」にあたる授業科目「教師論」について、現場の実体験や、教師と他の職業との関係の比較などについてシラバスに具体的な記載が少ない。
  • 中等教育の各教科指導法に関するシラバスにおいて、教科書・参考図書等に学習指導要領等が記載されていない。
  • 授業科目「道徳教育の研究」の内容として歴史的事項が全体の半分近くに及んでいる。
  • 「生徒指導の理論及び方法」にあたる科目名称として、「生活指導論」の名称を用いている。
  • 「教育相談の理論及び方法」と「幼児理解の理論及び方法」にあたる科目として「教育カウンセリング(幼児理解を含む)」という科目でまとめている。
  • 「総合演習」にあたる授業科目「教職総合演習」について、「総合的な学習の時間」の演習科目としての位置づけがなされている科目がある。
  • 「教科又は教職に関する科目」に全学共通科目として教職関係の科目を6科目設けている。
  • シラバスで成績評価に出席点が挙げられている科目が含まれている。
  • シラバスの記載が講義の概要のみの簡潔なものがある。
  • 学生が、自分自身の教員像を持ち、そのための学究生活を設計するなど、教職者としての体験や知識等を授業内容とし、それをシラバスに記載してほしい。
  • 最低限、学習指導要領や各教科の解説編などをシラバスに記載してほしい。
  • 授業科目「道徳教育の研究」が、道徳の実践的な授業の創造にかかわる内容であることを望みたい。
  • 「生徒指導」は機能概念とされており、「生活指導」においても、授業内容が機能概念であることを望みたい。
  • 「教育相談の理論及び方法」と「幼児理解の理論及び方法」を分けて、幼児の理解そのものの方法について取り上げてほしい。
  • 「総合演習」の授業科目は、「総合的な学習の時間」の指導法として設置された科目ではない。設置趣旨に沿った内容にすること。
  • 発達支援教育や、キャリア教育などの科目を開設することを今後期待したい。
  • 授業に出席することは当然のことであり、評価の在り方を検討してほしい。
  • 授業内容が明確に見えるように、授業の目標と到達度を設定し、授業計画を立ててほしい。
教育実習
  • 自己点検シートを設けている。
  • 教育実習を行う前に成績評価をし、あ る程度以上の質となるように実習生を絞っている。
  • 子どもの前に立つことのできる力のある実習生を学校現場に送り出す方策は評価できる。今後とも、大学として資質能力を持った教員の養成に努めてほしい。
履修指導等
  • 大学としての特別な取り組み(セミナーなど)は行っていないが、教員希望者の自主的な勉強会に、アドバイスや補助を積極的に行っている。
  • 学生一人ひとりが理想とする教員像を追求するため、学びのための生活設計、現場との交流・体験など履修指導を行ってほしい。
介護等体験の状況等    
免許取得状況及び教員就職状況
  • 教員希望者の自主的な勉強会に、卒業生、教員採用者などが加わることで、初等の免許課程を置く児童教育学科を中心に免許状取得者、教員採用者が増加しつつある。
  • 大学がより積極的に関わることが期待される。
施設・設備の状況
  • 教員養成に適切な図書館及び情報機器の整備がなされている。
  • 図書館については、教育理念や教育目標において目指した教員像が、集書計画や図書館運営などに反映されるよう、授業と連動した図書館の利用の仕方を考えてほしい。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成21年以前 --