3.教員免許状の種類の在り方

(1)二種免許状の取扱い

 二種免許状の在り方については、当該免許状を保有する現職教員に一種免許状取得の努力義務が課されていることなどや、今回の教員養成・免許制度の改革の趣旨、さらには、一部の校種で二種免許状の取得者や教員採用者が減少している近年の状況等を、総合的に勘案して、検討する必要がある。その場合、校種によっては、なお多くの学生が二種免許状を取得し、採用されている実態があること、また、他校種や他教科の免許状を取得する方策として、二種免許状の活用が期待されていること等を考慮すると、当面は、二種免許状を存続させることが適当であるが、上記のような状況を踏まえると、二種免許状の在り方については、今後とも、引き続き検討課題とすることが適当ではないか。

(2)専門職大学院の修了者に授与する免許状

 教員養成の専門職大学院が設置された場合、修了者に授与する免許状としては、現行の専修免許状とすることや、新たに専門職免許状(仮称)を創設することが考えられるが、これについては、専門職大学院ワーキンググループにおける専門職大学院の制度設計等に関する検討状況を見ながら、検討することが適当ではないか。

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