2．先進事例等

欧州共通の資格フレームワークについて−European Qualification Framework for Lifelong Learning（EQF）−

《概要と目的》

• 　EQFは、資格を8段階に分類。
  　具体的には、各国の各資格が、どのレベルにあり、当該資格保有者がどのような知識、技能、職業能力、個人としての能力（コンピテンシー）を持つか、比較可能とする。
• 　EQFは、以下の目的を持つ。
  • 知識・技能・能力について、教育機関や職業訓練機関の供給と労働市場の需要のより良いマッチングを可能とする。
  • ノンフォーマル・インフォーマルな教育の通用性や認知度を向上させる。
  • 国際的な資格の活用を向上させる。

《EQFの対象》

普通・成人教育、職業教育・訓練、高等教育等、義務教育終了後以降の公式及び非公式の教育。

《EUの他の制度との関係》

• 　ユーロパスは、各個人の学歴・資格等のポートフォリオであるが、各資格の互換性については表示されない。将来的には、ポートフォリオにEQFを反映させる。
• 　EQFは、ボローニャ・プロセスの枠内で構築されている欧州高等教育圏の資格枠組みと互換性を持つ。