「多くの親等が集まる機会を活用した学習機会の提供」−家庭教育支援総合推進事業から−

○就学時健診等の機会を活用した子育て講座

−小学校入学前の親の心得−(千葉県成田市)

  千葉県成田市では、学校説明会の機会を利用して、就学前の子どもをもつ親向けの講座を実施した。
 元小学校教諭や保育・幼稚園長、主任児童委員、医師などを講師に迎え、小学校期の親のあり方や生活習慣、しつけ、愛情の大切さについての講話を行った。
 学校説明会の機会を利用したことで、入学予定者の保護者の9割以上が参加し、『子どもをほめることの大切さを理解しました』、『子どもが病気になったときの親の対応の仕方について聞けてよかったです』などの感想が寄せられている。

−子どもの心を育てる親の関わり−(北海道女満別町)

  北海道女満別町では、幼稚園と連携して就学前の子どもをもつ親を対象に、「健やかな子どもの成長を願って」、「就学前の子ども達との関わり」などと題して学習講座を行った。
 この取組は、学校教育に対する不安や悩みを話し合い、親が子育てに自信を持つことができるようになることを目的に開かれたもので、事前に年長組の保護者や、幼稚園教諭と打合せを行い、参加者のニーズに応えた企画運営を行った。
 事前の打合せが効果的に反映され、参加者の学習意欲も高く、熱心に参加していた。また、子どもの発達に関する質問も多く出されたが、最終的に小学校入学の準備に自信を持つことができたようであった。