今後の地方教育行政の在り方に関する論点

1.教育委員会制度の在り方

首長と教育長の関係

○ 首長が任命する教育長の任期や罷免の要件をどう考えるか。

政治的中立性、継続性・安定性の確保

○ 教育委員会は教育長の事務執行に対してどのような権限を持つべきか。
  ・教育委員会の審議を必要とする事項をどう考えるか。
  ・教育委員会の審議の結果にどの程度の法的拘束力を付与するべきか。

新しい教育委員会の組織と役割

○ 教育委員を誰が、どのような手続きで任命するのか。
○ 教育委員の人選の在り方はどうあるべきか。
○ 教育委員に求められる資質・能力をどう考えるか。引き続きレイマンコントロールを重視していくのか。高い専門性を持つ教育委員も必要と考えるか。
○ 合議体の機関として教育委員会の果たすべき役割・職務権限をどう考えるか。
  ・地域の教育のあるべき姿や基本方針の審議
  ・教育長による教育事務の執行状況に対するチェック
  ・その他

教育行政関係者の資質能力の向上等

○ 教育長等の資質・能力の維持・向上の方法はどうあるべきか。
○ 教育行政部局の体制強化の方策をどう考えるか(指導主事等の専門職の配置充実、新たな制度の下での教育行政組織の名称など)。

その他

○ 人口規模に応じた教育委員会の在り方をどう考えるか。
○ その他

2.教育行政における国、都道府県、市町村の役割分担と各々の関係の在り方

公教育における国の最終的な責任の果たし方

○ 地方公共団体の法令違反や児童生徒の権利侵害などがあった場合、具体的にどのような要件の下で、国が是正・改善の指示等を行えるようにするか。

県費負担教職員の人事権・給与負担の在り方

○ 県費負担教職員の人事権の市町村への移譲と、その前提となる人事交流の調整の仕組みについて、どのように考えるか。
○ 指定都市に県費負担教職員の給与負担を移譲するに当たっての税財源措置の方策や給与・旅費事務を実施するための体制整備、教職員の人事配置への影響などについてどのように考えるか。
○ 教職員の人事における校長の意向の反映についてどう考えるか。

教育現場の士気を高める方策

○ 真に頑張っている教師の士気を高めるにふさわしい処遇の改善・人事管理の在り方をどう考えるか。

第三者評価の在り方

○ 義務教育についての市町村の権限と責任体制の確立に伴い、地方教育行政や学校教育に係る我が国にふさわしい第三者評価の仕組みはどうあるべきか。

3.学校と教育行政、保護者・地域住民との関係の在り方

○ コミュニティ・スクールや学校支援地域本部など、地域住民や保護者に開かれた、地域とともにある学校づくりを推進する方策についてどう考えるか。

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