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教育委員
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委員数、選出方法等
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委員数 |
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8名(学生委員1名を含む。) |
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選出方法 |
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公選制(学校区居住の住民による直接選挙)。
学生委員については、立候補資格が高校3年生または4年生であることとされており、高校生による選挙によって選出される。 |
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任期 |
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成人委員は4年間。学生委員は1年間。 |
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委員長・副委員長
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構成 |
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委員長、副委員長各1名で任期は1年(再任可) |
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委員報酬 |
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委員 18,500ドル(1ドル=110円で約203万円)
学生委員 5,000ドル(1ドル=110円で約 55万円)※奨学金として。
※この他に教育委員会全体に対して4,000ドルが支払われる。 |
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委員の属性
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職業 |
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連邦政府職員2名(空軍、厚生省各1名)、歯科医師1名、元教師1名、主婦2名、建築家1名、学生1名。 |
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(2) |
教育委員会会議
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主要議題
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予算案 |
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教育長から教育委員会に対して提案され、教育委員会において、公聴会を開催するなどして検討を行う。必要があれば修正の上、郡議会へ提案。 |
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予算案以外 |
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教育長の任命及び評価、校長・副校長の採用の認可、教育長が具申した労働協約についての承認、重要な政策・方針の採択(例;懲戒、卒業等の要件、校内での携帯電話使用の可否)など。なお、一般的に、異議申立て、労働協約に関する交渉、人事などは非公開案件として扱われる。 |
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学生委員は、政策関係一般については投票できるが、予算、教員組合との契約交渉、職員の懲戒罰については投票権を持たない。 |
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開催回数等
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定例会 |
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毎月2回。通常火曜日に開催され、午前9時から午後5時頃まで行われる。通常の会議開催に先立って、午前8時から午前9時までの間に委員のみで会議を行う場合あり。また、夕方に開催される場合もある(午後7時から午後11時頃まで)。 |
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会議の傍聴等
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原則公開。テレビ中継あり。ただし、異議申立、人事案件等は秘密会。 |
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会議資料は事前にHP上に掲載。議事録も会議後1ヶ月以内に掲載。 |
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住民は関心事項や懸念事項について意見陳述を行うことができ、約30分間が意見陳述に当てられている。 |
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教育長が決定した事項(例;転校許可、飛び級、懲戒罰)について、教育委員会に対して異議申立を行うことができる。 |
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その他の活動
教育委員は、会議以外にも、日常的に学校訪問を行っており、また、保護者の会合、教職員組合、民族グループ、市民団体、郡議会、州議会、レセプション、各種パーティー、交渉ごとなど各種の会合にも参加している。テレビに出演したり、インタビューに答えるなどのマスコミ対応も行っている。 |