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大学入学資格検定の在り方に関する大検部会等での主な意見について


6.新試験の実施体制について

 現在、文部科学省で試験問題の作成や試験の実施を行なっているが、入試センター等の専門性をもっているころで実施したほうがよいのではないか。そうすれば,相談窓口等を設置して受験者や受検予定者などの支援をすることなども可能となるだろう。
 将来的には,大学入試センターなど専門的な場所で実施することが適当である。
 今後,試験の結果など情報の公開の在り方についても検討が必要である。
 今日のユニバーサル・アクセスの時代において,大検受検者の年齢も様々であることから,通常の選抜試験につなげることは質的にも困難でる。別枠でAO入試のような形に利用できるようにやるのがいいと思う。
 大学入試センターへの業務委託については、積極的に推進すべきである。
  しかしながら、センター試験と大検を一つの試験に統一してしまうと,センター試験の問題のレベルがかなり下がってしまい,実際に利用する大学にとっては,2次試験のみを重視することになるのではないか。
 試験の実施体制については,高卒資格の付与ということを考えると恒常的に対応できる機関,例えば大学入試センター等に委託し,試験の実施時期,実施回数等の要望についてきめ細かく対応できることが望ましい。
  また,試験委員の選定,試験問題の作成,試験問題の水準,合格判定,個人の点数の情報公開などを考えると、大学入試センター試験なみの公平性・透明性を確保することがベストと考える。

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