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ナショナルトレーニングセンターの設置等の在り方に関する調査研究協力者会議

2003年4月2日議事録
ナショナルトレーニングセンターの設置等の在り方に関する調査研究協力者会議(第5回)議事要旨

ナショナルトレーニングセンターの設置等の在り方に関する
調査研究協力者会議(第5回)議事要旨

   日   時: 平成14年4月2日(水)14:00〜15:00
   場   所: 文部科学省別館10階  第5・6会議室
   出席者: [委員] 浅見委員長、河野副委員長、池上委員、市原委員、岡崎(助)委員、澤木委員、田嶋委員、橋爪委員、長谷川委員、吉田委員
[文部科学省] 高杉スポーツ・青少年総括官、小山内競技スポーツ課長、牛島競技スポーツ課課長補佐、菅野競技スポーツ課課長補佐、南競技スポーツ専門官、森岡国際スポーツ大会専門官、長尾競技スポーツ課専門官、外

   議事概要
  (1)    ナショナルトレーニングセンターの設置等の在り方に関する調査研究の中間まとめ(案)について事務局から説明後、意見交換を行った。   (○:委員、△:事務局)

              JOCでは、スポーツ振興基本計画を受けて、ゴールドプランを立ち上げ、3年目を迎えており、JOCや競技団体では競技力向上のためのソフト面の強化を図っている。
   今回の中間まとめでは、ナショナルトレーニングセンターの設置について、実現性の高い案を示しており、早期に実現できるようお願いしたい。
   
   アンケート調査結果では、競技団体は大会直前の調整合宿での利用希望が高いが、今後は、一貫指導体制の考え方を周知し、ナショナルトレーニングセンターはトレーニング施設であるとともに、一貫指導体制の拠点施設でもあるということを啓発していく必要がある。
   
   アンケート調査結果では、長期滞在型での利用を希望する競技団体もあったが、全体的には、年に計画的に行う強化合宿での利用の希望が多かった。また、大会直前合宿等の場所の確保が難しい競技団体もあった。
   ワーキンググループでは、ナショナルトレーニングセンターの設置については、実現可能なものとして考えた。
   
   中間まとめで示しているナショナルトレーニングセンターは、競技団体が要望している強化合宿や大会直前合宿などの利用に適していると思う。
   
   一貫指導の体制を作るためには、ナショナルトレーニングセンターを中核として、地方のブロックとの協力・連携取りながら進めることが必要である。
   
   大都市近郊にあるナショナルトレーニングセンターであれば、シンクロが進めている通いによるジュニアレベルの指導が行いやすいなどのメリットがある。
   
   大都市近郊へのナショナルトレーニングセンターの設置については理解できる。
   今回の中間まとめでは、国立科学スポーツセンターが設置されている西が丘地区にどのような施設を整備していくのか示されていない。
   
   今回の中間まとめは、ナショナルトレーニングセンター設置のための方向性を出したものであり、具体的な施設整備等については今後検討していく。
   
   この中間まとめは現実的ではあるが、夢が描かれていないように思う。今後、競技別強化拠点をどの程度整備するか等踏み込んで考えて欲しい。
   
   今回の協力者会議では、現実を見据えた、実現性の高いものとしてまとめていくこととしている。
   
   現在のナショナルチームは、トップレベルの選手を集めて短期合宿を行い、国際大会等に参加している状況である。しかし、将来的には素質の有るジュニアを発掘し、育成していく一貫指導システムに切り替えていく必要がある。
   しかし、10年を一つのスパンとして考えるのならば、緊急の課題として、このナショナルトレーニングセンター構想を実現することが大切である。
   また、半世紀と言うような大きなスパンで考えるのならば、長期滞在型のナショナルトレーニングセンターの必要性も考えていかなければならないように思う。
   
   調査研究協力者会議の「中間まとめ」として、文部科学省に提出したいと思う。

    (2)    今後のスケジュールについて事務局より説明を行った。


(スポーツ青少年局競技スポーツ課)

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