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大規模集中型とネットワーク型は、設置形態において実質的にほとんど同じではないか。
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○ |
大規模集中型は、広大な敷地など土地にこだわらず、すべての競技種目を含んだ形態である。ネットワーク型は、日本の現状で可能な限り多くの競技種目が1ヶ所に集中し、地域の既存の施設と連携する形態である。
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○ |
ネットワーク型であれば、中核拠点が国内に1ヶ所ではなく複数あってもよいのではないか。
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スポーツ振興基本計画における競技者育成プログラムを実行していく上で、ネットワーク型は非常に有効である。各ブロック、地域等で、同プログラムに基づいたトレーニングを行うことは、最も現実的で有効性があるものである。
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○ |
ネットワーク型は、どういったレベルの競技者をどこでトレーニングするかが重要である。例えば、ジュニアレベルは地方の施設で、ナショナルレベルは中核拠点でトレーニングを行うなどが考えられる。
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○ |
韓国は、同じ施設で様々な競技間が競い合うことを目的としているため、大規模集中型となっている。日本の現状を踏まえると大規模集中型は現実的ではないが、中核拠点には可能な限り多くの競技が対応できるものが良い。
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○ |
フランス、オーストラリアのナショナルトレーニングセンターを視察したが、日本の現状を考えると、ネットワーク型が良いのではないか。
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○ |
オーストラリアのAISは、大規模集中型に徹してはいない。実際には各地域拠点を持ちネットワーク化されている。
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日本では、大規模集中型よりネットワーク型のほうが融通がきくのではないか。
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○ |
冬季競技は、走る・飛ぶ・滑るなど種目に応じてトレーニングを行うので、大規模集中型では無理がある。
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冬季系、海洋・水辺系は、別に考える必要がある。
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○ |
高地トレーニングの必要性は、種目によってバラツキがある。
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○ |
韓国では、別の場所に高地トレーニングセンターを設置している。
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△ |
仮に、国内に高地トレーニング施設を整備しても、海外の施設と併用するという競技団体もあった。
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○ |
中核拠点を1ヶ所とする理由は何か。中核拠点は、2〜3ヶ所程度必要ではないか。
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○ |
各競技団体は、各種目ごとに必要な施設と宿泊施設だけがあれば良いというのではなく、医・科学面からのサポートの充実を望んでいる。
例えば、国立スポーツ科学センター(JISS)を2〜3ヶ所つくるのは、財政的な面などを考慮すると厳しいと思われる。
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○ |
交通アクセスの良さ、選手や指導者が集中していることを考えると、東京が中心になるのではないか。
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ネットワーク型を活用して、スポーツ界においても太陽、水、緑など自然に親しむことも必要ではないか。
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交通費等の費用がかからないことも大切である。
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JISSについても1ヶ所では満足できないし、北海道からの交通費等も考えるとネットワーク型が理想ではないか。
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合宿施設の在り方(合宿型、寄宿型)について |
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○ |
一貫指導の理念を実現するために、国とJOCが連携して1年以上の長期滞在型で選手強化を行うなどの政策的な方策も必要ではないか。競技団体が合宿型を望んでいるからということで、本当に合宿型のみで良いのか。
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○ |
ロシアなどの完全寄宿型は理想ではあるが、日本の現状を踏まえると現実的ではない。教育制度の問題、精神的な面のケアや人間形成の上では親と一緒の方が良いと思われる。逆に日本の狭い国土を利用して、ネットワークを活用し、合宿型とする方が良い。
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機能面、ソフト面について |
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○ |
具体的な検討に当たっては、トップレベル競技者への対応を前提とする。
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○ |
ソフト面の充実については、トレーナー、ドクター、専門コーチなどマンパワーの充実が重要である。 また、どのようなプログラムが提供できるのか検討する必要がある。
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○ |
語学教育、情報教育、セカンドキャリアも重要である。
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○ |
オーストラリアのナショナルトレーニングセンターでは、情報・話し方・語学力等のセカンドキャリアのためのプログラムが充実している。
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国立スポーツ科学センター(JISS)との連携 |
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○ |
自然も必要であるが、合宿型で行っているので時間がないため、少しでも選手のことを考えると休憩室、ミーティング室、図書館などが必要である。
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○ |
メダル倍増を考慮すると、現有施設など今あるものを有効的に利用することを考えていかなくてはならない。併せて、例えばJISSに不足している宿泊施設やもっと多くの競技がトレーニングできるための施設の拡充などを行い、早くスポーツ振興基本計画に沿った国際競技力の向上を図る必要がある。
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○ |
JISSが研究を行い、ナショナルトレーニングセンターで実践を行うことが連携となるのか。
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○ |
JISSはペーパーにまとめるための研究の場ではなく、競技力向上のためのサポート活動が中心となり、実践的サポートのための研究を行うものである。 |