「高等学校等における海外留学に関する危機管理ガイドライン」の策定に関する検討会(第1回)議事要旨

1.日時

令和4年12月21日(水曜日)13時~15時

2.場所

オンライン

3.議事要旨

事務局から、協力者の紹介、検討会の運営、高校生留学の現状、ガイドラインの構成イメージ等について説明がされた。
上記説明後、意見交換がされた。主な発言内容は以下の通り。
・基本的な考え方として、自分の身は自分で守るという心構えを持たせることが必要。
・危険を察知する能力をあらかじめ育てておくことが必要。
・単独行動、独り歩きによって様々な危険に出会うことを伝えることが必要。
・自分の所在を常に関係者、ホストファミリーに知らせる習慣をつけておくことが必要。
・現地で知り合った交友関係は、関係者やホストファミリーに知ってもらうことが必要。
・留学先や渡航先の国の法律や社会ルールを知って行動することを学ばせることが必要。
・ホストファミリーの悪口、友達の悪口、誹謗中傷などをネットに載せることでプライバシー侵害や名誉棄損、訴えられる事にもなりかねないため事前の指導が必要。
・健康面の自己管理が出来るようしておくことが必要。
・普通のビジネスマンは訪れないが、高校生は行く可能性もある地点を事前に把握しておくことが必要。
・マラリアなど感染症の発生状況に関するサイトもあるので、そうした情報を盛り込めると良い。またこうした情報は末尾にまとめるより、関連部分に埋め込むのが良い。
・留学生の安全に関する指導は、受け入れ側と一体となって一緒に安全を守らなければいけないという観点が重要。
・派遣側もすべての参加生にとって共通する基本的な安全の注意事項を徹底し、確認することが必要。
・受け入れ側が何を考えてどのように生活しているか真剣に耳を傾けて、行った先で不安に思うことは躊躇せずに確認することを指導していくことが必要。
・サポート体制は、送り出す側と受け入れる側がタッグを組んで体制を整えることが重要。
・安全を守るために、日本の価値観だけで判断しないことが必要。その国地域で長く暮らしている人たちの感覚を大切にする、信ずる、そういった人たちの話を聞く指導が必要。
・コロナに関する安全管理、健康管理が必要。
・様々な社会問題、ドラック、アルコールの乱用等にも関与する可能性があり、こうした点を盛り込んでいくことも必要。
・相手の国のことをしっかりと知る事、自分の意見を伝えることが必要。また、しっかり考えて、分からない場合は確認し、危険と思うことは自分で回避することが必要。