消費者教育推進委員会・同委員会家庭教育部会合同会議(第3回) 議事要旨

1.日時

平成23年12月13日(火曜日)16時~18時

2.場所

文部科学省9階生涯学習政策局会議室

3.議題

  1. 家庭教育部会での検討の報告について
  2. 親子で学ぶ消費者教育実施の手引について
  3. 家庭における消費者教育実態アンケート調査結果について
  4. 平成23年度消費者教育フェスタについて
  5. その他

4.出席者

委員

阿南委員、荒木委員、上村委員、柿野委員、須黒委員、武田委員、富岡委員、西村委員、萩原委員、原嶋委員

文部科学省

笹井男女共同参画学習課長、小沢課長補佐 ほか

オブザーバー

角村独立行政法人国民生活センター総務部広報室長

5.議事要旨

 (1)家庭教育部会での検討の報告について

荻原家庭教育部会長より、第3回家庭教育部会において手引とワークショップについて検討を行った経緯について報告があった。

 (2)消費者教育ワークショップの実施について

  • すごろくの中に契約、安全、情報、環境という毎日の生活に関する要因が含まれており、楽しみながら学ぶことができる要素が含まているといいのではないかと思う。
  • すごろくの途中でおねだりをされて買うか買わないかを選択する場面がある。おねだりをする相手が友達や兄弟のような存在と考えるならば、相手を思いやる気持ちから買ってあげることについては褒めてあげたいと思う。一方、今回のすごろくの主旨から断ることが正しい選択肢であるのならば、買わないという選択をした子を褒めてあげるべきであると思う。子どもに何を伝えたいかをはっきりさせておくべきである。 
  • ワークショップの時間配分について、もう少し余裕を持たせた方がよい。事前にすごろくをやってみて、時間を計った方がよい。
  • まとめの中で、参加した子どもに「欲しいものが全部買えたかどうか」や「上手に買い物をするにはどうしたらよいか」などを訪ねる時間があるとよい。

(3)親子で学ぶ消費者教育実施の手引について

事務局から、資料3に基づき、親子で学ぶ消費者教育実施の手引について説明があり、その後、意見交換が行われた。主な意見は以下のとおり。

  • 手引きを普及することが目的であるため、内容は分かりやすいものがよい。例えば、学年別にプログラムを設定するなどの方法が考えられる。
  • PTAで活用することを考えた場合、「親子」という大きなくくりでは使いにくい。子どもの成長過程にあわせて興味の対象が変わるため、その点を押さえた手引にすると活用しやすくなる。
  • 今回作る手引はあくまで基本であり、幾らでも応用がきくものであるという視点で手引を使ってもらえるとよい。
  • 現在の手引案について、概論部分を精査し、見出しや表紙を工夫することで、手に取った人が少なくとも見てみようと思うものを作らなければいけない。また、実践部分については細かく項目が記載されているが、項目が増えるほど記入の負担が増えてしまう。せめて記載例は付けるべきである。
  • 自分が企画者となった時に何があれば取り組みやすいかということを考え、そこから必要なものを考えていく。ワークショップや教材の実例が最初にあると、最初の一歩が踏み出しやすい気がする。
  • まず手引を使う人が興味を持たないといけない。そこから、ワークショップを実践した場合の対象者の興味につながる。
  • 今回のテーマである親子を考えた時に、子どもの集中力であったり、子どもが誤解しやすい点など、手引の中にノウハウを入れるとより活用しやすいものになると思う。

(5)その他

事務局から、資料4に基づき、平成23年度消費者教育フェスタの実施について説明があった。また、大学等向けの消費者教育に関するパンフレットを作成した旨説明があった。

お問合せ先

生涯学習政策局男女共同参画学習課

(生涯学習政策局男女共同参画学習課)