11.専修学校教育重点支援プラン
(前年度予算額 445百万円)
20年度要求額 520百万円
1.要求の要旨
国民の生涯を通じた職業能力の向上を、それぞれの専修学校が個性と特色を一層活かして取り組んでいくため、社会的要請の高い課題に対応する教育内容や方法等についての重点的な研究開発を、「研究指定校」として指定した専修学校に委託し、その成果を全国に普及することで、専修学校教育の充実を図る。
2.要求の内容
(1)企画委員会の設置
専修学校関係者、産業界関係者、学識経験者等による「専修学校教育重点支援企画委員会」を文部科学省に設置し、専修学校から提出された研究開発計画の中から、特に優れたものを審査・採択するとともに、本事業の推進のために必要な実地調査を行い、その成果の評価・普及を図る。
(2)教育プログラム等の開発・試行
以下の7つの課題について、重点的に研究してプログラム等を開発・試行する学校を、「研究指定校」として指定して委託する。
- 教育力向上の推進…教員のマネジメント力養成のためのプログラムや効果的な評価・情報提供手法等の開発など
- 基礎力向上の推進…社会人基礎力、基礎学力向上のためのプログラムや各々の学生の悩みに応じた的確なキャリアカウンセリングの導入方策、キャリア指導を重視した系統的なキャリア形成支援プログラムの開発など
- 産学連携教育の推進…日本版デュアルシステムや実践型人材養成システムの活用等、企業等と連携し各専門分野固有の中核的な教育内容と企業実習を組み合わせた効果的かつ先導的な教育プログラムの開発など
- 専門課程の高度化開発…個性ある優秀な職業人を育成するための効果的な教育方法の開発、4年制課程のプログラムの開発など
- 高等課程の個性化推進…体験活動・ボランティア活動などを通した豊かな感性をもつ職業人育成プログラムの開発など
- 新教育領域の開発…メークアップアーティストやアニメーションデザイナーなどの専修学校特有の教育領域の新たな開拓、プログラムの開発など
- 新教育方法の開発…eラーニングを活用した遠隔教育での職業技術・技能の指導方法の開発など
(3)成果報告会の開催
7つの課題ごとに、研究指定校が事業成果や問題点などを報告・協議する成果報告会を開催し、研究報告書にフィードバックさせる。
3.積算内訳
- (1)企画委員会の設置 14,441千円
- (2)研究指定校への教育プログラム等の研究委託
7課題×@14,263千円×5校 499,205千円
- (3)成果報告会の開催 6,054千円

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