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資料16

資料16  博士課程に進学し、研究者としての道を歩み始める事に対する不安について(某国立大学理工系大学院生へのアンケート)


(ケース1)既婚、博士2年、26才
基礎研究に興味があるので、企業よりも大学院を選んだ。
子が出来た時に預かってもらえるところがない。
育児の期間に研究から離れざるを得ない事に対する不安、時間の問題と給与の問題を感じる。
男は仕事は続けるのが当然であると思っているが、女にとってはそれは当然ではない。女は本当に仕事が好きでなければ続けられない。
学会などにいくと、歳をとるにつれていつの間にか、女性が減っていく。

(ケース2)既婚、27才、博士3年
○研究が面白いので進学した。進学時に婚期が遅れる及び経済的に独立しない等の理由により親の反対があった。
○育英会は借金なので、博士を出ると600万円位の負債になる。返済に対する猶予が欲しい。
○結婚で名前を変える事に抵抗があったので、男性に名前を変えてもらった。(相手は、会社員で、論文の名前を気にする必要はない。)

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