平成14年7月19日
今後の家庭教育支援の充実についての懇談会
子育ては、 親だけが担うことだと思っていませんか? そうではありません。 |
1. | 子育ては親だけが担うものと思っていませんか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2. | 現在の子育てをめぐる状況 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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3. | 今後の家庭教育支援の充実のための基本的な方策 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4. | 子育て支援を進める際の留意事項 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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はじ | めに 最近、児童虐待の増加や校内暴力、不登校といった子どもの問題行動が深刻化しています。こうした問題の背景として、近年の都市化、核家族化、少子化、地域における地縁的なつながりの希薄化等により、親の間に、子育ての負担感や子どもの教育の仕方がわからないといった育児に関する悩みなどが広がっていることが指摘されています。 本懇談会は、こうした状況を踏まえて、平成13年9月に、今後の家庭教育支援の在り方について検討を行い、関連施策の充実に資することを目的に発足し、家庭教育支援に携わっている方々による事例発表を含め、これまで13回にわたって議論してきたところです。また、本年3月には中間報告をまとめ、都道府県や市町村の教育委員会、PTA、経済団体、家庭教育や学校教育に関係する団体に配布するとともに、文部科学省のホームページにも掲載して広く御意見を伺ったところです。 こうした事例発表や議論、中間報告に対する御意見を通じて、今日の子育てをめぐる社会環境の変化により、家庭教育が困難な状況になっていることや、このような状況を背景に、各地で、行政と地域の子育て関係者の連携による家庭教育を支援する取組が少しずつ進む傾向がみられることがわかりました。今後、こうした取組が全国各地で広がっていってほしい、また、そのためには、各家庭、特に父親、企業等職場の関係者、行政関係者、地域の人々を含め、私たち大人一人一人が、それぞれの立場で、この問題に関心を持ち、行動していくことが大切だと感じ、最終報告をまとめました。 子育ては未来の日本を支える人材を育てるものであり、子どもは「社会の宝」であると考えます。今後、このことが子どもを育てる親はもちろんのこと、企業等職場の関係者のみなさんや学校関係者のみなさん、地域のみなさん、そしてそれらを支援する行政のみなさん一人一人に理解され、子どもを育てることについてはみんなが主役なのだという気持ちで、各地域で様々な取組が展開されていくことを願っています。 |