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調査研究協力者会議

2001/02/13議事録

思春期の子どもを持つ親のための家庭教育資料作成協力者会議(第5回)議事要旨

思春期の子どもを持つ親のための家庭教育資料
作成協力者会議(第5回)議事要旨

1.日時

平成13年2月13日(火)  10:00〜13:00

2.場所

霞山会館「うめの間」(霞山会館ビル9階)

3.議題:

  • (1)総論編について
  • (2)事例編・相談機関編について
  • (3)その他

4.議事:

  •   前回会議の「議事要旨」の確認が行われた。
  •   生涯学習政策局長より挨拶があった。
  •   事務局より2次案作成に際しての考え方について説明があった。
  •   協力者の意見交換が行われた。(主な意見等は以下のとおり。)

<1〜3章について>

  •   「子どもの声」は大人が読んで胸に迫ってくる感じがするので、是非残してほしい。また、内容は良いが、位置がそぐわないものがある。
  •   逆Z理論で示されていた思春期の子どもと親の距離の置き方は、「ポイント」の形であらわされているように思う。
  •   ADHD、アスペルガーについては、コラムのような形で少し触れる程度に記載したい。
  •   子どもが被害者となるケースについて、本文とコラムが重複している。コラムは具体的な被害の事例にとどめて、整理すべき。
  •   図4「思春期の子どもにとっての家族」はぜひ復活させてほしい。
  •   思春期の子どもの危機と同時に、更年期や自分の親の介護など親にも危機があることをどこかに何らかの形で入れてほしい。
  •   4章を読むと、父親の不在によって母親が問題を抱えやすいことや、大人が気づかないところで子どもが叫んでいるということがわかるが、それが1〜3章に生かされていない感じがする。
  •   羅針盤、海図といった例えがあるが、いずれも親子の信頼あってのものであることを強調したい。また、「羅針盤が不正確であってはなりません」といった表現は、親が常に完璧でなければならないように見え、プレッシャーを与える。

<4章、5章について>

  •   事例中の子どもの名前について、ふりがなを振ること及び最初に出てくるときに(仮名)と書くことを条件に委員より了承された。
    •   呼び捨てではなく、「○○ちゃん」「○○くん」「○○さん」としてはどうか。
    •   前問題行動、非社会的問題行動など、言葉が硬いので括弧書きにしてはどうか。
    •   非社会的問題行動について、「他人に迷惑をかけないものの」とあるが、親の危機感を表すような「何とかしなくては、と不安になる」というような表現のほうがいいのではないか。
    •   非社会的問題行動と反社会的問題行動について、「実際には分けられない部分もある」という旨を問題行動の概説の部分に入れてはどうか。
    •   「非行」と「反社会的問題行動」の関係がつかめない。「非行少年収容施設」ではなく、「少年院」、「児童支援施設」と具体的にはっきり書くなど、「非行」という言葉を使わない方向で検討してみてはどうか。
    •   「親へのアドバイス、メッセージ」についてあいまいな結論にするよりも、はっきりと「こうした方が良い」と書いてある方がいいかもしれない。
    •   親が過保護でありながら子どもの姿が見えておらず、大人自身に問題がある場合が多いことについて、もっと書き込むべき。

<その他>

  •   全体に「父親=仕事」「母親=主婦」とならないよう、事務局で表現ぶりを工夫することとされた。
  •   索引については、目次との違いや、用語としての意味のあるものをまとめて、数ページ程度にすることとなった。
  •   タイトルについては、「危機」と向き合うのではなく、問題があってもなくても、子どもと向き合ってほしいので、あまり「危機」や「キレる」といった言葉を強調しすぎない方が良いのではないかとの意見があったが、引き続き検討する事とされた。
  •   以上の協議を踏まえ、座長、副座長と相談の上、改めて事務局で整理して次回会議で諮ることとなった。

(男女共同参画学習課家庭教育支援室)

(生涯学習政策局男女共同参画学習課)

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