資料7
論点メモ (案)
(1) 道徳の「特別の教科」化の目的は、
1 道徳教育の実質化
2 道徳教育の質的転換(「読み物」道徳から「考える道徳」、「議論する道徳」への質的転換)
であり、それを実現するためには、問題解決的な学習の導入などが必要不可欠であるが、そのために必要な具体的な手立て(教材、教員研修、効果的な取組の共有など)は何か。
(2) 問題解決的な学習の重視など質の転換を図りつつ、以下の観点に留意しながら、道徳科の評価の在り方を検討するに当たって、具体的にどのような工夫や改善を重視すべきか。
・ 数値による評価ではなく、記述式であること。
・ 他の児童との比較による相対評価ではなく、児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止め、励ます個人内評価として行うこと。
・ 他の児童生徒と比較して優劣を決めるような評価はなじまないことに留意する必要があること。
・ 個々の内容項目ごとではなく、大くくりなまとまりを踏まえた評価を行うこと。
・ 発達障害等の児童についての配慮すべき観点等を学校や教員間で共有すること。
・ 現在の指導要録の書式における「総合的な学習の時間の記録」、「特別活動の記録」、「行動の記録」及び「総合所見及び指導上参考と
なる諸事項」などの既存の欄も含めて、その在り方を総合的に見直すこと。
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