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東京都中学校英語教育研究会 |
東京都A区 |
成果 |
生徒 |
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「英語の授業が楽しい」「授業の内容は分かる」と回答した生徒が増加(平成18年からの経年変化、他教科と同様)=昨年度の「学力向上を図るための調査」生徒質問紙の結果
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英語をコミュニケーションの道具として考える生徒の増加
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小学校外国語活動の影響で臆することなくコミュニケーションできる生徒が増加
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小学校外国語活動の効果により音声に慣れている
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生徒の前での発表を嫌がらない
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(小1から週2時間外国語活動を行っている地区では)文字が読める、書ける
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教員 |
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週4時間になったため、発表や活動の時間が多く取れる
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「英語の授業は英語で」と考える教員の増加
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昨年度の研究部研究授業(九段中)には、都内外から400名以上の教員が参加
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東京都中学校英語教育研究会の研究部・事業部・調査部・プロジェクトチームが夏休みに計6日間研修会を開催、すべて盛況
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区市町村の英語研究部の活動は多くが活発
⇒研修したい、勉強したい、という気持ちが強い
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課題 |
生徒 |
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関心・意欲が低い、英語嫌い
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英語はできないと思いこむ
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カタカナ・和訳に頼る
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学習したことを活用できない
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音読できない
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英語で話そうとしない
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文のまとまりで聞いたり、読んだりしない
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教員 |
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単語が33%増えたため、負担感を感じている
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一見活発に言語活動を行っているように見える授業でも、中味は機械的な繰り返しや、音読など、表現活動にまで至っていない
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教師の英語運用能力、指導技術(コミュニカティヴな指導)は、教師によって大きな差
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若手の教員でも、文法・訳読式の授業を平気でやっている教員
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外部の研修に参加できない、という学校事情はある
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コミュニケーションのとらえ方がバラバラ
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高校入試を意識した指導に終始(書くことに終始)
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音声基盤の授業を行っていない
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「聞くこと」「話すこと」を保障していない
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activityをやっていても「話せないまま」「読めないまま」で終わっている
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基礎基本を語い・文法のみととらえている
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指導手順の理解不足(例:drillなしでpair work、CD1回聞かせ音読)
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単元のねらいと評価にずれ(ねらいがコミュニケーション、評価が文法)
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説明と日本語訳が多い
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単語コンテストの実施の意義の理解不足
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自分が体験してきた英語授業のパターンから抜け出せない
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コミュニケーション能力を育成するためのスキルは学んでいるが、生徒の状況に合わせることができない
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生活指導の困難さを理由に授業改善に踏み出せない教員
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その他 |
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英語を学習する理由として「中学生は勉強すべきだから」「入試科目にあるから」等の理由が多数・・・5年前のベネッセが行った「中学校英語に関する基本調査」の結果
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東京都では、都独自の英語教育推進施策に力を入れ始めた(組織、戦略会議、指導方法改善委、教員の海外派遣等々)
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電子教科書などの視聴覚教材の効果は大きいが、ソフトの予算やハード面の問題は自治体で大きな差があり、未だに黒板とCDプレーヤーで授業を行っている教師が大部分
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