【資料7】委員発表資料(佐々木委員)
平成26年6月18日
高等学校における英語教育の現状・課題・今後の方向性(意見メモ)
佐々木正文
新学習指導要領による授業が実施されて1年余りが経つ。まだ全体的な成果は把握できないが、高等学校は学校の特徴も多様であり、生徒の習熟度の差も大きいことなどを踏まえながら、特徴的な現状や成果・課題等を挙げる。
成果
- 授業の変化
・コミュニケーションの場への変化
- 生徒の変化
・発話量の増加、発言・コミュニケーションへの意欲の向上
→中学校の指導の成果
・留学への意欲
- 教員の変化
・研修・授業改善への意欲
1~3の成果により言語活動の高度化(発表・討論・交渉)につなげられる可能性がある
- 学校の変化
・指導方法の研修、CAN-DO リスト等の設定を通しての意識統一、組織的指導
・他教科との連携推進→言語活動の充実
・国際理解教育の推進
課題
- 高等学校、生徒の多様性への対応
- 教員の意識改革
- 研修参加への環境
- 限られた時間での4技能の伸長
- 大学入試
- 教科書
今後の方向性
- 大学入試の改革
- 現職教員の研修制度整備
- 言語活動の高度化に向けた小中校の流れの明確化 異校種への理解
- 高校での習熟度が低い生徒の指導も含め高度な言語活動が指導できる新しい教員養成